今回は消費者に関する調査ネタ。
インターネットコムと goo リサーチが実施した「早朝の過ごし方に関する調査」によると、
休日の主な起床時間で最も多かったのは、「午前7時~8時」(25.4%)だったとのこと。
調査結果はこちら
この調査はなかなか面白いと思うのですが、
もう少し深堀した結果を見てみたいところです。
休日に早起き(午前6時以前に起床!)をしている理由として、
「1日の準備をするから」「健康にいいから」「食事を作るから」
という回答が高かったとのことですが、これって何か、高齢層や主婦っぽい感じです。
年齢を重ねると否応なしに早起きになったり、
子どものために朝食を作らなければならなかったりするわけですから、
まぁ当り前の結果かも知れません。
未婚の若年層や、既婚でも子どものいない層に絞ると、
高齢層とは違った結果が見えてくるかも知れません。
おそらく休日の起床時間は平均的に遅いでしょう。
その中でも早起きをする層がいるかも知れません。
彼ら(彼女ら)が何のために早起きしているのか、早起きして何をしているのか、
を分析してみると、「朝活」の実態のヒントが見えてくるかも知れません。
まぁ、そこまで深堀するにはサンプル数が足りなそうですが。
調査結果を読むには、必ず仮説や視点が必要です。
調査をやったから面白い結果が得られる、ということはなかなか無いと思います。
さて、明日は早起きしてみようかな。
今日は久々にオモシロ広告のご紹介。
雑誌広告って、新聞広告やTVCMに比べて、
特定の趣味・嗜好を持つ人にリーチしやすいメディアなわけですが、
今日紹介する広告は、まさに雑誌ならではのナイスアイデアだと思います。
CUPRAという自動車の広告ですが、
これを両手で雑誌を広げるように持つと・・・
こうなるんです!
まるで自分が運転席にいてハンドルを握っているような感覚になります。
素晴らしいアイデアですね。
ところで自動車の広告は、
自動車の颯爽と走る姿を撮影した広告よりも、
運転席から流れる風景を流したほうが効果的だ、という話を聞いたことがあります。
運転席からの景色を見せることで、広告を見た消費者は「自分ごと」に感じるんだそうです。
この雑誌広告が、どんな雑誌に掲載されているのかは分かりませんが、
自動車専門誌だとしたら、自動車の購入を考えている読者も多いでしょうから、
この「自分ごとにする」広告は、効果的かも知れません。
雑誌広告って、新聞広告やTVCMに比べて、
特定の趣味・嗜好を持つ人にリーチしやすいメディアなわけですが、
今日紹介する広告は、まさに雑誌ならではのナイスアイデアだと思います。
CUPRAという自動車の広告ですが、
これを両手で雑誌を広げるように持つと・・・
こうなるんです!
まるで自分が運転席にいてハンドルを握っているような感覚になります。
素晴らしいアイデアですね。
ところで自動車の広告は、
自動車の颯爽と走る姿を撮影した広告よりも、
運転席から流れる風景を流したほうが効果的だ、という話を聞いたことがあります。
運転席からの景色を見せることで、広告を見た消費者は「自分ごと」に感じるんだそうです。
この雑誌広告が、どんな雑誌に掲載されているのかは分かりませんが、
自動車専門誌だとしたら、自動車の購入を考えている読者も多いでしょうから、
この「自分ごとにする」広告は、効果的かも知れません。
久々にアンケート調査について、“ある意味”ケースとして使いたい好例です。
http://gain-www.com/release/digram_20120416.pdf
アンケート調査を勉強する方にとっては、非常に勉強になりますので、
私が感じるポイントを書かせていただきます。
「仕事に不満を持っている」 = 「転職予備軍」?
このレポートは、全体に渡って、「転職予備軍」についてまとめられています。
ですが、ここで言う「転職予備軍」とは、
現在の勤め先に不満を感じている人を指しているようです。
「不満を感じている人」=「転職予備軍」とは、やや飛躍している感じがします。
職場に満足していても転職する人は沢山いますし、
不満を感じていても転職は一切考えていない人だっています。
つまりこの後の調査結果は、「仕事に不満を持っている人に関する調査」と捉えたほうが良さそうです。
さて、「仕事に不満を持っている人」は、
全体と比べて、男性が多く、40代、50代が多く、
全体と比べて、未婚、単身者が多いようです。ふむふむ。
~ 因果関係の存在するか ~
このレポートではコメントが多々記載されていますが、
実際のデータから読み取れることなのか、注意が必要です。
その1、転職予備軍(=仕事に不満のある人)は喫煙者とお酒好きが多い。
一瞬、「へぇ」と思うかもしれませんが、おそらくこれは、
「仕事に不満があるから」生まれた結果ではない可能性があります。
喫煙状況やお酒の嗜好と、仕事への不満。少なくとも直接的な関係はなさそうですね。
これは、先ほど書きましたが、
転職予備軍(=仕事に不満がある人)は、そもそも男性、そして40、50代が多いです。
少なくとも、喫煙率や飲酒率は、年齢が上がるほど高くなる傾向にあります。
つまり、仕事への不満は、喫煙や飲酒に起因しているわけではなく、
男性や、40、50代が多い人たちの集まりなので、こういう結果になっているという視点が必要です。
これと同じことですが、こんなコメントも。
「転職予備軍の好きなアニメはルパン三世、ドラゴンボール、ガンダム」
