『アナスタシア』 ウラジミール・メグレ著 日本語版2012年
屋久島のガイド鈴木洋見さんお勧めの本、第2弾。(第1弾は変更された表紙に全米が泣いたコチラ)
世界中でベストセラーになっているようなのでご存知の方も多いのでしょうね。私は知りませんでしたが。
シベリアの森の中に住む美女、アナスタシアの智恵に満ちたメッセージが満載。
すべての人が内包する光線によって他者と交流、場合によっては介入できるなど、先住民のメディスンマンが言いそうな内容なので確かに面白い。
しかしアナスタシアが全知全能すぎて『神との対話』とか『バシャール』とかのような「高次元からのメッセージ本」に近いので、ニューエイジに傾倒できない私にはあまり合わなかったかな。
ペレストロイカ直後のシベリアの様子とか、二人の怪しい老人が著者に杉のパワーを語る場面など、アナスタシアが出てくるまでの序盤はグイグイ引き込まれたのだけど。
杉といえば、北米先住民の文化はシベリアのシャーマン文化の影響が大きいということを別の本で読んだことがあるけど、そう考えればネイティブアメリカンフルートを杉で作るのも何かまだ語られていない秘密がありそうな気がしますね。同じシャーマン文化圏の日本でも神社には杉だし。
一読した感じではそんなに印象に残るような本ではなかったのですけど、ブログを書くために読み返してみたら、学ぶべきことの多いことは間違いないですね。病気の治し方とか、UFOの作り方とか。
本書は「響きわたるシベリア杉シリーズ」としてロシアでは全10巻、日本語版は3巻まで刊行されているようです。シリーズ名から察するに、杉の秘密がさらに書いてあるのでしょうか? やっぱり続編も読んでみようかなぁ。