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こんにちは、
杉浦由佳です。


今日はGWのお話。

 

久しぶりに今年のGWは

映画館で映画を見ました。


『レジェンド&バタフライ』です。


実はわたし、戦国時代の話が大好きなんです。


ありきたりかもですが、
いちばん好きな戦国武将は織田信長。


「信長」が登場するとなると、
映画はもちろん、アニメやマンガ、小説も
気になって、見てしまいます。


『レジェンド&バタフライ』は、
信長をキムタクが演じるということで
公開前からかなり話題になっていて、
とても気になっていました。


で、どうだったかというと、
いい意味で、これまでの信長像を
ぶっ壊してくれましたね。


信長というと、
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」
という言葉があるように
短気で気性が荒いイメージがありますよね。


鉄砲をいち早く戦に取り入れたり、
身分に関係なく、成果を出した人を評価したり、
「天下統一」というビジョンを打ち出したり、
他の大名にはない革新性を持っている。


そして、比叡山延暦寺の焼き討ちでは
女性や子どもまで虐殺してしまうような、
周りが震え上がるほど、
冷酷で恐ろしい面がある。


圧倒的なカリスマがある人物として
描かれることが多いですよね。


ですが、この映画の信長は違っていました。


大きな野望を持っていたわけでもなく、
強くて賢い妻の濃姫にはっぱをかけられて
天下人という立場に上っていく、
という物語です。


有名な桶狭間の戦いの奇襲作戦は、
圧倒的な戦力の差に追い詰められ、
すっかり諦めかけてしまう。


そこを濃姫がカツをいれて、
気持ちを奮い立たせて考え出した、という
斬新なストーリーでした。


その後、戦に勝ち進んで、
天下統一が近くなると、
これまで大勢の人間の命を奪ってきたことに
心が追い詰められ、悪夢にうなされます。


罪の意識に目覚め、
自分がこれまでしてきたことに疑問を抱く姿は、
わたしたち現代人の感覚で、
自然に共感できるものでした。


敵の首を取ることが手柄となり、
武勇の誉れになる戦国時代の社会は、
現代の私たちにとっては、異常ですよね。


何千、何万という人々を
自身の判断で死なせるなんて、
この上ない悪行です。


罪の深さに耐えられなくなるほうが
共感できます。


つまり、私たち現代人が
共感できるようなエピソードに
編成されていました。


そういった意味で、
この映画の信長には、これまでとは違う、
人間らしい魅力がありました。


カリスマ性がある人というのは
強烈な魅力がある一方で、
自分とは違う、別世界の人という
距離感も抱かせます。


人が共感し、励まされるのは
自分と同じ弱さを持ちながら、
それを乗り越えて成長し、
偉大な人物となっていくストーリーです。


あなたも、偉大な人も
何も変わらない、同じ人間なんだ。


そう思わせられることで、
感動と、「自分も頑張っていこう」
という震えるような気持ちを抱く。


弱さを見せることを
カッコ悪いと感じるかもしれませんが、
そんなことはありません。


完璧な人間なんて、いないんです。


知性や能力の高さ、実績といった、
周りから「すごい」と思われることだけではなく
「弱さ」も見せることで
人間味が出て、魅力が増すんですよ。
 

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