この記事では、青石ぽろみ記者が、

女性の新しい働き方委員会が主催する

『キャリアサバイバル塾』の内容をレポートします!


キャリアサバイバル塾は、社会人として活躍するために欠かせない“社会人基礎力”を、半年間かけて身につける講座になっています。

 

クリップレポート記事まとめはこちら

ぽろみ記者

女性の新しい働き方委員会主催の、キャリアサバイバル塾!

 

第4回目の講義では規律性を学びました。

 

講師は稲垣佳美さん

ワークは中山法子さんが担当されました!

 

稲垣佳美さん

今回は、チームで働く力に必要な“規律性”を学んでいきます。

 

規律性とは?

今回学ぶ規律性とは、社会人基礎力というよりも“社会人マナー”です。

 

ですので規律といっても、ルールでガチガチに固められたものではなく、持っていて当たり前のものとして捉えてくださいね。

 

例えば、

・社内の規則を守る

・法律を守ること

・挨拶をする

・言葉遣いに気を付ける

・TPOを心がける

などです。

 

これらは皆さんが普段、社会人として当たり前に行っていることかと思います。

 

このような社会人マナーや一般常識を持っていないと、職場や地域社会の一員として受け入れてもらえません。

 

状況に合わせて、自分を律していきましょう!

 

規律性がなぜ必要なのか

組織には最低限のルールがあります。

ルールがあることで、私たちは業務などを円滑に進めることができます。

 

つまり、私たちの安心と安全を確保するためのルールなんですね。

 

ルールを守らないと業務に支障が出たり、安心に働けなくなったりしてしまいます。


規律性をつける行動

私たちが安心安全に働くために必要な規律性ですが、どのような行動を心がければいいでしょうか。

 

規律性を身につけるための行動は、4つあります。

(1)約束を守る

約束を守り継続することで、信頼関係を維持し、良好で円滑な活動ができる。

(2)ルールやマナーがなぜ必要か理解して行動する

マネジメントを行う立場では特に必要とされる。

ルールの必要性を理解していると、ルールの変更時にも応用できる。

(3)迷惑をかけたときに適切に対応する

どうしても約束を守れない場合は、謝罪し二度と同じことが繰り返されないように改善を行う。

(4)規律や礼儀が特に求められる場面で、失礼なく振る舞う

一般的なビジネスマナーや法律を適切に学ぶ。

わからない場合は、相手に敬意をもち、気遣いをしながら接していく。

 

中山法子先生

ビジネスシーンをはじめ、結婚式や葬式の場面でも、ルールを守ることが大切です。

 

しかし失礼のない振る舞いは、一朝一夕では身に付きません。

 

分からない場合は書籍で学んだり、ネットで調べたりしましょう。

 

規律性は大切なものですが、ルールをガチガチに決めてしまうと、窮屈になり力を発揮できない人も出てきます。

 

また、さまざまな事情で約束を守れない時もあります。

 

現在はコロナの影響もあり、社会のルールは短期的に変化していくため、柔軟に対応していくことが必要となります。

 

クリップキャリアサバイバル

 『柔軟性』のレポはこちら

https://ameblo.jp/yoshimi29/entry-12613383315.html

 

不文律(暗黙のきまり)について

これから扱う『不文律』とは、

お互いが暗黙のうちに守っている決まり事になります。

 

「郷に入っては郷に従え」といったことが、不文律に当てはまりますね。

 

例えば、

・ビジネスシーンでの上座下座

・身だしなみ

・名刺の渡し方

などです。

 

中には時代錯誤的な風習も残りますが、不文律を守ることで、自分を有利に運んでくれますよ。

 

また、地域などの不文律が分からない場合は、聞ける人に質問してみることも大事ですね。

 

アイドルのコンサートでも、不文律が存在します。

 

チケットの取り方、応援の仕方などに暗黙の了解があり、それらを守らないと白い目で見られます。

時には他のファンから、直接注意されることも…。

 

武田かおりさん

私が趣味で行っている釣りにも、不文律があります。

 

複数人で船に乗り、釣りをするとき、糸の号数を揃える必要があるんです。

 

みんなで一斉に釣り糸を落とすのですが、

一人だけ号数の違う太い糸を使うと、他の人の釣り糸に絡まってしまうんですね。

 

これは明文化されていないルールですが、

「タコ釣りのときは、当然〇号だよね~」といった雰囲気です。笑

 

それでは、ワークを通して

規律性への理解をさらに深めていきましょう!

