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このサイト、ShogiGUIでの棋譜入力にとても役に立っていた、無くてはならない、かつ、以前はプロ棋士でも使っていたサイトです。
ShogiGUIに貼り付けるだけで最善手候補をいくつか選んでくれる。そうです。棋神解析などと言うものを買わなくても、解析が可能なのです。
これらのプログラムは、そのほとんどが無償(ボランティア)です。やねうら王などのエンジンは多くの人が無償で使えるようになっています。そのほとんどがボランティアであり、本来は開発者に権利が発生するものです。(内容はとても高度です。)
<将棋ウォーズ>
基本、その原点はponanza系でしょう。名人・叡王のタイトル保持者、佐藤天彦A級棋士が連敗して、その後、プロ棋士とコンピュータ将棋ソフトとの公開対局は、表舞台から消えていく事になります。(2017年の電王戦です。もう9年も前の事です。)将棋指しようにデンソーが改造したロボットアームは興味深かったです。(人は知的好奇心は抑える事が出来ません。)
その流れの技術を使って、今度は将棋ウォーズでお金儲け。日本将棋連盟の正式な免状・認定状を申請できます。(級位・段位がもらえます。れっきとした、免状事業です。)
<そもそも、プロ棋士とは?>
将棋ソフトがなかった時代、人間のその能力だけで戦う時代がありました。特殊な能力です。お金を払っても見たいという人は大勢いたでしょう。故にプロ棋士なのです。他に換えがないから多額のお金をもらえるのです。
<ディープ・ブルーが最初の転機>
チェスにおいては、1997年、世界チェス王者ガルリ・カスパロフを破っています。もっとも当時はIBMがソフト、ハードを提供してました。現在のような生成AIの作りとは異なりもっとガチガチのシステムです。強力なデータベースと探索、評価関数を利用したアルゴリズムです。(開発の多額の資金が使われています。=研究対象だったのです。)ただし、将棋や囲碁に勝つのはまだまだ先と言われていた時代です。
<日本では、>
ボナンザの登場が転機です。元々化学の専門の先生です。当時、カナダの研究室にいて、局面を次元的に捉え、評価関数を機械学習する将棋プログラムを暇つぶしに作っていました。そのソフトが、次々と当時の将棋ソフトを打ち負かします。その時代の流れにあって、プロ棋士と将棋ソフトとの対決を興行的に企画したのが当時の米長日本将棋連盟会長です。(渡辺竜王は嫌がっていたようです。そりゃ怖いと思います。職を失う可能性もあります。なんといっても名誉がかかっています。=今時死語かもしれません。)
渡辺竜王対ボナンザの一戦が実現したのです。2007年3月21日、大和証券杯特別対局です。渡辺竜王が勝利しましたが、内容はきわどい。以前、NHKでボナンザ特集が組まれて、特定のコマの位置の時に良い手である事が多い事や、(実際にコマを3個置いて、三角形を作って説明していました。)その膨大な探索によるデータマイニングをコンピュータで実現したような説明がされていた記憶があります。(19年も前の事です。当時のコンピュータです。現在ほどの処理能力はありません。)ある意味、現在の画像認識に近い気がします。
2010年には、東大があから2010を用いて女流棋士に勝っています。(東大のPCをクラウド化した力業です。合議制は、その本来の能力を弱めた可能性があります。)
正直、この一戦以降の電王戦(プロ棋士対将棋ソフトの対戦)を見たくてニコニコ動画(まだまだ、携帯での動画配信の料金が高かった時代です。)に加入しました。(それぐらい、当時は騒がれたものです。)現在では、その動画のほとんどが消されています。(まるで無かったかのように。。)
将棋ソフトの棋譜やその手法は、情報処理学会でも取り上げられ、研究対象となっています。
<やがて、生成AIが登場します。>
現在のAIブームに先立つ大きな衝撃は、AlphaGoでしょう。囲碁の世界において、2016年に李世ドル九段を 4勝1敗で破っています。これは、本人もショックを隠し切れていない様子が映像からうかがえます。
