先日、友達に誘われ東京ドームに野球観戦に行った息子、、帰って来るなり開口一番!
ゲレーロ選手のホームランが、
【吉永 小百合】さんに当たった❗と……
ちょうど、それまでこの『伊豆の踊子』を観ていたので、、あまりの偶然に驚き、、
吉永さん野球見に来てたの?怪我は無さそうか?等と聞くと・・
「何、言ってんの?」と呆れ顔で、、
JR東日本の【吉永 小百合】さんの大きな看板に当たったとの事。。
で、一安心(笑)
そんな取って付けた様な、、
小ネタを挟みつつ、、
本来、私の年代であれば【山口 百恵】さんバージョンが、宜しいのでしょうがm(__)m
敢えて【吉永 小百合】さんでいかせていただきますm(__)m
◇ 1963年作品
監督 : 西河 克己
原作 : 川端 康成
主演 : 吉永 小百合、高橋 英樹、大坂 志郎、浪花 千栄子、堀 恭子、南田 洋子、十朱 幸代、宇野 重吉、浜田 光夫
〈簡単なあらすじ〉
大学教授の川崎(宇野 重吉)は、生徒(浜田 光夫)から学生結婚の相談をされるが、相手の女性はダンサーだと聞き、その娘を見ると、、
その昔、40年前の伊豆でのある出来事を思い出したのであった。。
エリート高等学生・川崎(高橋 英樹)は、伊豆で一人旅をしている最中、天城の峠で旅芸人の一行に出会った。
大島から来たその一行は母・お芳(浪花 千栄子)、娘・千代(堀 恭子)、娘婿・英吉(大坂 志郎)、英吉の妹・薫(吉永 小百合)、雇いの踊子・百合子の5人だが、、
川崎は、まだ16歳の踊子・薫の事が気にかかり、薫もまた、川崎の事が気になって仕方がない。
あてどのない旅をする川崎は、英吉からの誘いを受け、この旅芸人達と下田までの旅に同行することになった。
そして、二人の淡い恋の物語が始まる、、
………………………………
(※ ネタバレあります (__))
【川端康成】氏の、代表作とされる本作は、御本人の経験を元に執筆された、ほぼノンフィクションとの事。
以前記事にした『古都』 と比べると、、
青春恋愛劇になっていて、主人公の心理描写等、想像に難くない作品になっています。
将来を嘱望されるエリート学生と田舎育ちの旅芸人の踊子との分不相応の恋愛。
葛藤する娘とその旅芸人一家、、
若い踊子にとっては、純情一途な恋愛であったが、、学生にとってはどうであったのか?
旅芸人一行を宿へ招待した時のアタフタする姿や、五目ならべをしている時の薫への視線を見れば、純真さは明解かも知れませんが……
身分の違いや多少の金を持ち合わせ、薫を買うこともやぶさかではない立場にある学生は、煽る大人達の助言に、、生娘である薫に対する、性的な独占欲が妄想として夢にまで現れ混乱してしまう、、
それを察知してか?薫の兄の英吉が、事あるごとに、この学生に関わり気配りする事で、学生に恩情を持たせ、薫と間違いを起こさぬ様に守ったとも思えます。(個人的私感ですm(__)m)
そして、別れを告げに行ったあと、、
薫が飛ばした折り鶴を、自室に持ち帰り、
手で握り潰し捨てるシーンに、、
東京に帰り、学生の本分である勉学に励むと言う決心が見え、、やむ無く薫を諦めねばならないと言う心情も伝わる。。
原作には無い、40年後の現代でのオープニングとラストシーンで、大学教授となった川崎の郷愁と後悔の念が見られる。。
彼にとっても、、薫と同様に純粋な恋心であったのだと思います。
伊豆での一時の出来事が、
切なくも美しい、、忘れ難い思い出になったと…
………………
本作の時代設定である大正時代は、身分社会がまだ根付いていた頃で、旅芸人や酌婦(酒客のお酌だけで無く売春もする)等は身分が低く、酷い差別を受けている事も劇中で描かれています。
峠の茶屋でのシーンでは、
エリート学生と旅芸人とのもてなし方のあまりの違いに違和感を覚えたが、、そんな事がフツーな時代だったんですね。。
………………………
まだ16歳の生娘が、一目惚れしてしまうのも仕方ない程に川崎役の【高橋 英樹】さんのイケメン男前ぶりが眩しく羨ましいばかりでした!
踊子・薫役の【吉永 小百合】さんは、お芳の厳しい監視がありながらも、川崎への恋心を隠せず一直線な所が、初々しくて可愛いが、、ひと度、踊りを始めると、不思議と秘めた色気があり、男としては堪らなくなるだろう…m(__)m
当時18歳の吉永さんが演じる、薫の二面性は、とても魅力的でした❗
また、
お芳役【浪花 千栄子】さんも、旅芸人としての表の顔、時折見せる薄情で貪欲な裏の顔を見せリーダーシップを譲らない強い女を見事に演じられています。
息子役の【大坂 志郎】さんは、学生への憧れを内に秘めた、気の優しい兄で、一行のいさかいを上手く納めます。お座敷芸の達者ぶりにも感心しましたが、数多くの作品に出演されていたお馴染みの方で、どの役柄でも人の良さが滲み出てしまう役者さんでした。私的には『パパと呼ばないで』のお父さんが一番です!
英吉の妻・千代役の【堀 恭子】さん、、二度の流産の不幸があり、かなりクタビレているが…髪を触る気だるい仕草等、薫には無いリアルな大人の色気のある女性でした。本作で初めて知った女優さんですが、台詞が少く残念でした……
ワンシーンのみの出演だった【十朱 幸代】さん、薫と同い年ながら病床に伏す酌婦役で、既に死期が近づいていると言うショッキングな役柄でした。
同じく酌婦役の【南田 洋子】さんの、やさぐれ感もハンパ無く名演でした。
⬆お二人とも、薄幸な役柄ながら、とにかくお若く美しくて見惚れました❗❗
m(__)m
本作を観て、忘れていた若き日の不器用でドギマギしてしまう様な恋愛経験を、思い出させてくれました。。★★★
私の場合は、、後悔の念ばかり( ;∀;)
………………………
いつもの余談⬇
『ブラタモリ』で「天城越え編」を見てからの鑑賞だったので、あの旧天城トンネルや九十九折り等のリアルな風景がこの映画でも沢山観れて感動しました❗
いつか、この天城峠を、
あなた(?)と越えてみたい!(苦笑)

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