この記事では、青石ぽろみ記者が、

女性の新しい働き方委員会が主催する

『キャリアサバイバル塾』の内容をレポートします!


キャリアサバイバル塾は、社会人として活躍するために欠かせない“社会人基礎力”を、半年間かけて身につける講座になっています。

 

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ぽろみ記者

女性の新しい働き方委員会主催の

キャリアサバイバル塾!

 

第5回目の講義は『発信力』を学びました!

 

講師は稲垣佳美さん・武田かおりさんです!

 

稲垣佳美さん

今回は発信力について学んでいきます。

 

発信力は、チームで働く力に必要な能力になります。

 

また前回までに学んできた、傾聴力や情況把握力も必要となる内容です。

 

これまで学んだ内容も使って、発信力を鍛えていきましょう!

 

発信力とは?

今回学ぶ発信力とは、

自分の意見をわかりやすく伝える力になります。

 

ですから、自分の言いたいことを一方的に伝えたり、相手が分からない用語で伝えたりすることは、発信力があるとはいえません。


 

例えば、自分の業界の専門用語は、営業先では使わないようにするなど、相手の理解度に配慮し、伝えることが大切です。

 

また、物事の全体像を理解することも、発信力に含まれます。

 

会議で話し合っているときは、何について話し合っているか把握し、テーマに沿った発言をしましょう。

 

発信力をつける行動

発信力をつけるための行動を知りましょう!

 

①誰に何を伝えるのかはっきりさせる

 

相手がどう受け止めるかを考え、発信するツール(電話・メール・SNSなど)に合わせて表現を変える。

 

②シンプルな表現をこころがける

 

簡単な言葉やシンプルな表現を使う。

 

所属しているチーム以外の人に専門用語を使うと、理解されないので気を付ける。(専門用語を使う場合は、補足を添える。)

 

また、イメージやグラフを活用する。

 

③見た目や話し方も大切にする

 

服装や声のトーンを意識する。

プレゼンテーションに行くのに、Tシャツにジーンズでは、何しに来たの?と誰も話をきいてくれない。

 

清潔感のある服装をし、背筋を伸ばしてはっきりと話すことまで含めて、発信力に含まれる。

 

 

ちなみに私は、ふだんの情報発信で、小学五年生から老人までわかる言葉を使うように意識しています。

 

通常では見かけない言葉、読めない漢字は使わないようにしていますよ。

 

発信の前に5W1Hをあきらかにしよう!

発信力とは、相手にわかりやすく伝える力だとお話してきました。

 

相手にわかりやすく伝えるためには、発信する前の段階で、“5W1H”に沿って話を整理し、ポイントをしぼってから伝えます。

 

5W1Hとは

When いつ

Where どこで

Who だれが

What なにを

Why なぜ

How どのように

 

“5W1H”がまとまっていないと、要領を得ない説明になり、相手の時間を奪ってしまいます。

 

5W1Hを使った表現方法では

最初に【いつ・どこで】を伝え、

次に【誰が・なにが】で結論を伝えます。

最後に【なぜ・どのように】で、結論を導いた理由を述べましょう。

 

講義では、ワークも行いました!

 

実際に5W1Hを使って、文章を作り、自分が楽しかったことを述べましたよ!

 

自己表現の4つのスタイルを理解し、アサーティブを目指そう!

武田かおりさん

次に、自己表現の4つのスタイルを理解していきましょう。

 

①おしん型(受け身型)

 

人と話すとき、自分の言いたいことを我慢する。

 

非主張的で、やりたくないことでもYESと言ってしまう。

受け身的な言動のあとは、諦めを感じたり、相手に恩着せがましい気持ちになったりする。

 

 

②あざとい型(作為的)

 

巧妙に相手を操作し、自分の思い通りに動かす。

 

相手の立場が弱ければ、陰口を言ったり八つ当たりしたりする。

 

 

③ぷんぷん型(攻撃型)

 

怒って強く言うことで、意見を押し通す。

 

人に自分の意見を押し付ける言動がある。

 

堂々としているようにみえるが、必要以上に威張ったり、強がったりする。

 

 

④アサーティブ(友好型)

 

自分も相手も大切にした自己表現。

 

自分の意見や気持ちを、明確に・その場にふさわしい方法で表現する。

 

 

以上の4つのスタイルがあります。

 

上司にはおしん型になってしまう。

家族にはぷんぷん型が出る。

…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ですので、みなさんどのタイプの自己表現もしたことがあると思うんですよね。

 

キャリアサバイバル塾では、

4つめの『アサーティブな自己表現』が出来るように心がけていきます。

 

 

アサーティブなコミュニケーションを行うと、

 

☑自分の気持ちを適切に表現できる!

☑相手の気持ちや意見を尊重できる!

☑異なる意見でも、互いが納得する結論を導き出せる!

 

といった効果が得られますよ。

 

アサーティブなコミュニケーションのポイント

では実際に、アサーティブなコミュニケーションとは、どのように行うか解説します。

 

①事実を伝える

“5W1H”を使って、事実を伝える

 

②Iメッセージで素直な気持ちを伝える

「私は○○と思います。」のように、【私】を主語にした“Iメッセージ”を使う。

 

※注意

「あの人が○○と言いました!」などは“YOUメッセージ”と言い、アサーティブコミュニケーションでは用いないようにする。

 

③提案する

自分のしてほしいことを肯定的な表現で伝える。

相手にとって受け入れやすいことを提案するのがコツ!

 

【ゴール】

自分と相手の希望、どちらも尊重し、

お互いが合意できるように、意見をすり合わせる。

 

 

アサーティブな自己表現をする際は、情況把握力や、傾聴力が役立ちます。

 

さっそく、ワークでアサーティブな自己表現を学んでみましょう!

