※ 別のブログで2月10日に投稿した記事ですm(__)m…映画ネタはこちらへ引っ越しします。


【理不尽】


とにかく理不尽!


なにせ、出演者全てが理不尽なのだ。。が


いがみ合いながらも、


只一つの悪事に向き合い、、


いつしか育まれる儚き調和…


『スリー・ビルボード』





米南部ミズーリ州の片田舎の町で起きた、

レイプ殺人事件、、


被害者の母が、中々進まない捜査に

業を煮やし引き起こす行動が、

次々と周囲を巻き込み其々が、

深い傷を負ってしまう…


誰が味方で?誰が敵か?


非常にデリケートな題材の犯罪ドラマの筈だが、、予期せぬ展開と随所にユーモアをちりばめ、、間延びせず、決して飽きさせない演出には脱帽m(__)m


監督&脚本は【マーティン・マクドナー】

今回、初めて彼の作品を見たが、、他の作品も見てみたくなるほど、その世界観にドッぷりしてしまった🎵


主演【フランシス・マクドーマンド】というと『ファーゴ』の印象が強く、、コーエン兄弟の作品?かと錯覚してしまいそうだったが、、

本来、娘を亡くした被害者側の悲哀と憎しみ、娘に対する後悔の念等に共感すべき所が、、

この女性の自我ともとれる不器用な行動には共感しづらい面が多々ある……と思わせる微妙な役柄を見事に演じている。


また、【ウディ・ハレルソン】ら、脇を固める役者達の枯れ(?)具合も素晴らしく、キャスティングの妙が、作品をより秀逸なモノにしています。


差し詰め、理不尽大将・ディクソンを演じる【サム・ロックウェル】の演技には注目して欲しい‼


この3人の看板役者💡(スリー・ビルボード)にGood Job👍


人は時に、理解し難い理不尽を他へ振り撒いて生きている。

頑なに、自我を誇示し続け、一人ぼっちで生きるのも個人の自由だが、、

どれだけ傷つけ・傷つけられ、後悔しようとも

「ありがとう」の一言から、

分かち合える日が来るかも知れない。。


この歳になったからか、、

そんな人間関係が身に染みてしまい。。

ジ~~んと来る( ;∀;)


そんな作品でした❗


同世代の方へお薦めの映画です🎵


・劇中歌、ジョーンバエズが唄う『オールドディキシーダウン』は、【ザ・バンド】のカバー曲、、

彼らの解散コンサートをドキュメントした映画『ラストワルツ』(監督 マーティン・スコセッシ)でも代表曲の一つとして演奏されていた🎵

個人的に大好きな曲なんですが、、

この曲を淡々と流す当たりが憎いね❗❗


※ゴールデングローブ賞作品賞受賞作


アカデミー賞での結果や如何に!?


m(__)m


長くなってしまったので、喉が渇いた(^o^;)

今日は何故か?

「オレンジジュース」が飲みたい❗