<日本将棋連盟>
過去にもやらかしています。富士通の上級研究者である伊藤氏と名誉毀損訴訟裁判となり、負けています。(Puella α(ボンクラーズ)は、米長日本将棋連盟会長と対戦しています。米長会長のような立場のある人がチャレンジした、その精神は個人的には素晴らしいと考えます。)日本において、研究者は変わり者扱いです。リスペクトされません。孤独なのです。島国根性というか。。これでは、博士、修士を取得する人が減るわけです。(自己投資に見合わない給料はなんとかすべきでしょう。=実質は非常勤の仕事ばかりです。)
将棋連盟(極めて高い人間性=意地とプライド)と、プログラムの研究者との対決が鮮明になりました。(こういったつまらない事で、研究が中断されたり止まったりするのは日本のプログラム界の損失そのものでしょう。=元プログラマーとしての個人的な視点です。)人間の自尊心とはそれほど強いものなのです。
興行的には大成功だった「電王戦」も打ち切り、やがてプロ棋士とソフトとの対戦が制限されるようになり、消えて行きました。
以降、将棋連盟は、免状事業で生きのこる道を作ります。負け続けたソフトのおかげで、生きのこっている事が皮肉です。
<プログラマー的には。。>
多くのプログラマーが権利を主張したら、世界のクラウドは止まるでしょう。それぐらい、プログラマーという仕事は大切なのですが、何故か、特に日本では評価されません。そりゃ離職するのは当然でしょう。。
<やがて、、>
世界中が生成AIの研究を行い。世界的な商業ビジネスを展開していますが、日本では、独自の生成AIはあるものの、正当な評価はされていないような気がします。
<商売上手が偉いのか?クリエーターが偉いのか?>
結局商売上手な人(多くは組織)が、最後を大儲けします。日本の初期ゲームプログラマーは、その道の専門家ばかりでは無かったのです。皆が模索して、試行錯誤して多くのアルゴリズムを生み出しています。大切なのパッションなのです。
<産業>
産業において先行者メリットはあるとは思えません。後発参入者の方が、学ぶ意欲が強い。先行者が無理という事にも無謀にチャレンジする精神があります。
強い産業を生み出す為には、その産業に魅力がなくては若い人は参入しなくなります。日本が半導体、ソフトウェア、OS、AIの分野で世界と水を空けられたのは、多くの人の無理解さがあるのでしょうないでしょうか?コツコツ、孤独に耐え研究を続けるのは命がけなのです。その成果は只取りされる事は、業界では良くある話です。
<いいたい事はいろいろありますが。。>
テクノロジーは、お金儲けの手段になった瞬間に、その価値が落ちます。研究対象としてでは無く、利用する手段としてのツールとしか見られないからです。(金の卵を産む鶏は都合が良すぎるのです。)やがて、人間は思考する人間と、そうで無い人間に分化するのでしょう。まさか。。こんな日がやってくるなんて。。日本のソフトウェア業界の大きな損失だと考えます。後から続く人がいなくなります。。残念です。
<<追記です。>>
将棋ウォーズ運営サイド(HEROZ株式会社)から「スクレイピング禁止」とされたからでしょう。
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SHOGI-EXTENDの将棋ウォーズ棋譜検索を近日中に終了する予定です
— きなこもち (@sgkinakomochi) May 10, 2026
スクレイピング禁止と明確に示された以上、さすがにこれを主体としたツールを公開し続けることは難しいでしょう
う~ん。法律的に争うという時間の空白を避けたのでしょう。今後、同様の事案が増えると思います。法廷闘争の場に持ち込まれるようになると、技術は停滞します。自由に開発も出来なくなりました。強すぎる規制は、技術革新を生み出さなくなります。(もっぱら、既得権益の確保に使われるようになります。)
この言葉覚えておこうっと。