 

ワーク:アサーティブコミュニケーション

今回の例題では、

こどもが部屋を散らかしている状況に対して、片付けてほしいことを伝えます。

 

「早く部屋を片付けなさい!」という言い方はせずに、アサーティブに伝えてみましょう。

 

 

講義では、受講生それぞれが、アサーティブな表現を発表しました!

 

ここでは、ぽろみ記者の発表した内容と、講師陣から頂いたアドバイスを抜粋します!

 

「○○ちゃん。

 

いつもはクローゼットにしまってあるはずの積み木が、テーブルの下に、10個も散らばっているね。

 

私は、お部屋が散らかっている感じがして嫌だな。

 

とりあえず、ごはんの前までに、おもちゃ箱にしまってもらっていいかな。できそう?」

 

稲垣さん

ぽろみさん、棒読みになってるよ!!

 

これはアサーティブ…

“友好的”なコミュニケーションです!

 

だから、言い方、話し方にも気を付けて!

 

あと「お部屋が散らかっているのが嫌だな」を、アサーティブに表現したらどうなる?

 

「きれいになると嬉しいな」ですね!

 

そう!

アサーティブでは、ネガティブな言葉(嫌だ・不快)でなく、ポジティブな言葉(快)を使います。

 

それと

「おもちゃ箱にしまってもらっていい?」

というのも、YOUメッセージと、命令になっているよ。

 

「しまってもらえたら嬉しいな!できそうかな?」ですね!

 

うーん…。

 

アサーティブに伝えるって、めちゃくちゃ難しい!!

 

無意識のうちに命令形になっていました。

 

普段からポジティブな言葉をつかい、慣れていく必要性も感じます💦

 

中山先生

今回は相手がこどもということで、難しい例題だったと思います。

 

アサーティブコミュニケーションって、

「なんでこんな回りくどいこと、私がいちいち言わなきゃいけないのよ!」と思いがちです。

 

また、これが職場となると、一段階でお願いが通らない可能性が出てきます。

 

例えば、こうしてもらえると嬉しい。と伝えたら、相手に断られる可能性も出てきますね。

 

その場合は、傾聴力を使い、相手がなぜ断ったのか聴いていくことが必要となります。

 

アサーティブコミュニケーションは時間がかかるし、使い始めは心がザワザワします。

 

しかし、日々積み重ねていくことで、相手が動いてくれるようになりますよ。

 

私たちは、つい自分のやりやすいコミュニケーションを使ってしまうし、

アサーティブしたら、次は傾聴っすか?みたいな気持ちにもなりますね。笑

 

いつも怒鳴っているなら、やさしく言ってみるとか、普段の生活から練習をはじめてみましょう。

 

ぽろみ記者

アサーティブコミュニケーションって、知識として知ってはいましたが

実際に発言をフィードバックしてもらう機会って、ほとんどないですよね。

 

今回、直接指導していただいて良かったです!!

 

まとめ!

今回は、チームワークのために発信力を鍛えました。内容をまとめます!

 

星5W1Hを使って意見を整理し、相手にわかりやすく伝えよう!

 

星会議などの際は、テーマの全体像を理解し、見た目や話し方も大切にしよう!

 

星アサーティブなコミュニケーションを心がけよう!

 

 

次回は

『ストレスコントロール力』を学びます!

 

キャリアサバイバル塾、三大要素である“チームで働く力”の最終回になります。

 

 

こちらもどうぞ!

9月20日(日)10時~開催

怒りのコントロール実践ワークショップ

9月20日(日)13時~開催

アサーション実践ワークショップ

https://ameblo.jp/yoshimi29/entry-12620614424.html

 

女性の新しい働き方委員会では、

今話題の怒りのコントールのワークショップと

アサーションという友好的な会話ができるようになるワークショップを開催します。

 

どちらも円滑なコミュニケーションに必要な力です。

 

家族、友達、職場でみんなから好意を持ってもらいたい、

人から好かれるようになりたい、

自分の意見をうまく伝えたい、

とういう方はぜひ参加してくださいね!

 

講師紹介

代表・稲垣佳美

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/yoshimi29

 

(株)443 代表取締役

・相談業歴17年、ご相談件数は約1万件

・過去セミナー開催実績600回 受講生のべ約4000人

・140名のメンバーがいるオンラインサロン443倶楽部オーナー

・1000名参加の女性の新しい働き方委員会代表

・ビジネスコンサルとしてクライアント収益2倍〜5倍へ

・女性向け全国雑誌InRed(宝島社)に自分らしさコンサルタントとして記事掲載。

・その他キュレーションサイト等でコラム連載。

・大手企業にてブログセミナーや自己理解などの研修を実施。

・公立小学校中学校高校で講演実績あり

 

中山法子

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/santeplus

 

(株)中山アカデミー 代表取締役

・キャリアコンサルタント・メンタルヘルスカウンセラー実務経験18年

・法人カウンセリング・研修70社実施

・1級キャリア技能士(指導者資格)、産業カウンセラー資格保持

・資格教材年間1600個販売

 

武田かおり

鉛筆公式ブログ

  http://kaoritakeda.com/

 

・104番号案内コールセンターにて、スーパーバイザーとして10年勤務

お客様相談(クレーム)・担当・内部監査員・コミュニケーター育成業務に従事

・クレーム対応総数5000件以上、月に100件以上

・相談業歴8年 現在までのクライアント数5000人以上

・過去セミナー実績 150回

・イギリスでのセミナー実績あり