昨年は樹海で課外レッスンを行ったココペリ倶楽部ですが、今年は高度を上げて富士山五合目で、愛知のイネ・セイミ先生のクラスの皆さんと合同で合宿をしました。
ハイキングにレッスン、夜はトーキングサークルに星空鑑賞会。
またしてもお天気が味方をしてくれて、2日とも見事に晴れました。
夜中にはどしゃ降りの音で起きてしまうほど激しい豪雨が降っていたようでしたが、朝になってみれば前日に輪をかけての快晴。なんだったんだろうか、あの雨は・・・。
山小屋の方は「最近はお天気がずっと悪かったけどこの2日間は恵まれましたね。日頃の行いの良さでしょうね」と何度も仰ってくれたのですが、まるで富士山が私たちを歓迎してくれているかのように私には思えました。
雲上でのレッスン
そもそも課外レッスンは、普段東京でやっている練習だけでは演奏のテクニックしか上達しないと危惧した私が、生徒に自然の中でインディアンフルートを吹く経験を積ませたいとの想いから始めたもの。
フルートの音色の実態は演奏者の吐息に過ぎないわけですから、その人の体の中の空気を清浄なものにすることと、こころの中にいつも美しい風やイメージを抱いていることで演奏そのものの質が変わるはずだと考えたのです。
しかし「自分たちの世界がいかに美しいか」ということはフルートを吹くとか吹かないとかに関係なく、この世界に住む人間として、当然知っておくべきことなのでしょうね。
たくさんの表情を見せてくれた富士山と参加者の皆さんにこころが洗われました。ありがとうございました!
『Kokopelli』のジャケットにもなったこの場所は、この日は雲海になってました。富士山から見た南アルプスです。
ところで、2ndアルバム『Olowan』のジャケット写真を撮っていただいたナバホに住む写真家、河野謙児さんから連絡があり、16日にTBSで放送予定の「世界ふしぎ発見」でナバホ暗号部隊のお話をされるとのことです。
お時間とテレビのある方はどうぞご覧ください。