ぽろみ記者の潜入レポ!

 

この記事では、青石ぽろみ記者が、

女性の新しい働き方委員会が主催する

『キャリアサバイバル塾』の内容をレポートします!

 

キャリアサバイバル塾は、社会人として活躍するために欠かせない“社会人基礎力”を、半年間かけて身につける講座になっています。

 

女性の新しい働き方委員会

ブログ:

https://ameblo.jp/hatarakikatakakumei/

YOUTUBE:

https://nakayama-academy.net/hatarakikata-youtube/

 

キャリアサバイバル詳細

https://peraichi.com/landing_pages/view/hatarakusurvival

 

講座のレポは全12回となっています!

お見逃しなく!!

 

 

キャリアサバイバル塾

第一回目の講義のテーマは

『傾聴力!』

 

講師は、中山法子先生です。

中山先生

 

ぽろみ記者

社会人に必要な“傾聴力”とは?

ぽろみ記者も一緒に学んできました!

 

キャリアサバイバルとは~社会人基礎力の必要性~

 

中山先生

まず傾聴力の講義に入る前に、

キャリアサバイバル塾のテーマである『社会人基礎力』について理解しておきましょう。

 

人生100年時代となり、働く期間が長くなった今、社会から求められているのは、年代・ライフステージに合った総合力です。

 

もし会社の採用で、同じ能力をもつ20代と50代の二人がいたとしたら、人件費の安い20代を採用します。

 

 

つまり、何歳になっても働ける自分であるためには、

年齢に見合った社会人基礎力を身につけていることが大切なんですね。

 

 

社会人基礎力に必要なのは、大きくわけて三つの能力になります。

 

①『チームで働く力』

―多様な人々と目標に向けて協働する力。

 

②『考え抜く力』

―疑問を持ち、考え抜く力。

 

③『前に踏み出す力(アクション)』

―失敗しても粘り強く取り組む力。

 

今回学ぶ傾聴力は、

『チームで働く力』に必要なものです。

 

チームや組織は“目標”のためにある

そもそもチーム・組織とは何かというと

ある目標に向けて、多様な人々と協力する力のことです。

 

なので、逆を言えば

目標が達成されれば、そのチームは解散されます。

 

 

「チーム」と聞くと、女性は勘違いしやすいかもしれませんが、

チームは仲良しグループではありませんし、チームメンバーの好き嫌いにも関係がありません。

 

 

たとえ私のように、個人で起業をしていても、独りぼっちで仕事はできません。

 

事務の方がいたり、ブログの告知記事を書く方がいたりして仕事が成り立っています。

 

 

また、グループ内の協調のみにとどまらず、関係する人々とのネットワークを築くことも大切です。

 

たとえば、

「自分の部署の仕事がうまくいっていれば、ほかの部署のことはどうでもいいんだ。」

…といった態度は、部署単位でみればよいかもしれませんが、

会社単位で見た時にチームワークがあるとはいえませんね。

 

人的ネットワークをどんどん広げることが、仕事を呼び込むことにつながっていきますよ。

 

傾聴とはなんだろう?

さて『傾聴』という言葉を耳にしたことはありますか?

 

「きく」にも様々な種類があるんですよ。

 

①聞く(Hear)

受動的に、耳に入ってきた言葉や音を認識すること。

 

②訊く(Ask)

能動的に、自分が知りたいことについて尋ねること。

 

③聴く(Listen to)

能動的に聴くこと。

相手の感じていること・伝えたいことを理解しようと耳を傾けること。

 

今回学ぶ傾聴は、

③の聴く(Listen to)状態になります。

 

ちなみに産業カウンセラーの資格講座では、この『傾聴』をみっちり七か月間かけて行っています。

 

傾聴は、実はすごく難しいんですが、普段から意識することが大事です。

 

 

ちなみに、私たちが日ごろ行っているのは、②の訊く(Ask)が多いですね。

 

例えば、

「カオリちゃんなんで今日は黄色の洋服を着ているの?」

などです。笑

 

自分の興味があることについて、質問していますね。


講師の3人

カオリさん/稲垣さん/中山先生

 

傾聴では、どうやって「聴く」のか?

傾聴では、話し手が主体となって、自由に語っていきます。

 

そして、聞き手が話すのは二割だけ。

 

つまり、

話し手:聞き手=8:2

の割合で話してもらうんですね。

 

ダメな上司(聞き手)の例としては、

 

「どうした!武田!最近おまえ、元気がないじゃないか!…私が話を聞いてやろう!で、どうなんだ、黄色い服を着て…」

 

などと言って、聞き手がベラベラはなし始めると、話し手は全然言いたいことを言えなくなってしまいます。


 

傾聴でいちばん大切なことは、相手を否定しないことです。

 

相手が言い終わるまで聞き、

話の内容に対して「意見を言いたい…」と思っても、最後まで聞き続けることです。

 

ちなみに、相手に同調して

「わかる、わかる!私もそうだったよー!私はあの時さぁ…」と、話を自分にもっていくのもNGです。笑

 

稲垣佳美さん

ちなみに、これからはオンラインで、会話や面談をする機会も増えていきます。

 

オンラインでは、こちらの反応が相手に伝わりにくいですから、

お化粧、相槌などは、リアルより二割増しで行ってくださいね!