賢い皆さんはお気づきですね。
先ほどと同じく、「職場に不満がある/ない」の違いではなく、
これは、男性、40代、50代が多いことによる違いの可能性が高いです。
ついでにもう一つ。
「勤め先に満足している人はペットを飼っている人が多い」
これはどうでしょうか。
これも直接的な因果関係があるとは思えませんね。
ではこの結果はどこから来るか。
実は先ほどの結果でありましたが、
「転職予備軍(=職場に不満がある人)」は、全体に比べて単身者が多いのです。
ペットは単身者より家族と住んでいるほうが、飼育率は高いでしょう。
それが反映されているものと考えられます。
このレポートでは結論として、
転職予備軍を救う方法として、「ペットを飼う」という提案をしていますが、
この調査結果からは、「ペットを飼うこと」と「職場への不満感」に因果関係は読み取れません。
つまり、ペットを飼っても職場への不満は特に変わることはないでしょう。
もちろん、ペットには癒し、リラックスの効果があると思いますので、
ペットを飼う事で、心の余裕が生まれ、仕事もうまくいき不満が無くなる、という可能性は
あるでしょう。
ただそれは、この調査結果から言えるものではない、ということです。
この事例からの教訓は、
因果関係が考えづらい2つの事象(例えば、「ドラゴンボール」と「職場への不満」)を
掛け合わせて集計(いわゆるクロス集計)するべきではない、ということです。
アンケート調査は非常に有用ですが、
データの取り方、集計の仕方、解釈の仕方には注意が必要なんです。
アンケート調査やマーケティングリサーチについて勉強したい方は、
下記がお勧めです。課題別に事例も多く載っている良著です。

http://gain-www.com/release/digram_20120416.pdf
アンケート調査を勉強する方にとっては、非常に勉強になりますので、
私が感じるポイントを書かせていただきます。
「仕事に不満を持っている」 = 「転職予備軍」?
このレポートは、全体に渡って、「転職予備軍」についてまとめられています。
ですが、ここで言う「転職予備軍」とは、
現在の勤め先に不満を感じている人を指しているようです。
「不満を感じている人」=「転職予備軍」とは、やや飛躍している感じがします。
職場に満足していても転職する人は沢山いますし、
不満を感じていても転職は一切考えていない人だっています。
つまりこの後の調査結果は、「仕事に不満を持っている人に関する調査」と捉えたほうが良さそうです。
さて、「仕事に不満を持っている人」は、
全体と比べて、男性が多く、40代、50代が多く、
全体と比べて、未婚、単身者が多いようです。ふむふむ。
~ 因果関係の存在するか ~
このレポートではコメントが多々記載されていますが、
実際のデータから読み取れることなのか、注意が必要です。
その1、転職予備軍(=仕事に不満のある人)は喫煙者とお酒好きが多い。
一瞬、「へぇ」と思うかもしれませんが、おそらくこれは、
「仕事に不満があるから」生まれた結果ではない可能性があります。
喫煙状況やお酒の嗜好と、仕事への不満。少なくとも直接的な関係はなさそうですね。
これは、先ほど書きましたが、
転職予備軍(=仕事に不満がある人)は、そもそも男性、そして40、50代が多いです。
少なくとも、喫煙率や飲酒率は、年齢が上がるほど高くなる傾向にあります。
つまり、仕事への不満は、喫煙や飲酒に起因しているわけではなく、
男性や、40、50代が多い人たちの集まりなので、こういう結果になっているという視点が必要です。
これと同じことですが、こんなコメントも。
「転職予備軍の好きなアニメはルパン三世、ドラゴンボール、ガンダム」
賢い皆さんはお気づきですね。
先ほどと同じく、「職場に不満がある/ない」の違いではなく、
これは、男性、40代、50代が多いことによる違いの可能性が高いです。
ついでにもう一つ。
「勤め先に満足している人はペットを飼っている人が多い」
これはどうでしょうか。
これも直接的な因果関係があるとは思えませんね。
ではこの結果はどこから来るか。
実は先ほどの結果でありましたが、
「転職予備軍(=職場に不満がある人)」は、全体に比べて単身者が多いのです。
ペットは単身者より家族と住んでいるほうが、飼育率は高いでしょう。
それが反映されているものと考えられます。
このレポートでは結論として、
転職予備軍を救う方法として、「ペットを飼う」という提案をしていますが、
この調査結果からは、「ペットを飼うこと」と「職場への不満感」に因果関係は読み取れません。
つまり、ペットを飼っても職場への不満は特に変わることはないでしょう。
もちろん、ペットには癒し、リラックスの効果があると思いますので、
ペットを飼う事で、心の余裕が生まれ、仕事もうまくいき不満が無くなる、という可能性は
あるでしょう。
ただそれは、この調査結果から言えるものではない、ということです。
この事例からの教訓は、
因果関係が考えづらい2つの事象(例えば、「ドラゴンボール」と「職場への不満」)を
掛け合わせて集計(いわゆるクロス集計)するべきではない、ということです。
アンケート調査は非常に有用ですが、
データの取り方、集計の仕方、解釈の仕方には注意が必要なんです。
アンケート調査やマーケティングリサーチについて勉強したい方は、
下記がお勧めです。課題別に事例も多く載っている良著です。
![]() | 新品価格 |








