いかげん、考えを改める時期ではないでしょうか?

 

部活動において、結果を出すのはそれ程難しくはありません。問題は継続的な経営・運営です。部活が生きがいの先生は、一度強豪校になると、それを継続したくなります。

 

<経営に必要なのも>

①資金。ズバリお金です。移動費、道具の費用、トレーナー代、関係団体との調整金。協力者への謝礼。(とは言いながら公教育。あらか様なスポンサーは付けられません。)

 

②後継者

・指導者の育成 この為に大学との関係を太くしておく必要があります。(ただし、身内で固まると永遠のループに陥ります。)このあたりは、利害関係が生ずる結果になります。飴と鞭の関係になりやす。(上下関係の厳しい組織が作られてしまいます。)大学も特定のスポーツに強い大学は人気が出やすいので協力関係になります。

 

・顧問の育成 ずば抜けた指導力を持った顧問はそうそう輩出できれば苦労しません。サポートする先生方が疲弊するだけの徒労に終始する羽目になります。

 

・無形の暗黙知的な運営ノウハウも困りものです。曖昧な運営は不正の温床になりかねない。人間です。正しい監査が入るべきでしょうし、無駄なものは無くした方が良い。(一度始めると辞められなくなります。)

 

・名前だけで人が集まります。これって公教育か?疑問です。半ばセミプロです。

 

③集金

これも問題です。ともすると不正会計に繋がります。本来、公立の部活ではお金は扱ってはいけません。(甲子園は例外か?)親にも負担をかけすぎてもいけません。

 

<部活動は教員の心を折ります。>

部活の顧問は、あらゆる努力をします。勉強して努力した結果、長年のノウハウとなる引き出しは沢山持っています。問題は、そのノウハウを後継者に伝えているか?です。XXX先生に任せておけば問題いない。というのは一番困るのです。一人でやってもらってもその後継者がいないと継続は不可能です。これは管理職が見抜くべきです。(結果が出ているからいいだろうでは困る。)サポートする先生が大変です。

 

その後を引き継ぐ人の苦労は考えるべきでしょう。ほどほどの所で辞めておく事も重要ではないでしょか?極めるのは個人の自己満足です。継続した組織を残して、あるいは不要であれば無くしていくのが、一番最初に始めた人の務めではないでしょうか。。そうでないと、後継者に永遠の負担をかける事になります。

 

特に競技人口の少ないスポーツでは、その運用が一校や二校に偏ります。私学であれば資金は豊富でしょうが、公立となると、県費ではもはや不可能です。他者からの資金の提供が無ければ運営は不可能なのです。現在でもプロスポーツの下請けのような存在が学校の部活動ではないでしょうか?

 

<もうプロ化したら?公教育などいう綺麗事は聞き飽きました。>

昨今では、野球も私学が強くなっています。その傾向はここ数年で顕著。もはや公立で部活動を維持する事事態無理があるのです。(そもそも私学の指導をしているのはプロです。)公立高校がいくらがんばってもプロ集団には勝てません。せいぜい美談になるぐらいでしょう。(NHK辺りは好きそうですが。。)

 

公立高校には経営を教える必要があるでしょう。トップマネジメントに経営手法を取り入れるべきです。全て他力に只で頼って「ありがとう」だけでは困るのです。お金の勘定が出来ないトップが一番困ります。(全く認識していません。)現場の負担は減っていません。むしろ増えています。

 

<現状分析。>

今年は部活動に強い所を当てられてましたが。。昨日見た限りでは問題が山積み。親に必要以上の負担はかけてはいけません。OBを活用するとなると只という訳にはいけません。銭勘定が絡んできます。今トップを張っている人がいなくなった時にどうするは考えておくべきです。

 

一番問題なのが、トレーナーの不在です。高校生です。まだ体が出来ていません。それでもトップ校になれば専属のトレーナーがいないと、猛練習に体が耐えられなくなります。現状の戦力で出来る範囲を超えた事をやっています。多いに改善の余地ありと見ました。背伸びしすぎです。(第二顧問さんが、その辺りを真剣に悩んでいる気がします。できれば改善していきたい意思があるように見えます。)

 

<もっと現場の高校に裁量権をもらえませんか?>

最終的に、教育委員会の意思決定に全てはかかってきます。少子高齢化で、子供達の数も減っています。スポンサーを入れてプロの力を活用するものありかと。。現に、入試においては予備校の力を借りているではありませんか?(予備校・ベネッセ・リクルートも協力なデータベース持ってます。学校でどうこう出来る事には限界があります。=継続性がない。)

 

生き残り戦略としては、強い部活で学校をPRするという手法は間違った選択ではないのですが、それには、お金が必要です。スポンサーが必要なのです。

 

特色のある高校でないと、今後は生き残れません。クラスの数も減らされるばかりです。いつまでも教育委員会が高校を縛る時代は終焉しました。これからは各高校の自治も尊重すべきでしょう。(あまねく公平な教育活動など不可能です。)プロもアマも協力する時代です。(学業もスポーツも。。)もっと積極的な民の活用を支持します。