こんにちは、杉浦由佳です。
衆議院の解散総選挙、始まりましたね。
それで、
その前に放送されたMBS(毎日放送系)の番組が、
本当にひどかった。
2026年1月21日、情報番組『よんチャンTV』で、
衆議院選挙を前にした特集が放送されました。
この番組の中で、
有権者が投票先を考えるための「判断軸」として、
政党を2つに分類して紹介していたんです。
それが、ひどいのなんの。
「優しくて穏やかな日本」を目指す政党として、
中道改革連合、国民民主党、日本共産党、れいわ新選組。
「強くてこわい日本」を目指す政党として、
自由民主党、日本維新の会、参政党。
この分類を、下記の画像つきで紹介していたんです。
ちなみに、この分類は、
元TBS記者の武田一顕氏がしたそうです。
それを放送後、
日本維新の会と参政党の代表がXで抗議し、
SNSでも「偏向報道だ!」としてかなり炎上しました。番組は放送終了直前に、
「誤解を招く表現があった」として
訂正と謝罪を行っています。
いやいや、
「誤解」とかいうレベルじゃないでしょ、これ。
これを見て、私が最初に思ったこと。
「判断軸」と言いながら、
実際にやっているのは、
「感情語による誘導」ですよね。
「優しい」「穏やか」
「強い」「こわい」
これ、政治の政策や国家の方向性を考えるときに
使う言葉でしょうか。
違いますよね?
どちらかというと、
難しい話を幼稚園生に説明するときに、
めちゃくちゃ単純化して使う言葉に近い。
つまり、この表現の裏側には、
「テレビを見ている視聴者は、
これくらい単純化しないと、わからないだろう」
(幼稚園語くらいに)
という前提が、うっすら透けて見えるんです。
これ、かなり失礼だと思いませんか。
しかも、この「判断軸」。
複数の専門家で議論した結果でもなければ、
政策を横並びで比較した結果でもありません。
一人の元テレビ記者の「見立て」です。
それを、あたかも中立で
分かりやすい基準であるかのように提示する。
ここで、私はかなり呆れました。
さらに、もう一つ。
この二択を見たとき、
どちらを選ばせたいか。
考えなくても、分かります。
「優しくて穏やか」
「強くてこわい」
この言葉を並べられて、
後者を前向きに選ぶ人がどれだけいるでしょうか。
つまりこれは、
説明ではなく、構図そのものが結論を含んでいる。
だから私は、これは報道というより、
印象操作だと感じました。
いわゆる「偏向報道」と言われても、
仕方がない内容だったと思います。
今回のケースは、
表現があからさまだった分、気づきやすかった。
でも、本当に厄介なのは、
もっと論理的で、もっと丁寧で、
一見すると「ちゃんとして見える」誘導です。
テレビや新聞には、そっちの方が、ずっと多い。
私自身、昔はテレビの報道番組や新聞は、
信頼できるものだと思っていました。
でも、注意して見ていくうちに、
言葉の選び方、切り取り方、並べ方ひとつで、
いくらでも印象は作れるんだな、
ということに気づきました。
これから私たちは、
選挙に行って、投票しますよね。
だからこそ、
「わかりやすい」
「親切そう」
「判断軸を示してくれている」
そう見えるものほど、
一度、立ち止まって考えたほうがいい。
これは、考えるための材料なのか。
それとも、考えた気にさせるためのラベルなのか。
一つの情報だけを信じず、
いくつかの視点を見比べて、
自分なりに判断する。
面倒でも、遠回りでも、
結局それしかないんだと思います。
少なくとも私は、もう
「テレビが言っているから」「新聞に書いてあったから」
という理由だけでは、安心できなくなっています。
あなたは、どう思う?
P.S
この話は、どちら側の政党を支持するか
という話ではありません。
言葉の使い方と、情報の渡され方についての話です。
