最近、配達方法が変わって来ました。我が家のマンションには宅配ボックスを何年か前に設置済みです。

 

以前は、ピンポーン。。「XXXです。」と言って必ず玄関のドアホンを押して、対面での受け取りだったのですが。。

 

最近は、メールに宅配ボックスに入れた旨と暗証番号を記入したメールが届きます。メールをしょっちゅ確認していれば、配達が終了した旨のメールが必ず届くので、気がつきます。

 

明かにシステムを変えてきています。コントロールするのは集中センターでしょう。そこから最適解を導き出して(経路・時間・能力(重量)・割れ物などのパラメーターを考慮)業者に連絡が自動的にゆきとどくようなシステムになっているのではないでしょうか?

 

比較的最近、アマゾンの配送は根本的な見直しが入っています。この辺りは、思考が欧米的で合理的であり、数学的です。彼らは、まずシステム全体のモデリングから始まります。データベースの活用と、異なるシステムの横の連携を時系列的に使って最適化する手法は見事です。(その代わり、御客と接する時間がゼロになっています。これなら、将来完全自動化は8割は出来たも同然です。意外と目的はそこかも。。)

 

①人手不足。

②誰でも配送出来るシステムへの移行。

③トレーサビリティーの教科。

④無駄な作業の廃止。

⑤データセンターの大幅な性能アップ。

 

大手の宅配業者は大変だと思います。何より工程管理が大変。(工場の作業もおなじですが。。)一人でも人が休むと、一気に工程表がやりくりできなくなります。工程管理は会社のHQ部門です。スキルが偏っていても困るのです。日本の多くの企業ではこれを人手で行います。リスクヘッジに関しては、日本企業は甘いと言わざる得ません。(なので、従来から人力・力業で乗り切ってきた過去があります。=今時はそんな精神論は通用しません。)

 

対して。。料金のお高い郵便局は、相変わらず誤配達が多い。職員の質が圧倒的に低下してます。だったら、サービス料金を下げろと言いたい。先日は3通、自宅外の大切な(個人情報の入った)封筒が投函されていました。。DX活用出来ていますか?

 

<今後予想される社会。>

誰でも出来る。指揮系統は機械(AIを駆使した最適化手法)人間は思考する事なく、ただ、決まった処理をこなすだけ。二極化の二極化が始まってしまいました。支配する側と支配される側が明確になって来ています。

 

人間はロボットで良いのです。仕事に対する責任・意欲・やり甲斐は必要ありません。本来は、表に出てはいなくても、自分のやった事が社会で十分認められているという評価は必要なのではないでしょうか。。個人的にはそこまで割り切った社会は嫌いです。(無駄な部分は、全部機械にやらせればいいとは思います。。でも、既得権益があるので、それは廃止出来ないという無駄な仕事が余りに多い。。無駄の拡大生産です。=政府の機能が最も無駄が多い。最後まで抵抗するでしょう。バッサリ切ってもらいたい。)

 

<日本人の文化って??何だったんだろう。>

昨今の、ホワイト化は会社人間の完全なる排除でも狙っているのでしょか?余りやりすぎると、、会社が崩壊すると思います。(日本に住むのが日本人でも無くていいわけです。文化・芸術・歴史。あらゆる分野に影響を及ぼします。)その意味では、歴史的転換点なのかもしれません。国とは何か?民族とは何か?国家の基本的な部分が根こそぎ崩れつつあります。この点において、学校などではまだまだ、対応が取れていません。個人ノウハウ主義が未だに強くはびこっています。(これは、外注化・仕事量の分散化・自動化で今すぐにでも改善可能です。)そういった特殊な職場以外は、今後どんどん自動化・無人化が進んでいきます。

 

多くの外国人が日本に観光に訪れて、関心するのは、その文化・歴史・思考(美学)に心打たれるからだと思うのですが。。政府主導でそういった根本理念まで壊されそうです。人間の所作には美学が宿ります。ちょっとした事ですが、人間の精神性(文化)はもっと尊重されて良いかと。。日本の電車が定刻で到着して定刻で発車するのは奇跡です。(日本の文化そのもです。)

 

<個人的には。。>

仕事は楽しむタイプです。現状分析して、問題点を洗い出して、次々と改善して対処する。とてもやり甲斐があります。(=成果が目に見えるから)これが単なる作業に変わったら仕事は辞めるでしょう。面白みがない。人間は学ぶ生き物のはずです。一日の中でも多くの時間を占める仕事にやり甲斐を感じなくなったら。。楽しいのかな??研究でも、徹夜してでもやってデータを分析して、教授から駄目だし食らって何度でもやり直して、結果がようやく出せるか出せないかです。どのような職種でも同じです。金太郎飴でいいのなら、もはや人間の存在自体の否定でしかありません。

 

いや、既にその時代に突入したのかも。。

 

<そもそも、仕事に見合ったお給料出していましたか?>

物価はどんどん上昇する。賃金は安いまま。。企業の黒字(国の税収)と国民の生活の実態の乖離は見事です。原材料の価格高騰は、企業に取っては絶好の稼ぎ届き。(昨今は価格転嫁が公認されています。まして転売が流行する昨今です。)そういった状況が続けば、人々の思考も変わります。自分さえよければ、自分さえ儲かればOKというのが、現代社会であり、病症なのだと考えます。(既得権益者達の利権を無くさないと、根本的解決には至らないでしょう。)昨今のホワイト化は、企業サイドに取っても都合が良いでしょう。XX時間の働きだからお給料はこれだけしかありません。で終わり。(持続的、継続的事業を行ってきた、大企業・中小企業を苦しめています。)欧米かぶれ。。辞めた方が良い。ろくな結果にはならない。(産業の空洞化。。今のアメリカを見れば判る。)

 

<経営者も大変。。>

日本企業は多くの、余りの多くの人財を使い捨てし続けて来ました。昨今のホワイト化は、従来の会社のあり方を見直すきっかけになればいいのですが。。高収益を上げれば、ファンドに会社の乗っ取られ、役員罷免・上場廃止になる時代です。経営者は常に勉強し続けて貰わないと困る。

 

<世の中は変わる。。>

昔、IBMはアジアでの人材育成に大幅な赤字をだしながらも、投資続けてきました。20年以上前に彼らと協業した時に、「Think」「Think」「 Think」各国の文字で書かれたステッカを配布されました。かれらは教育を重視します。学校教育ではありません。実践において使える教育です。(答えの無い問題をどうやって解決するか考えよ。)今の日本の教育(学校・会社における)に欠けている部分です。

 

基本は、本人の「なぜ?」が発端です。「何故?」という疑問が生じないような教育は無意味です。(単なる写経)自分で考えて、自分で行動する。。当たり前なんですが。。誰かがやってくれるは馬鹿野郎だと思います。思考を放棄すると、社会は取り返しのつかない状況に陥ります。