Free Documentary - Engineering
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良質な科学・工学のまとめ動画を配信されているサイトです。前回紹介したサイトとは異なり、やや専門的になります。カバーする範囲も工学からサイエンスまで幅広い。実際に現在先端で折紙工学を利用されている科学者の取材もあり興味深い。
各章毎にまとめられていて、内容もとてもコンパクトです。多くの専門家からのアドバイスがあるのでしょう。中立な視点も好ましいと思います。
タンパク質合成から飛行機・宇宙空間まで、広範囲に折紙の手法が利用できる事を示しています。驚かされたのは、円錐コーンの折紙を上から圧縮して、対数らせんを出現させていまう過程です。(その他の手法が紹介されていましたが)従来のように、折紙を折り込むのではなく、物理現象の足跡を、物理現象を利用して再現するという発想です。新しい手法だと思います。温度勾配を利用した折紙のプロセスは見事です。人間のタンパク質も同様に温度勾配を利用して様々な構造を取得しています。
タンパク質の分野では、目に見えない部分でのフォールディングを実装できる過程まで試作段階に来ているようです。今後の発展に期待が寄せられます。
昨日は、カライドサイクルを3個・メビウス・カライドサイクルを2個作ってみました。何年か前に流行ったようです。(教育の場で実践した指導案をネットで見つけました。2002年のものです。)こういった情報は教員の方であれば積極的に発信して行くべきでしょう。生徒への興味関心を持たせるのは学校の先生の義務です。その先は、彼らが自発的に発展的に進めてくれます。教員が出来る事はそこまでです。
メビウス・カライドサイクルは作り方が載っていなかったので試行錯誤しました。大きいプリンタを所有していないので小さいものなりましたが、織り込む途中で手がつってしまいました。。最近はテープのりもあるので、のりを使う事なく接着する事ができます。(100円均一のものは駄目です。長方形にしっかりとのり面がはられていません。また、のりの質も悪い。安物です。文具品は優れた日本製のものを買いましょう。)
Git-hubに型紙と折り方の載っています。
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九州大学
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こちらは、加工が必要ですが、不要部を切ってしまってのり付けした方が早いと思います。(説明通りだと作る事は難しくなります。精度と強度が必要とされます。)メビウスの輪の通り、途中で一回転させます。表と裏が連蔵して繋がる構造を再現しています。
今日は六角形の形の地球のヘキサフレクサゴンの紙模型を作ってみます。気が向いたら他のものも作ってみます。
折紙については、企業さんが熱心に取り組まれています。(検索すれば多数ヒットします。)紙一枚から作る川崎ローズなでども結構作りましたが、、さすがに大量に作る事は出来ません。(時間がかかりますし疲れます。1枚から作るという事は様々な制約を受けます。)最近は、学校の教育も抽象的な学習が多く工作や、実験が軽んじいられている傾向が強いです。実社会でも頭でっかちさんはそんなに必要とされていないと思います。実装する事が大切かと。。アイディアを具現化する事が出来ないと工学への応用は難しいと考えています。