「マーケティング」って日本語に訳すとなに?-HOME'S 1

渋谷のスクランブル交差点から見える広告。

なにやら間取りが書かれています。



よく見ると・・・


「マーケティング」って日本語に訳すとなに?-HOME'S 2


実はこれ、不動産のポータルサイト「HOME'S]を運営する会社の

キャンペーンです。



キャンペーンサイトはコチラ

正解すると、


六本木か青山の高級賃貸マンションに

2年間無料で住める権利


がもらえます!



このマンションに普通に契約した場合、家賃がなんと

49万円以上!!



渋谷の交差点での広告は残念ながら今日(15日)まで。

今後はサイト上でクイズを公開していくそうです。



こんな大規模な広告やキャンペーンは

一部の大企業にしかできないと思う方も多いでしょう。


しかし


誰に、どんなキャンペーンをするか


を考えることで、効果的な集客を行うことができます。




例えばこのクイズは


HOME'Sというポータルサイトの名前と

名探偵ホームズをかけたクイズを出すことで

人々の興味を引き、「HOME'S」という名前を覚えてもらう


ということが目的(のはず)です。



集客の基本は


新規のお客さんを獲得する

既存のお客さんに再度買ってもらう


大きく分けてこのふたつです。



キャンペーンだけではありません。


ホームページ、ブログ、カタログ、パンフレット

メルマガ、チラシ、DM、ポイントカード、新聞、テレビ・・・


宣伝方法には様々な方法がありますが

「誰に、どんな方法で」

を考えて作っているケースはそう多くありません。



やっぱりホームページくらい持っていないと・・・


とか


今どきDMなんて出しても効果ないよ



などという方がいますが、

目的がしっかりしていなければ

どんな方法を用いても期待したほどの効果が得られないでしょう。



広告費は削減しがちな経費ですが、

いくら使ってどれだけのお客さんを獲得したいのか

も考えると、使う手段が見えてくることもあります。



【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】



宣伝方法を考える時は

「誰に、どのように宣伝するか」

を考えましょう。

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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
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昨日の記事で、「もしドラ」に関することを書きました。


「もしドラ」はドラッガーの「マネジメント」という本の内容を

野球部の女子マネージャーが読んで実践するという話の中で

わかりやすく説明しています。


最近、古くから伝わるものを

わかりやすく書き直している本が多く出版されています。



スラムダンク論語/遠越 段
¥1,470
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こちらは漫画「スラムダンク」のシーンで

論語を解説している本です。


論語はこれまでにも数多くの現代語訳や解説書が出版されていますが

マンガで例えた本はこれが初ではないでしょうか。


これ以外にも

「スラムダンク勝利学」

「スラムダンク武士道」

のように、スラムダンクから何かを学ぼうという本はいろいろ出版されています。


超訳 ニーチェの言葉/著者不明
¥1,785
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そしてこちらはドイツの哲学者、ニーチェの言葉を解説したもの。


サッカー日本代表のキャプテン、長谷部選手が

W杯前にチームの調子が上がらず厳しく批判されていたときに

この本を読んで励まされたとテレビで紹介され、注目されています。




なぜ今、ドラッガーやニーチェ、孔子の論語が

このようにわかりやすい表現で出版されているのでしょうか。



ひとつは、変化の激しい時代だからこそ、

「昔から伝わる普遍的なものを知りたい」

というニーズがあるのではないでしょうか。


ビジネス書は毎月数多く出版されています。

テーマも多岐に渡り、内容も細かくなってきていますが

ドラッガーや論語に書かれていることは

その根源ともいえる部分です。



そしてふたつ目に、

現在のビジネス書はわかりやすさがとても重要になっているという点。


原文やただの解説書ではなく

身近なテーマに置き換えたり、小説に盛り込んだ本にすることで

読みやすく、わかりやすくなっています。



池上彰氏が言うように、

わかりやすく説明することが注目されていたり

出版業界の不況から、より多くの人に読んでもらえる内容に・・・

という、現在の社会情勢もその背景にあるでしょう。


今まで読んでみたいと思っていても

なかなか手が出せずにいた人も、

身近なテーマが題材になっていたりするので

とっつきやすさを感じているのではないでしょうか。



これらの本を読んだ人がドラッガーやニーチェに興味を持ち、

本来の本を読むきっかけになり

さまざまな形で影響が出てきて欲しいですね。


そして、もっと多くの分野で

もしドラのような「きっかけ作りになる本」が

出版されて欲しいとも思います。



【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】

専門的知識をわかりやすく解説することで

ハードルを低くし、深く知るためのきっかけを作る。


現在はそれを求めている人が多くいます。



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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
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ビジネス書のコーナーに

なぜ萌え系イラストの表紙が!?


と、以前から気になっていたこの本。

今や100万部突破の大ベストセラーです。


通称「もしドラ」、私も読みました。



筆者の岩崎氏は本業が放送作家ということで、

読んでいくに連れて盛り上がっていくストーリーの展開力はさすがの一言。



まだ読んでいない方もいると思いますので多くは語りませんが、

目次を見てみると


第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ


と書いてあるではありませんか。



「みなみ」とは、主人公の女の子の名前です。

本のタイトルの通り高校野球部の女子マネージャーで、

AKB48のメンバーの一人がモデルになっているんだそうです。



では、「もしドラ」の中で

マーケティングとはどんな位置づけになっているのでしょうか。



この第三章で、主人公のみなみは

監督、部員、マネージャーにヒアリングを実施します。



聞き出す内容は

現実、欲求、価値

の3つ。

どうして野球部に入部しようと思ったのか

今の野球部をどう思っているのか

野球部での活動を通じてどうなりたいのか



みなみはドラッガーの本を読み、

マネージャーとして野球部をマネジメントしていく前に

まず監督や部員にそれらを聞き出すことから始めました。



そして、みなみのこの行動のことを

マーケティングに取り組んだ

と目次で表現しています。



私は、みなみの行ったヒアリングは

想いの整理

だと思っています。



「もしドラ」の中では現実、欲求、価値という言葉で書かれていましたが


入部のきっかけ(=過去) → 価値

現状への感想(=現在) → 現実

今後どうなりたいのか(=未来) → 欲求


とも言い換えることができます。


自分のこれまでの経緯を振り返り、

現在の自分を見つめなおし、

将来のビジョンをハッキリさせる。


この行動を「マーケティング」という言葉で表現しています。



商品をどう売るか

名前を何にするか

価格をいくらにするか

どうやってプロモーションしていくか


などはすべてマーケティングの範疇になりますが、

それらはこの本でいうところの「現実、欲求、価値」に基づいているといえます。


自分(もしくは会社)の過去、現在、未来をもう一度考え直してみましょう。

そこで新しく気づいたことが商品やサービスの価値に繋がります。



あの人はいつもこんな態度だからこんな風に思っているに違いない


と自分が思っていても、

実際はそうではなかったということはよくあります。


長年連れ添っている夫婦でもそうなのですから。



【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】




マーケティングの第一歩は「想いの整理」から。

自分の現実、欲求、価値(過去、現在、未来)を

改めて考えてみましょう。


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