eetimes
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CPUと言えばintel一強の時代しか知りません。最近のintelには元気がありません。12世代までは勢いがあったのですが、、微細加工において4nmの壁を越えられなかったのは痛い。最後まで自社開発にこだわっていました。
13世代、14世代と製品サイクルが早すぎたのだと思います。(しかもベースとなる設計はほぼ同じ。)製品開発を急ぎすぎて材料選定にミスをしたようです。もっとゆっくりと開発すべきだったのでしょう。大量の不良品を市場に排出しました。無駄にした投資額は馬鹿になりません。(このクラスの設計ミスは怖い。取り返しがつきません。)
eetimes
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まだ、2023年の話です。
Gigazine
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ドイツのチップ工場プロジェクトは中止になりました。
日経
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この話には無理があるでしょう。元々ライバルAMDへも提供しているTSMCに協力依頼とは。。無理筋です。(というより、TSMCの製造技術はアメリカ人の力では実現不可能です。=それだけの人材がいない。TSMCは何処までもハードワークします。とても厳しいのです。)
大型の投資は、損益分岐点を超えない範囲で想定する必要があります。見通しが甘かったと言われても仕方ありません。intelは失敗したのは確かでしょう。
<個人的には。。>
自作PCのCPUにintel第12世代 12700kfを使用しています。13,14世代は怖くて使用できません。Ultraもそのパフォーマンスは余り良くないと思います。その割には割高感が強い。そうこうするうちにAMDのCPUの値が上がってしまいました。(円安もあるのでしょうが、異常に高額になりました。)ここ4~5年のうちに全てが変わってしまいました。それぐらい先端技術開発は失敗した時のダメージが大きい。それにしても、昨今マザーボードも高価。CPUも高価。GPUも高価。自作する人が減るのではないかと危惧しています。(中古品で組んだ方が格安です。)完全にバブル状態です。intelにも立ち直ってもらいたいと願っています。
<AIブームも。。>
過剰投資は禁物です。DeepSeekの登場はハードウェアへの投資を加速する可能性がありあす。性能が上がるのなら、どんどん消費電力上げて、限界まで集積度を上げるのが昨今の風潮です。その流れは何処までも続くでしょう。次のシンギュラリティーが登場するのにまだ時間がかかると思っています。パワープレイが続くでしょう。巨額な投資は負債となる可能性があります。天下のTSMCのリソースも有限です。やがて枯渇します。杞憂であれば良いのですが。
<本当の問題。。>
歩留まりの悪さです。微細加工製品の歩留まりは悪い。3割でも製品化できれば大成功でしょう。大半は製品不良で捨てられます。(CPUモデルにK、KF、無印とあるのは製品品質の幅そのものです。)100%の出資をしても製品化される。(実用に耐える。)割合は極端に低い。すなわち、投資の大半はドブに捨てられるのです。その為に必要とする、エネルギー、建物、人件費、、多くが無駄です。
経営判断にミスによって、長期不振に陥るリスクはどの半導体開発メーカも、それに付随するメーカも同じです。同じ泥船に乗っているのです。天才的なコンダクターの出現でも無ければ、その先の未来は見いだせないと考えます。今の所、そのようなコンダクターはいません。単なる下剋上では未来のビジョンは描けないと思います。