ビクセン
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Seestar S30 Pro 販売休止です。予約が多すぎて対応出来なので、供給の見通しが立たなくなったようです。
この会社は、高橋製作所と並んで日本製のコアな望遠鏡メーカーとしてこれまで数々の望遠鏡の良品を提供していました。
Seestarは中国のZWOの世界モデルです。ビクセンは最近は中国モデルをそのまま販売する事が増えました。
今年もアメリカのニューヨークで、天体・宇宙イベントが行われていました。
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日本からは高橋製作所・ビックセンが出品していたようです。現在では多くのアマチュア用天体望遠鏡の多くは中国が製作しています。
現状では、レンズはHOYA(賞月観星の双眼鏡など)、受光素子はSONYが使われる事が多いようです。(近年、中国は国産品に力を入れているので、やがて取って変わるのでしょう。)
昔は多くの日本の天文機材のメーカーがあったものですが、現在は衰退しています。後継者も減少しています。今後、日本で設計して日本で組み立てるような望遠鏡は無くなって行くのでしょう。(スバル望遠鏡のような国家プロジェクトは除きます。)自社製の製品以外の製品を売って利益を得る。最近の日本企業の縮図のような気がします。
Seestar S50 の初期モデルは10万円を切っていました。その後ブランド化して、S30が誕生する事になります。(レンズ径が小さいので広角側を撮ることができます。)今だと10万超えはあたりまえでしょう。初期において価格破壊を起こし圧倒的なシェアを獲得します。その後、ブランド化、販売価格を上げるという構図は、昔からの手法です。
<自動運転>
日経クロステック
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トヨタ、スズキが中国製のSoCを採用する時代です。その圧倒的な価格破壊は、メーカーに取っても魅力なのでしょう。(昔は日立・三菱の車載マイコンが有名でしたが、現在では世界的なシェアという点では厳しいでしょう。特に大衆車は安易に値上げできないのです。電子部品の点数が飛躍的に多くなり供給が追いつかなくなっているのでしょう。)
特に中国はドイツから車の技術を学びました。その逆輸入でドイツ本国のメーカーが大変な状況になっていますが、ドイツ本国と中国とは良好な関係にあるようです。中国本土にはドイツ人が多く住んでいます。(貿易パートナーとしては重要な地位を占めています。)
この流れは止まらないでしょう。いいとか悪いとかではなく、安く大量に安定して供給できる事は製造業において必要条件です。日本の企業も世界1位2位という市場で勝負している企業もありますが、特に半導体や精密機械においてシェアを落としているのは心配です。
<国策>
明かに国家の政策が反映されています。民主主義の日本では、中国のような生産体制は不可能でしょう。大量の資本力で、一気に最新の設備を投資して市場を圧倒する事は日本では考えられません。(企業側も政府もためらうでしょう。)
日経クロステック
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画像素子でもソニー一強時代がいつまで続くのか疑問です。
Reuters
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以前も触れましたが、ステッパーも本気で開発しています。やがて、日本に追いつく日も来るかもしれません。
<後継者の育成を>
多くの企業で、熟練技能者が高齢化しています。デジタル化が追いついていません。技術があるうちに、知財化してデータとして収集しておく必要があります。若人の工業人の育成にも努める必要があります。汎用的な仕事は生成AIで済ませる事の出来る時代です。職業としての教育を普及させる必要があるでしょう。時間は止まってくれません。



