『2018年 ☆映画マイベストテン』


初めに、、
私がこのアメブロで「映画レビュー」ジャンルを選択したのが、今年の3月頃からでしたが、
それまではシングルファザーの他愛もない出来事等を不定期に綴っていたりしましたが、、訳あって(苦笑)昨年後半に体調を崩し、大袈裟ですが…‥自分を見つめ直す機会が出来た事で、昔から大好きだった映画の感想等を真面目に書いてみようと、チャレンジしてみました。。

諸先輩方のレビューを拝読する度に、、
自分の稚拙な文章と浅過ぎる知識に限界を感じる日々ではありましたが、ヨクヨク考えれば、まずは自分が楽しむ事が一番と思い、出来る限り好き勝手に書こうと決心して、今に至りますm(__)m

皆様からのお心遣いで、いただいた「いいね」やコメントに励まされ、何とか年を越すまで続ける事が出来ました。。

一年の感謝と共に、僭越ながら私からも2018年の「映画マイベストテン」を発表させていただきますm(__)m


◇ 第一位
『カメラを止めるな!』


・口コミから噂が拡がり、異例のロングラン上映となるエピソードからして正にサクセス・ストーリー!お陰様で天の邪鬼な私も公開から凡そ五ヶ月後に鑑賞しましたが、ゾンビ&ホラー映画系が苦手な私は最初は恐る恐るで、、表題通りのノーカットの冒頭シーンでは逃げ出したくなりましたが。。「ビビって、笑って、泣け!」の三段逆スライド方式(?)に、ひたすら目がウロコとなり、不覚にも(笑)大感動してしまいました。役者の方々もほぼ、初めて観た方々ばかりでしたが、、全員がイキイキと個々の魅力を発揮している所等、監督の気概を強く感じました。低予算だろうがエンターテインメント&超絶メイキングムービーなこの作品を、オモイキって第一位にポンッ/(笑)

★★★★
……‥…‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第二位
『スリー・ビルボード』


・アカデミー作品賞にもノミネートされた作品。(主演女優賞、助演男優賞を受賞)
娘を殺された母親が、その理不尽に立ち向かおうとしながらも、避けられない自分の理不尽と対峙するジレンマ。いがみ合い憎しみあったモノ同士が分かり合えた時、最後に下した決断は?この主人公に共感するのは難しいが…‥いつも後悔と不安を抱えて生きている自分にとって、酷く心に響いた作品でした。

★★★★
……‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第三位
『バッド・ジーニアス/危険な天才たち』


・タイ映画は恥ずかしながら生まれて初めて観ましたm(__)m、中国で起きた入試カンニング事件を元に作られた作品との事で題材からしてドキドキモノなのは想像していましたが、オープニングからストーリーの組み立ても面白く、特に、クールな秀才娘、おっとり系のカワイコちゃん、真面目で硬派な苦学生、セレブ育ちのナンパ野郎の若き四人の主人公による迫真の「目の演技」は、より緊迫感を増幅させ、素晴らしかった!イメージ以上にシリアスな作品でした。

★★★☆
……‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第四位
『ボヘミアン・ラプソディ』


・空前の大ブームとなった音楽映画!【クィーン】の音楽の素晴らしさと、大スター故の苦悩に満ちた人生を全うしたフレディ・マーキュリーという不世出の天才の物語に感動せずにはいられなかった。とにかく「ライブエイド」のシーンは圧巻で、あの臨場感を再現出来た事で、映画館がライブコンサート化する等、未来へ新たな可能性を見いだせたという功績は、映画界にとっても大きな収穫であったと思います。
 

★★★☆
……‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第五位
『日日是好日』


・【樹木 希林】さんの遺作。
「頭で考えず、自然と慣らす」茶道のあまりの奥深さに敬服しました。樹木さんの、ほのぼのと優しいイントネーションから発する一語一句を、季節の音と共にゆっくり咀嚼しながら聞き入れると、汚れきった自分が浄化されていく様な清々しさが残った。淡々と粛々と不思議な感覚を味わえる作品でした。

