夏休みの工作 | Wind Walker

Wind Walker

ネイティブアメリカンフルート奏者、Mark Akixaの日常と非日常

 

竹でインディアンフルートを作る静岡県でのワークショップに参加してきました。

 

先生は、何年か前の合同発表会でギターを弾いていたHIROさん。

 

HIRO先生初めてのワークショップだったのにいろいろ変則的な注文をつけてしまい大変そうでしたが、通常のインディアンフルートの運指とは異なる7つ穴の竹笛が完成しました。

 

 

思えば私が最初に聴いたインディアンフルートはセドナで演奏活動していたジェシー・カルーさんでしたが、ジェシーさんは竹でインディアンフルートを自分で作って演奏されていたのです。

 

ジェシー・カルーさん

 

 

演奏があまりに素晴らしかったのと竹で作ったという親近感から、コンサート後に「作り方を教えて欲しい」と言ってみたら「明日、家においで」と言ってくれて、次の日に作り方や必要な道具などを惜しげもなく教えてくれました。

 

ただ写真でご覧のように、ジェシーさんは変わった形の竹を見つけてきてフルートを作っていたので普通のまっすぐな竹で作ると見栄えが素朴すぎたのと、木のフルートに比べると音がかなり小さかったので、せっかく習ったのに数本作ってやめてしまいました。

 

 

さて、それから20年以上の月日が流れ、再び竹のフルートを作る機会が巡ってこようとは。

 

HIROさんはインディアンフルート作りを始めてまだ1年ちょっとだそうですが、既にかなりの経験とノウハウを身につけていて私も知らなかったことばかりでした。

 

正直なところ作っている最中に自分はやっぱり笛よりも曲を作る方が向いているなとは思ってしまったのですが(笑)、楽器って演奏しているだけでは分からない、作ってみて初めて気づくことがたくさんあって、まだまだ奥深い世界だなぁと改めて感じました。