この記事では、青石ぽろみ記者が、
女性の新しい働き方委員会が主催する
『キャリアサバイバル塾』の内容をレポートします!
キャリアサバイバル塾は、社会人として活躍するために欠かせない“社会人基礎力”を、半年間かけて身につける講座になっています。
レポート記事まとめはこちら
女性の新しい働き方委員会主催
キャリアサバイバル塾
第11回目の講義では
『働きかけ力』を学びました!
講師は、稲垣佳美さんです!
働きかけ力は「前に踏み出す力~アクション~」に分類されます。
前に踏み出す力は一歩踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力のことを指します。
働きかけ力とは
社会人基礎力における働きかけ力とは、他人に働きかけまわりを巻き込む力と定義しています。
「やろうじゃないか!」と呼びかけ、目的にむかって周囲をまきこんでいくことです。
仕事はひとりではなく、同僚、協力者、取引先と一緒に協力しながら進めるもの。
また会社では、
・営業職は営業
・技術職は技術
といったように、社員一人一人にそれぞれ専門の役割があり、全員が持っている力を出し合って仕事を完遂させます。
仕事を進めるうえで、働きかけ力はとても大事な力です。
特にチームやプロジェクトをまとめる立場の人に求められます。
働きかけ力3つのポイント
①協力することの意味や必要性を伝える
単に「これやっておいて!」だけでは、相手が納得せず動かない。
また抽象的な指示では、思った通りの行動をしてくれない場合があるので、相手が納得できる理由を伝える。
②状況に応じて、効果的に巻き込むための手段を活用する
相手に依頼する際は
この人には電話で
この人にはネットで伝えよう
といったように、相手が動いてくれやすいベストな手段を選ぶ。
③目標を達成するパワーや熱意をもって働きかける
働きかける本人に、やる気がないと相手は動いてくれない。
「○○な理由で必要だから、××しよう!」といったように、意味を述べつつ熱意をもって働きかける。
人を動かす前提「リーダーシップ・信用と信頼」
リーダーシップに、カリスマ性や力は必要ありません。
「この人ならついていきたい!」と思うかどうかが重要です。
人を動かすためには、他者から信用と信頼を得ることが大切です。
・信用とは
過去の実績や成果
業績に対する評価
・信頼
人間性や本人の性質など
その人が今後頼りになるかどうか。
信用とは、過去に対して感じるものです。
「過去の実績がきちんとしているから大丈夫」と思えることですね。
信頼とは、未来に対して感じるものです。
「未来、この人に頼んで大丈夫だろう」と思われるのが、信頼がある状態です。
考えてみよう!自分はどんな人を信用信頼をする?
是非一緒に考えてみてください!
①自分がついていきたいと思うのは、どんな人ですか?
②自分はどんな人を“信用”しますか?
③自分がどんな人を“信頼”しますか?
受講生同士で、考えた内容を発表しました。
人が考えたことと自分が考えたことが、みなさん違いましたね。
信用信頼は、自分が思っていることを行いがちですが、部下や仕事仲間がどんな人を信用信頼するかは人それぞれということです。
周りの協力者がどんな人を信用信頼するか、ある程度おさえておくといいでしょう。
他者と目的や目標を共有する
①発信力を使って伝える
人を動かすときは、自分の考えと相手にどのように動いて欲しいかをしっかり伝えましょう。
これらをしっかり伝えるには『発信力』が必要です。
発信力とは、自分の考えをわかりやすく整理して、相手に理解してもらう技術のことです。
なんとなく頼むのではなく、5W1Hを使って相手が何をするべきなのか、理解しておくことが大切です。
②アサーティブコミュニケーションを使う
アサーティブコミュニケーション(アサーション)とは、自分の気持ちを明確に伝えるコミュニケーション方法です。
自分と相手の意見両方に敬意をはらいつつも、
自分が言いたいことを正直に表現するコミュニケーションスキルです。
アサーティブコミュニケーションのポイント
1)事実を伝える
2)素直な気持ちを伝える
3)提案する
発信力とアサーションのレポはこちら
https://ameblo.jp/santeplus/entry-12627986033.html
③役割と成果を明確にする
人を動かすときに
「なんとなくやっておいて」
「適当に・良い感じで!」
という抽象的な表現だと、相手に明確に伝わらず、混乱をよびます。
相手にはどんな役割をしてもらうのか
先々のことを伝え、相手のやる気と行動を引き出すことが大切です。
④受容と共感、そして傾聴
チームで人と一緒に仕事をする場合、
リーダーは傾聴スキルをつかって、コミュニケーションをとりましょう。
傾聴をするときは、安心してはなせる場所で話し手がはなしやすい雰囲気をだします。
服装や雰囲気などにも気を付けましょう。
傾聴力のレポはこちら
https://ameblo.jp/yoshimi29/entry-12610553569.html
受容と共感とは、
受容=相手を受け止めること
共感=相手の世界観まで受け止めて、信頼関係をうむこと
です。アサ―ションで相手の話を聴き、受容と共感を目指しましょう。
今回学んでいる働きかけ力は、日ごろの態度がものをいうと感じています。
普段の態度がひどいのに、自分がお願いしたいときだけ頼んでくる人のいう事を聞きたいとおもいますか?