★★★☆
……‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第六位
『ビューティフル・デイ』


・少年期に受けた虐待や戦地での様々な体験によるトラウマに苛まれ続ける退役軍人。行方不明者の捜索を請け負い生計を立てるその男へ、ある政治家からの依頼は、売春組織に拉致された娘の奪還だった…‥深い闇に堕ちたこの少女を救えるか?フィルム・ノワール的な作風でフラッシュバックが随所に散りばめられる、難解な作品でしたが、とにかく【ホアキン・フェニックス】と少女役の【エカテリーナ・サムソノフ】の存在に圧倒されてしまった。所々、設定が『タクシー・ドライバー』に寄せてる感もあり、凝った映像等、個人的には好みでしたが、好き嫌いはハッキリする作品だと思います。

★★★☆

……‥…‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第七位
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』


・【ライ・クーダー】のプロデュースにより発掘される形となったキューバンミュージックのレジェンド達の人生と、世界的に成功して行く様子をドキュメントした、2000年公開作品の続編。当時のミュージシャン達は殆どが他界しており、残された数名と新たなサポートメンバーによる最後のツアーの模様と、故人達を追悼するシーンを中心に描かれている、涙なくしては観れない作品でした。


★★★☆
……‥…‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第八位
『エリック・クラプトン~12小節の人生』


・若くして「神」とまで云われたギタリスト【エリック・クラプトン】の真実を、12小節に凝縮したドキュメント作品。。不運な境遇、親友の妻への愛情、アルコール・ドラッグへの依存、愛息の死、数えきれない程の痛みを味わった男の安息の地は、やはりギターだった。
長年のファンとして、純粋に深く感動した作品でした。


★★★
……‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥

◇ 第九位
『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』


・自称『男はつらいよ』フリークとしては、外せない、【山田 洋次】監督の王道ホームコメディの第三弾!お馴染みの面々が繰り拡げる、妻を無下に扱うと痛い目に遭いますよ!と言う警告的な作品。後半は正に『男はつらいよ』で寅さんと家族たちの、あの「NGワード」のパターンを踏襲した素晴らしい丁々発止のコメディ合戦!大いに笑い・泣いた作品!


★★★
……‥…‥…‥…‥…‥…‥

第十位
『名前』


『名前』を偽り、嘘を重ねる男は、別れた妻に未練を残し空虚な毎日を送っている。
母子家庭の女子高生は、水商売の母とは生活が真逆の寂しい毎日を過ごしている。偶然の勘違いから始まり、出会った親子程歳の違う二人は次第にお互いを依存し合って行く。。
孤独な二人の失われた時間を埋め合わせるかの様に物語は進むが…‥サスペンス要素を含む後半の展開には唸りました!
上映館数も少なく情報も殆んど無かった作品でしたが、、このアメブロで情報を得て鑑賞する事が出来ました。


★★★

◎○●◎○●◎○●◎○●◎○●

因みに、、少しズレてるかも知れませんが、 アカデミー作品賞の『シェイプ・オブ・ウォーター』、カンヌ国際映画祭パルムドールの『万引き家族』は共にランク外…‥

また、実際の所、鑑賞した作品全てのレビューを書けず、twitterだけで済ませてしまった事も多々ありました。。

中々、映画館での鑑賞が厳しかった時期もあり、本年公開作品を、沢山観れた訳ではありませんでした。。予告編を観て興味を持った『判決、ふたつの希望』や、リドリー・スコット監督の『ゲティ家の身代金』、レディー・ガガでリメイクした『アリー スター誕生』等、未見に終わってしまった話題作もありました。。

音楽映画が多数ランキングしていて、偏った結果にはなりましたが、、その辺は多目にみて下さい(笑) m(__)m


皆様の2018年は如何でしたでしょうか?

この、アメブロを通じて映画好きの方々とこうして出会う事が出来て、共感したり・勉強させていただいたりの一喜一憂の日々が、私にとっては、何事にも代えがたい財産になったと思っています。

本年は大変お世話になりました。
これからも宜しくお願い申し上げます。

来たる、2019年も素晴らしい映画に出逢えます様に🙏

よいお年をお迎え下さいませm(__)m