『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ ★アディオス』

遂に日本公開となり、早速、観に行って来ました!

上映館数が少なくて、びっくりしましたが……
日比谷シャンテまで行って参りました。

それにしても、、
今年は「音楽映画」がめじろ押しで!
『ラストワルツ』のリバイバルから➡
『エリック・クラプトン12小節の人生』や➡
『ボヘミアン・ラプソディー』等々、、

本作もしかり、絶対映画館で観るべき作品❗
楽しみが尽きませんね☝






◇ 2017年作品
製作総指揮 : ヴィム・ヴェンダース 他
監督 : ルーシー・ウォーカー
出演 : イブライム・フェレール、ルベーン・ゴンザレス、オマーラ・ポルトゥンド、コンパイ・セグンド、エリアデス・オチョア、バルバリート・トーレス、マニュエル・ミラバール、ファン・デ・マルコス・ゴンザレス、ライ・クーダー


〈簡単に解説m(__)m〉

ヴィム・ヴェンダース監督・2000年日本公開の、キューバの老練ミュージシャンによる音楽ドキュメンタリー『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の続編となる本作『★アディオス』
2015~16年に行われた最後の世界ツアーを中心に、既に他界したメンバー達の追悼が込められた作品。

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アフリカやスペインの民俗音楽をベースにアメリカのジャズ等をフュージョンさせた、キューバ音楽「ソン」については、、前作に於てその素晴らしさが、世界中で広く認められましたが、

幾つになっても、病に伏しても、、続ける。
彼らのミュージシャン魂には脱帽します。

そこには生活の為、等という当たり前の現実とは乖離した何かが間違いなく存在する。。

彼等は、キューバ全国民の代表としての誇りを持ち、可能性を信じ、次世代への平和の架け橋となる様、演奏を続けて来たのだと思います。

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御年90歳の【コンパイ・セグンド】は、ギターのチューニングが、狂ってると指摘されても、合わせようともしなかったり、頑固爺さんでみんなが困り果てている図は、何とも微笑ましいのだが、、やはり、このメンバーをまとめるのは大変だったんですね!。。バンマスの【ファン・デ・マルコス・ゴンザレス】の苦悩が伺い知れます。。(笑)

それでも、このコンパイ爺さんm(__)mいい事言うんですよね!
「長生きしたけりゃ、何事もやり過ぎないこと!」なるほど☝

最高に、イケてる洒落たお爺ちゃんでした!


【ルベーン・ゴンザレス】は、ジャズの巨匠と云われるレジェンド達と並ぶ、キューバの偉大なピアニスト。(完全私感ですm(__)m)
前作のレビューでも確か、書きましたが、、、独特のキューバンなリズム感と憂いのあるソフトな音色等、心に染み入ります。。
そして最期に、演奏する姿には涙が溢れました。。


【イブライム・フェレール】
この人の歌に関しては、もはや評論する事すら馬鹿らしく思えますが、、悲哀に満ちた叫びや優しく呟くかの様な美声は正に魂の声!
息を引き取る4日前まで、ステージに立ち続けたその心意気は、、一時期、大変な貧困に喘ぎ、歌をも憎んでしまっていた時代に対する償いだったのだろうか?
最後まで歌い続けられた事は、彼にとって本望だったと思います。


この三人を含め、当時のオリジナルメンバーの多くは既に他界していました。。

残ったメンバー【エリアデス・オチョア】【バルバリート・トーレス】【マニュエル・ミラバール】等が、孫ほど若い新メンバーを従えて、アメリカへ「アディオスツアー」に出向くが、その途中、キューバとの「国交正常化」の一環として当時のオバマ大統領の待つホワイトハウスへ招かれ、演奏を披露する等。。両国にとって、歴史的に感慨深い出来事であっただろう。

中心メンバーであったイブライムやコンパイが居ない寂しさもありますが、、今も現役で頑張っている「ディーバ」【オマーラ・ポルトゥンド】は、ホントに素敵で、声量は多少落ちていてもその声の美しさは昔と全く変わらなかった事には、驚きと感動しかない!
「キューバのサラ・ヴオーン」もとい!
「サラがアメリカのオマーラさ!」に納得👍


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この作品が、今、公開された意味は?

時代は一瞬にして変わる。。
アメリカ「オバマ大統領」の尽力により、キューバとの国交正常化は、急速に進むものと思われていたが、、
先の大統領選で共和党の勝利により「トランプ大統領」政権が誕生した。。

現在は振りだしに戻されてしまった感のある、、この問題、どうなって行くのか……?

それでも「音楽だけは変わらない!」と、、
この先駆者達は口々に語り続けるだろう。
★★★★
GRACIAS  Y  ADIOS