クライアントの方とお話していると、よく感じることがあります。
ほとんどの人にとって「仕事」=「課題の解決」だと思います。どんな業種であれ。
普段、何気なく、「今の課題は○○だ」、だとか、
「その課題を解決するために・・・」 とか、会話している人が多いと思いますが、
「漠然とし過ぎているな」と感じることが多々あります。
たとえば、
「ブランドAの売上が下がっていることが課題だ」
というのは、漠然な課題の典型です。
ブランドAの売上を上げるために何をすればいいか、全然匂い立ってきません。
では、タイトルの通り、分解してみましょう。
例えば、「売上」は、「購入した人数」と「購入した一人当りの購入金額」に分解できます。
仮に、「購入した人数」は減っておらず、「購入した一人当りの購入金額」が減っているとします。
すると、ユーザーが居なくなってしまったわけではなく、
一人当りの金額が減ってしまったことが課題だということになります。
さらに、「購入した一人当りの購入金額」は、「購入した一人当りの購入個数」と「単価」に分解されます。
仮に、「購入した一人当りの購入個数」は減っておらず、「単価」が下落しているとします。
すると実は、ブランドAの売上が落ちているのは、顧客が離れてしまったわけではなく、
ただ単価の下落によるものだということが分かります。
このように要因分解を繰り返していくと、どんどん本質に近い課題に迫っていくことができ、
解決のための具体的な仮説も立てられるようになります。
実際には、価格下落の実態も、どこのエリアで、どの製品ラインで落ちているのか、
など更なる分解をしていくことも出来るわけです。
これは非常に分かりやすい事例で書きましたが、
様々な場面でかなり使える考え方です。
特に、何が数字(売上、経費、時間、工数、在庫、欠品率、不良品発生率など)に変化がある場合には、
たいてい、何かしら要因分解できることがほとんどです。
トヨタの何故を5回繰り返せ、というのがありますが、
これと組み合わせると、強力な武器です。
データで分解できるうちは、分解して、分解して、をオススメします。
これ以上分解出来なくなったところで、何故?を繰り返すのです。
こうやって課題の本質が見えると、仕事の質もスピードも、向上しますよ。
トヨタ方式から生まれた生き残るスタートアップのマネジメント手法
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