主体性があり、信用信頼を寄せられる人についていきたいと思うのではないでしょうか。
ワーク1:自分の信用信頼を考えてみよう
ワークで自分のどんなところが信用・信頼されているのか考えてみましょう。
1)自分が人から”信用”されているところは?
2)自分が人から“信頼”されているところは?
信用と信頼がごちゃ混ぜになっていることがあります。
信用では、職務経歴書に書けるレベルまで落とし込むことが理想です。例えば、実績の数字を出すこと。
信頼では、“ジョハリの窓”で学んだ相手からのフィードバックを元に洗い出すと良いでしょう。
ジョハリの窓のレポはこちら
https://ameblo.jp/yoshimi29/entry-12618080425.html
相手からフィードバックをもらったら、メモをしてみましょう。
そのあとに、それが信用なのか信頼なのか振り分けていくことが大事です。
相手によって、信用(数字)を見るタイプもいれば、信頼(人柄など)を重要視するタイプもいます。
信用も信頼も、どちらも増やしていくことが望ましいですね。
ワーク2:相手を承認する
承認とは、単に褒めることではなく、相手を「認めていくこと」です。
相手の存在に気が付き、変化を見て相手に伝えます。
ポイントは“事実”を伝えることです。
例えば「○○さんは、こう変わって成長したね」といったように、事実を承認して伝えます。
このように承認することで、相手はあなたに安心を感じ、より話をきいてくれます。
ワーク
まわりの人で、何かをお願いしたい相手を一人決めましょう。
その人の強みを考えて、相手を承認し、お願い事を依頼してみましょう。
まとめ
目標や目的を達成するために「働きかけ力」をつかおう!
発信力とアサーティブコミュニケーションを使って、相手に考えを伝えよう
この人ならついていきたい!と思われるように信用と信頼をつけるための行動をしよう
何かをお願いするときは、相手を承認し安心感を持って話をきいてもらおう!
キャリアサバイバル塾での学びも、今回で11回目になり、次回の12回目で最終回となります。
最終回は『実行力』を学びます。
女性の新しい働き方委員会
ブログ:
https://ameblo.jp/hatarakikatakakumei/
YOUTUBE:
https://nakayama-academy.net/hatarakikata-youtube/
キャリアサバイバル詳細
講師紹介
代表・稲垣佳美
公式ブログ
(株)443 代表取締役
・相談業歴17年、ご相談件数は約1万件
・過去セミナー開催実績600回 受講生のべ約4000人
・140名のメンバーがいるオンラインサロン443倶楽部オーナー
・1000名参加の女性の新しい働き方委員会代表
・ビジネスコンサルとしてクライアント収益2倍〜5倍へ
・女性向け全国雑誌InRed(宝島社)に自分らしさコンサルタントとして記事掲載。
・その他キュレーションサイト等でコラム連載。
・大手企業にてブログセミナーや自己理解などの研修を実施。
・公立小学校中学校高校で講演実績あり
中山法子
公式ブログ
(株)中山アカデミー 代表取締役
・キャリアコンサルタント・メンタルヘルスカウンセラー実務経験18年
・法人カウンセリング・研修70社実施
・1級キャリア技能士(指導者資格)、産業カウンセラー資格保持
・資格教材年間1600個販売
武田かおり
公式ブログ
・104番号案内コールセンターにて、スーパーバイザーとして10年勤務
お客様相談(クレーム)・担当・内部監査員・コミュニケーター育成業務に従事
・クレーム対応総数5000件以上、月に100件以上
・相談業歴8年 現在までのクライアント数5000人以上
・過去セミナー実績 150回
・イギリスでのセミナー実績あり