 

オンラインにおける反応を訓練することも、傾聴のあたらしいスタイルだと考えています。

 

傾聴の効果

話し手が主体となって語る、傾聴の効果としては、以下のようなものがあります。

 

・信頼関係ができる

・話し手の悩みや混乱を整理して沈静化できる。

・話し手が語る中で、自己理解や自己受容が深まる。

 

カウンセリングにおいては、傾聴することで、話し手が自己理解や自己受容までもできるんですね。

 

ビジネスシーンで、相手の話をカウンセリングのように毎日何時間も聞くのは難しいかと思います。

 

しかし、傾聴を意識することで、上下関係や横の関係がうまくいくようになります。

 

傾聴を実践!

それでは、いよいよ傾聴を実践していきます!

 

ワークでは「実践・聴くトレーニング」を行いました。

 

話し手と聞き手に分かれ、中山先生から与えられた、以下のシュチュエーションで、傾聴を実践していきます。

 

上差しシュチュエーション

同窓会に参加したところ、自慢話が多い相手(話し手)の隣になってしまった。

話し手は、東京の有名大学を卒業後、東証一部上場企業に勤めている。

 

この話し手の話をどう傾聴し、悩みを引き出していくか?


 

ちなみに、代表の稲垣さんであれば、

このようなシュチュエーションでどのように対応しますか?

 

私は、こういうシュチュエーションって結構あるんです。

 

有名大学を卒業したことや、大企業に勤めているという自慢話については、

「頑張ったよね。でも、苦労したこともあったでしょう。」と、ねぎらいの言葉をかけると思います。

 

そして「それで、今は何しているの?」と質問すると思います。

 

相手に興味を持つ態度を見せるかな。

 

さすが相談業ですね。

 

稲垣さんのように、何万件も相談を受けていると、

こう切り出す!というパターンも見えてくると思うんですが、このシュチュエーションって結構難しいんです。

 

相手が自慢するから嫌だな…。

などと思うかもしれませんが、

・ヒアリングで終わるのか

・相手の悩みを引き出して、傾聴までできるのか

で、話し手の今後が変わってくるかもしれません。

 

 

例えば、男性で自慢話はするけれど、

悩みは誰にも話せないタイプの人の場合、悩みを抱え込んで自殺することもありえます。

 

 

相手が話しかけてきたら、なにか話したいことがあるのかもしれない。

と、傾聴する姿勢を忘れないようにしましょう。

 

とくにビジネスシーンでは、そういった傾聴のチャンスを逃さないようにしたいですね。

 

※実際の講義では、他にもワークを行いました!

聞いていない会話、聴いている会話、聴いて理解する会話で、段階的に傾聴を体感していきました。

 

まとめ

傾聴とは、単に「おしゃべりする」ことではなく、相手の話に耳も心も傾けることなんですね。

 

おしゃべりは、楽しいとか世間話、コミュニケーションといった感覚で行っていますが、

傾聴とは、とても理性を使うものだと感じました。

 

傾聴は、頷きや相槌をおくるだけではなく、

相手に話しやすい雰囲気を与えたり、話した内容を要約して伝えかえしたりと、なかなか奥深いものなんです。

 

 

傾聴は一回の練習で、うまくできるようになるものではありません。

 

しかし、普段から相手が話しやすいような表情や雰囲気を出すなど

非言語コミュニケーションを心がけるところから始めていきましょう。


 

女性の新しい働き方委員会・講師紹介

代表・稲垣佳美

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/yoshimi29

 

(株)443 代表取締役

・相談業歴17年、ご相談件数は約1万件

・過去セミナー開催実績600回 受講生のべ約4000人

・140名のメンバーがいるオンラインサロン443倶楽部オーナー

・1000名参加の女性の新しい働き方委員会代表

・ビジネスコンサルとしてクライアント収益2倍〜5倍へ

・女性向け全国雑誌InRed(宝島社)に自分らしさコンサルタントとして記事掲載。

・その他キュレーションサイト等でコラム連載。

・大手企業にてブログセミナーや自己理解などの研修を実施。

・公立小学校中学校高校で講演実績あり

 

中山法子

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/santeplus

 

(株)中山アカデミー 代表取締役

・キャリアコンサルタント・メンタルヘルスカウンセラー実務経験18年

・法人カウンセリング・研修70社実施

・1級キャリア技能士(指導者資格)、産業カウンセラー資格保持

・資格教材年間1600個販売

 

武田かおり

鉛筆公式ブログ

  http://kaoritakeda.com/

 

・104番号案内コールセンターにて、スーパーバイザーとして10年勤務

お客様相談(クレーム)・担当・内部監査員・コミュニケーター育成業務に従事

・クレーム対応総数5000件以上、月に100件以上

・相談業歴8年 現在までのクライアント数5000人以上

・過去セミナー実績 150回

・イギリスでのセミナー実績あり