 

正しい『報連相』のあり方

ワークに入る前に、今回の内容にもかなり関係してくる“報告連絡相談”について学んでいきます。

 

報告連絡相談は、いわゆる報連相(ほうれんそう)と呼ばれるものです。

 

仕事では必要不可欠な要素となっており、一人ひとりの正確な報連相により、

 

・コミュニケーションが良くなる

・トラブルが事前に防げる

 

等の効果があります。

 

現在では、上司の側に”報連相をいかにさせるか”といった内容の管理職研修が行われることもあります。

 

報連相は部下だけが行うものではないんですね。

 

改めて“報告連絡相談”の定義を確認しましょう。

 

・報告

上司や先輩から指示を受けた仕事の、進捗や結果を知らせること。

報告の目的は、自分の現状を知らせること。

 

報告を受けた上司は、進捗状況により指示の出し方を変えたり、進み方が間違っていれば、指示をしなおしたりする必要がある。

 

上差しポイント

管理する側は、報告してもらわなければ、部下の現状を把握できません。

自分勝手に物事を進めていないか確認するためにも、報告が必要です。

・連絡

自分の感情や意見を入れず、事実のみを伝えること。

ミスをしたことや休むことの情報共有も連絡のうちに入る。

 

上差しポイント

ミスをして上司に報告する際、慌ててしまい“自分の感情”を伝えていませんか?

連絡の際は、自分の感情ではなく“事実”を伝えるように心がけましょう。

・相談

個人的に判断に迷った時や決断できない時に、上司や周囲の関係者に意見を求めること。

 

上差しポイント

正しい相談の仕方は、

「A案とB案を考えたけれど、自分では決めきれません。どうしたらよいでしょうか」

とあらかじめ自分で考えておくことです。

 

ただやみくもに「これ分かんないです。どうしたら良いんですかね?」

というのは、相談ではありません。

気を付けましょう!

 

ワーク1:チームの仕事を通して規律性を考える

正しい報連相を踏まえたうえで、ワークに取り組んでいきましょう!

 

はじめのワークでは、チームの仕事を通して規律性(ルール)を考えていきます。

 

例題:

今キャリアサバイバル塾に集まっているメンバーは、新規事業のために集められたと仮定します。

 

稲垣プロジェクトリーダーのもと、新規事業でネコの文房具を開発する目的で、みなさんが各部署から集められました。

 

このチームがより機能して、一年後に成果を出すために、どんなルールを決めると良いでしょうか?

 

※成果とは、一年後に商品開発が終わり、商品が出来上がっている状態とします。

 

 

これは難しい例題です。

自分でルールを決める機会ってめったにありませんよね。

 

ヒントとしては、稲垣さんがリーダーで、みなさんが部下となります。

 

正解不正解がほぼ無いことですが、部下として成果を出し、リーダーがよりうまく動くためにはどうすればいいか考えてみましょう。

 

 

ぽろみ記者

みなさん、例題の状況下でどんなルールがあると良いか真剣に考え、結果を発表していきました!

 

キャリアサバイバル塾の受講生から、

こんなルールがあるといいのではないか、といった内容が発表されました!

 

・予算や期間を決める

・ネコのキャラクターを多数決で決める

・欠席連絡をまとめる係をつくる

・長期計画を共有する

・ロードマップを作成する

・進捗状況を誰もが見られる形で記録する

・議事録を取る

・販売するターゲット層をきめる

 

みなさんお疲れ様です!

