『QueenⅡ』 Queen 1974年
Queenの、というかフレディー・マーキュリーの映画『ボヘミアン・ラプソディ』はもう皆さんご覧になったでしょうか?
平日の昼間に観に行ったにもかかわらず映画館はほぼ満席で、「Queenってこんなに愛されていたのね」と正直驚きました。
2回行って2回とも7、8人の観客しかいなかったMetallicaのことが頭にあったのですが杞憂でした(笑)
私はQueenに関しては完全に後追いのファンで、そもそも洋楽を聴き始めたのがフレディーが亡くなった1991年前後でしたし、好きだったのは「Nobody Played Synthesizer」(シンセサイザーは使ってません)と誇らしげに謳っていた初期の音楽性だったので、シンセサイザーをガンガン使い出した後期のQueenはむしろ聴くのを避けていたぐらいです。
したがって映画のクライマックスである1985年のライブ・エイドの映像も音源も見聞きしたことがなく、歴史上の出来事としてしか知らなかったのですけど、ここ数年で観た映画の中で一番と言って良いほど感動しました!
感動が後を引くタイプの作品なので、きっと何度も観に行く人も多いことでしょう。
さて生粋のQueenファンの方には私などが言うべきことは何一つありませんが(笑)、映画でQueenに興味を持ったという方が聴くべき、持つべきアルバムは、まずはベスト盤『グレイテスト・ヒッツ』で間違いないと思います。
・・・それで良いのですけど、更に初期の名作『QueenⅡ』も是非聴いていただきたいのです!
A面はブライアン・メイ、B面はフレディー・マーキュリーが作ったアルバムで、特に組曲のように構成されたB面の畳み掛けが凄まじく、個人的には70年代の、いやロック全体の、いやいや全ジャンルの音楽作品の中で最も好きな作品の一つ。
一般的には『オペラ座の夜』が最高傑作の呼び声が高いのかもしれませんが、『Ⅱ』の没入感というか作品世界に引きずり込む怒涛のテンション、そして緩急の巧みさは Queenの他のアルバムに比べても圧倒的にずば抜けています。
「Bohemian Rapsody」という6分の曲が長すぎると言われるシーンも映画にありましたけど、あの曲の山あり谷ありドラマをアルバム半分の約20分かけて展開している感じです。こっちを先に作ったのに6分程度でガタガタ言うなと思いました(笑)
ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズが「死んだらこのアルバムを棺に入れてくれ」と言ったそうですけど、私も同じ気持ちです・・・ただ日本は火葬なのでやめてくださいね。
YouTubeで実際のライブ・エイドの映像を観てみたら、映画にはなかったブライアン・メイとフレディー・マーキュリーの二人による「Is This The World We Created...?」もやっていて、これまた感動的でした。
Queenの偉大さとは、名作すぎる『Ⅱ』を作ったことではなく、常に新しい要素を取り入れて進化し続けたことなのでしょう。私も後期Queenをもう一度しっかり聴いてみようと思います。

