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マーケター・たにくんのブログ

マーケティング小言。

新入社員

財団法人日本生産性本部が毎年実施している「新入社員 春の意識調査」によると、

「今の会社に一生勤めたい」が1997年の調査開始以来、

過去最高の60.1%
という結果になったとのこと。


忠誠

調査結果全文はこちら

同様の調査結果は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施した、

「2012年度新入社員意識調査」にも現れていますので、

ほぼ間違いなく起きている変化なのでしょう。


忠誠2


まさに安定志向への変化を示す結果かと思います。

この結果は、今の景気や今後の経済動向の見通しが関係していると考えられます。


家計消費についても言えることですが、昨年の東日本大震災以降、

「堅実・身の丈」といった意識が強く芽生えるようになっており、

そういった意識背景から、働き方も「堅実」を求める傾向がさらに強まっているのではないでしょうか。




とはいえ、同じ会社で働き続けることが、「堅実」という時代は、

もう終わりを迎えているといって、間違いないと思います。


日本の人口、過去最大の減少でも書きましたが、

これからの時代は、「今の会社で働き続けること」が良い戦略(生き方)ではないと思います。


上の日本生産性本部の調査は、3月下旬から4月に行われており、

まだ具体的に仕事をしていない、新入社員たち、と認識すべきです。

仕事を通じ、会社や仕事の実態や、社会の構造や、自分がやりたいことが見えてきた先に、

また違ったことを考える人が多くなるものと思います。

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accident


ここのところ、自動車が歩行者の列に突っ込む、バスが高速の壁に激突する、

といった悲惨な事故が立て続けに起きていますね。

私なりに感じることを少し書いてみたいと思います。


実は、交通事故発生件数、負傷者数、死者数は、ここ5年ほど下がり続けています。

(参考)http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6820.html

それでも、年間6000人もの人が、交通事故により命を落としています。

もし命は助かったとしても、後遺症が残るようなケガを負った方を含めれば、

もっと被害者は多くなります。


統計データで確認したわけでは無いのですが、

無免許運転や、居眠り運転、は事故原因として大きな問題だと思います。

では、無免許運転や居眠り運転を無くす方法はあるのでしょうか。


私は、常々、人間は弱い、と思っている人間ですので、

心がけや、注意喚起で問題が解決するのは難しいと思います。

そういう意味も含めて、私はテクノロジーに期待をしています。



例えば、センサーの技術は、日々進歩を続けています。

予め登録をしておけば、重さや体重のかけ方、座り方などによって、

そのシートに誰が座っているか、個人の識別は、技術的には可能です。

例えば、そういったセンサー技術を利用し、運転免許証を車に差し込んで、

運転席に座っている人と合致しない場合は、エンジンがかからない、という仕組み
は、

実現可能だと思います。


飲酒運転も同様に、悲惨な事故原因の一つだと思いますが、

検問などで使われるアルコール検知の技術を、車自体に搭載することも可能で、

アルコールが検知された場合には、エンジンがかからない、という仕組み
も、

取り組みの事例としては、見たことがあります。


また、技術的なものでなくても、仕組みによる解決も考えられます。

以前に、鉄道業界の関係者から、運転手の居眠り防止策として、

一定のタイミングでボタンを押し、ボタンが押されないことでアラームを出す、

という仕組み
がある、という話を聞いたことがあります。


こうした技術・テクノロジーや、仕組みにより、交通事故が減っていくことを望みます。


ただし、こうした技術や仕組みは、一般化することで社会的な課題も解決につながるわけですから、

法整備や、業界団体による推進も必要になってくるでしょう。

こういった課題に取り組む社会企業家やNPO団体があれば、ぜひ協力をしたいなと思います。


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nude

義足の陸上女子で、パラリンピック日本代表の中西麻耶(26)選手が、ヌード写真集を発売しました。

彼女のオフィシャルウェブサイトでも、紹介されています。

中西麻耶オフィシャルウェブサイト

なぜ彼女はこのような思い切ったことをしたのでしょうか。

実は、このようなヌード写真を出しているのは、中西選手に限りません。

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↑シドニー五輪前にオーストラリア女子サッカー代表のヌード写真集。

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↑こちらはスペイン女子サッカーチーム


彼女たちが共通してヌードカレンダーを出している理由は、

ほとんどの場合、資金調達です。


多くのスポーツ選手は、練習や大会参加のための資金に問題を抱えています。

企業がスポンサーについてくれる選手はほんの一部に過ぎません。

最近のニュースでも、ロンドン五輪 男子マラソン日本代表の藤原新選手が、

ニコニコ動画で1000万円集めた、というニュースが流れました。

藤原選手は、所属がフリーのため、活動資金を自ら稼ぎ出す必要があるのです。

そこで今回、1か月525円を支払う、ニコニコ動画のプレミアム会員に支援を呼びかけ、

先着2万人の会費が活動費用に充てられることになったという次第です。


藤原選手は一時期「公務員ランナー」川内優輝選手との代表争いで知名度も上がったため、

こうした活動がうまくいく結果となりましたが、

多くのスポーツ選手にとっては、やはり資金調達は大きな壁となっているようです。


少し話が変わりますが、 It'sMyPlayというスポーツ選手のためのSNSがあります。

自分の競技中の動画や、経歴のアップや、他のスポーツ選手を検索・ヘッドハントでき、

アマチュアアスリートのためのセルフブランディングサービスとして役に立っています。


例えばこうしたサイトを通じて、自分が応援したい選手の支援(金銭的、物理的)が出来るような

仕組みを作ることが出来るかもしれません。

アスリートは、支援してもらえるように、自分の競技に対する想いなどを掲載することで、

資金調達を募るわけです。

こうしたスポーツ選手を支援する、プラットフォームを作れないでしょうか。


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