人の意見の中にも、役に立つ内容があったんじゃないでしょうか。

 

他の意見を聞くことで、いろいろな視点が持てると思います。

 

ちなみに、みなさんから発表されていないルールでこんなものもあると良いんじゃないか、といったルールをご紹介します。

 

・中期、短期の進捗を確認する

 (3カ月、1週間ごとなど)

・稲垣リーダーがいなくても進められるよう、サブは誰にするかの役割分担を決める

 

参考にしてみてください。

 

このワークでは管理する人、リーダーの視点で考えることが大切になります。

 

ワーク2:社会のルールと人との約束を考える

二つ目のワークでは、

社会のルールと人との約束について考えてみたいと思います。

 

・明文化されている社会のルールと人との約束

・明文化されていない社会のルールと人との約束(不文律)

 

これらの具体例を考えて、それぞれ発表してみましょう。

 

キャリアサバイバル塾では、こんな内容が発表されました!

 

クリップ明文化されている社会のルール

・労働基準法

・マスクをしよう

・ごみの分別

・優先席

 

クリップ明文化されている人との約束

・契約書

・協会などの規則

・請求書

 

クリップ明文化されていない社会のルール(不文律)

・香典の金額

・ゴミ出しは朝何時からしてよいのか(地域によって違いあり)

・挨拶をする

 

クリップ明文化されていない人との約束(不文律)

・集会時の服装が決まっている

・田舎でのお葬式でお嫁さんの立ち回り方

・葬式の風習

 

自分の職場や周りのルールを話し合ってみると、新しい発見があるかもしれません。

また、ご家庭でも明文化されていないルールがあるかもしれませんね。

 

まとめ

キャリアサバイバル『規律性』で学んだことをまとめます!

 

星安心安全に働くために、明文化されたルールと不文律を理解しよう!

 

星一般的なビジネスマナーや法律を学び、失礼なく振る舞うことを目指そう!

 

星正しい報連相を行おう!

 

今回は、ワークで考える内容がたくさんあったと思います。

是非ご自身の周りのルールについて、今一度考えてみてくださいね。

 

次回は『発信力』を学んできます。

 

女性の新しい働き方委員会

ブログ:

https://ameblo.jp/hatarakikatakakumei/

YOUTUBE:

https://nakayama-academy.net/hatarakikata-youtube/

 

キャリアサバイバル詳細

https://peraichi.com/landing_pages/view/hatarakusurvival

 

講師紹介

代表・稲垣佳美

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/yoshimi29

 

(株)443 代表取締役

・相談業歴17年、ご相談件数は約1万件

・過去セミナー開催実績600回 受講生のべ約4000人

・140名のメンバーがいるオンラインサロン443倶楽部オーナー

・1000名参加の女性の新しい働き方委員会代表

・ビジネスコンサルとしてクライアント収益2倍〜5倍へ

・女性向け全国雑誌InRed(宝島社)に自分らしさコンサルタントとして記事掲載。

・その他キュレーションサイト等でコラム連載。

・大手企業にてブログセミナーや自己理解などの研修を実施。

・公立小学校中学校高校で講演実績あり

 

中山法子

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/santeplus

 

(株)中山アカデミー 代表取締役

・キャリアコンサルタント・メンタルヘルスカウンセラー実務経験18年

・法人カウンセリング・研修70社実施

・1級キャリア技能士(指導者資格)、産業カウンセラー資格保持

・資格教材年間1600個販売

 

武田かおり

鉛筆公式ブログ

  http://kaoritakeda.com/

 

・104番号案内コールセンターにて、スーパーバイザーとして10年勤務

お客様相談(クレーム)・担当・内部監査員・コミュニケーター育成業務に従事

・クレーム対応総数5000件以上、月に100件以上

・相談業歴8年 現在までのクライアント数5000人以上

・過去セミナー実績 150回

・イギリスでのセミナー実績あり