かっぱ寺こと栖足寺の住職、千葉兼如さんが臨済宗建長寺派の総本山、建長寺で水墨画展を開催するというので行ってきました。
兼如さんは元ミュージシャンのお坊さんでインディアンフルートも演奏されますが、現在は個展を開くほど絵画の世界で才能を発揮されています。
昨年の夏にも多摩で個展があってその時はすべて竜の絵でしたけど、今回はモノトーンの水墨画。
竜の時のように特定のモチーフがないだけ、より自分の内面が出てくると仰っていました。禅宗の修行僧のことを「雲水」と呼びますが、兼如さんはまさに雲や水の如く自由なハートの持ち主ですね。
「水墨無常」は25日(月)まで。拝観料のみでご覧いただけます。
お天気は優れませんでしたが、むしろ雨の鎌倉にぴったりな作風でした。
ところで建長寺って初めて伺ったのですけれど、ご本尊が地蔵菩薩でした。
お地蔵さんってなんとなくかわいい男の子のようなイメージがありましたけど、「地蔵」はサンスクリット語で「大地の子宮」という意味なのだそう。
つまりネイティブアメリカンの言うところの「マザーアース」なのですよ。地蔵菩薩に対するイメージがガラリと変わりました。