昨日朝、関西方面の地震のニュース、、
最近、私の住む関東でも千葉県沖でのスロースリップによる群発地震が懸念されており、、
ひとごととは思えず、非常に心配です。。
今回の地震で被害に遭われた皆様へお悔やみ申し上げるとともに、いち早く復旧される事をお祈り申し上げます。
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『洲崎パラダイス 赤信号』
さて、
近頃、色々と日本の映画や戦後の風俗等、調べモノをしていた所、見つけて、とても気になっていた作品。。
ゆうべ☝Amazonビデオ(有料)で観賞しました。
◇ 1956年作品
監督 : 川島 雄三
原作 : 芝木 好子
主演 : 新珠 三千代、三橋 達也、轟 夕起子、芦川いづみ、河津 清三郎、小沢 昭一
〈簡単なあらすじ〉
東京・勝鬨橋、
親から結婚を反対され、栃木の田舎から上京してきた蔦枝(新珠 三千代)と義治(三橋 達也)は、仕事も住む宛てもなく、困り果てていた。
仕方なくバスに乗り込み向かった先は、蔦枝が以前働いていて土地勘のある歓楽街「洲崎パラダイス」だった。
二人は、入口アーチ前の橋沿いにある呑み屋「千草」の女中募集の貼り紙を見て店に入った。
蔦枝は、女将のお徳(轟 夕起子)に頼み込み、この「千草」で働く事になったが、義治までは雇えないと、お徳が翌日近所に職探しをして蕎麦屋の出前の仕事を見つけて来た。義治は蔦枝と離れたくなかったが、自棄になりその蕎麦屋で働く事にした。
その蕎麦屋には何かと面倒見のよい玉子(芦川 いづみ)が働いており、、次第にその仕事に慣れていくが、、
ある日、蔦枝は実家への送金をする為、義治に金の工面を頼むが、働いたばかりで給料の前借り等出来ないと断られてしまう。
すると、甲斐性の無い義治に見切りを付け、羽振りのいい「千草」の常連客・落合(河津 清三郎)に囲われ店まで出て行ってしまった。。
その事実を知った義治は蔦枝を追い掛ける様に、落合が経営する電器店がある神田(秋葉原)界隈を探し回るが、結局、蔦枝は見つからなかった。
あまりに節操の無い蔦枝に嫌気が差したお徳は、義治に蔦枝の事を忘れて、堅気の玉子と付き合う様、説得するが、、、
離れ離れになった蔦枝と義治、
果たして二人の行く末はどうなるのか……
………………
(★ネタばらします❗)
昭和三十年代前半、、売春防止法施行前、
東京江東地区の東陽町辺りに存在した色街「洲崎パラダイス」に行き着いた男女と、そこに生きる人々の人生ドラマ。
節操の無い女と甲斐性の無い男……
この二人は何故?離れていても磁石の様に引き寄せられ、、くっついてしまうのか、、?
腐れ縁、、
体が余程合うという事か。。?
「千草」に泊まる、二人の寝床でのやりとりでその想像は容易につくが、、
男と女は一筋縄ではいかない事を、この作品は、これでもか!と教えてくれる。。
そして、
この二人と異なるラブストーリーも並行して展開する、、
「千草」の女将・お徳、、四年前、浮気相手の女と出奔してしまった旦那・伝七(植村 謙二郎)
の帰りを子供二人を抱えながら、いつまでも待っている。。
「千草」の常連で生真面目な青年・信夫(牧 真介)が、騙されて色街で働かされたという娘・初江(津田 朝子)を救おうと肩入れしていく。。
義治に親身になり世話を焼いていた玉子の心情等、あの「パラダイス」に関わりながらも皆、超が付く程の善人だが、、
結末はどれも、、切ない。。
そして、ある事件をきっかけに再び目が覚めモトサヤに修まる二人。。
ラストシーン、
オープニングの勝鬨橋に戻るが、、
二人とも変わらず冴えない表情、、から
足元のみの描写へ、二人の表情は見えない、
そして最後に駆け出し躍動(?)するが、、
それも明るい未来でなく、虚勢にしか写らなかった………
………
『洲崎パラダイス』
赤信号!この橋渡るべからず。。
深入り厳禁!気を付けましょう………
それでも……甘い誘惑に男は負ける。。(泣)
★★★
………………………
【川島 雄三】監督自身のお気に入り作品との事ですが、、どのシーンを観ても背景を上手く取り入れた巧みな映像、シーンの繋ぎやカメラワークが、とにかく素晴らしい!
善人が不幸せになる結末等、川島監督のシニカルな一面が垣間見れる作品でした。。
【新珠 三千代】さんは、本作で初の悪女役を演じられたとの事。。いゃあ~巧い方です。。ずっと、なんだこの女は!(`ヘ´)と怒りつつも、、あの色香ある美貌に負けてしまうのであろう、、男ってやつあよ~(>_<)
ですが、、やはり【芦川 いづみ】さんこそ理想の女性です👍ホント可愛らしくて、、面倒見が良すぎる❗
⬆この、物思いにふけるシーン、可哀想でなりませんでした。。「苦労するのは女ばかり…」
【轟 夕起子】さん、、とてもいい女優さんです!
出奔した夫を待ち続け、、戻るとすぐに受け入れてしまう、女の儚さが、、辛い。。
そして、
コミックリリーフとして存在感が溢れていた【小沢 昭一】さん!偉そうに先輩ぶってみせる所や甲高い歌声🎵
ギスギスした男女関係が繰り広げられる中で唯一、ほっとします(^_^)v
………………………
いつもの余談⬇
後半、蔦枝と信夫との橋の上での会話で、
「きっと吉原か鳩の街でも行ったんでしよ!」
この「鳩の街」とは、、
墨田区東向島の一角にある地なんですが、、
お詳しい方はご存知の通り売春防止法が施行されるまで存在した「赤線地帯」。
私が二十代の頃働いていた会社がこの「鳩の街」の先にあり、現在も名称として残る「鳩の街商店街」(当時は鳩の街商栄会だった様な…)を毎日通り、出勤していた事を思い出しました。
当時の名残を感じさせる建物が多く残っていましたが、、今はどうなんだろうか?
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