8日 2時

  ↓

北陸・東北に雪を降らせた低気圧。(夏で言えば台風です。)

 

8日 10時50分 

  ↓

 

8日 15時10分

  ↓

 

低気圧は陸上にも上陸します。

 

この低気圧1000hPaでしたが、やがて消失します。

 

8日 17時50分

  ↓

 

9日 7時

  ↓

 

やがて、遠く離れた東の海上に渦が派生する事になります。

 

★天気図と照らし合わせて見ます。

 

気象庁 天気図

  ↓ 8日 9時

 

気象庁 天気図

  ↓ 8日 18時

 

気象庁 天気図

  ↓ 9日 3時

 

ひまわり8号衛星の画像と一致します。

 

典型的な西高東低の天気図です。等圧線の間隔から気象情報を読み解く事が可能です。最近は時計にもスマホにも気圧計(センサー)が搭載されているので、時系列的に気圧の動きを知る事が出来ます。エネルギー(熱エネルギー)は伝搬します。

 

++++++++ 以下余談です。。(ダラダラと長いので読み飛ばしてください。)

 

<今は昔。>

昔は、天気図作成(ラジオからの音声を図に書き写す作業です。=理科の授業。)は小学校・中学校で必須の授業でした。(あるいは夏休みの宿題。)昨今、誰も使っていない天気図の黒板を学校で見るにつれ、残念に思っていました。百葉箱など太古の昔の話です。(随分と前に中身は完全撤去してます。)大学で地学を学ぶ学生がいなくなってから久しい。高校に至っては選択性なので、地学の知識ゼロでもOKです。

 

昔は、観測する手段が現在ほどありませんでした。学校毎に自記気圧計があり、当番制で毎日生徒が記録を取っていました。当時は学校でウサギなどの生き物も飼っていました。花壇の整備も昼休みに行っていたものでした。昼休みはクラッシック音楽が流れていました。夜になれば、学校の屋上で星を見たものです。(小学校の先生が見せてくれました。)幼少期の情操教育は重要だと考えています。

 

近年は、観測機器の発達と衛星による観測、スパコンによるシミュレーターの活用。AIによる統計的手法の普及によって、人々が継続した自然の変化を観測する事が無くなりました。

 

人間の五感がどんどんと削がれているように感じています。人間は自然という系のサブセットです。常に自然の変化は体で五感で感じ取る必要があるでしょう。四季の星座・星の名前、月の満ち欠け、太陽高度、日の出日の入り、日本に二十四節気があるのも、稲作や災害対策の為と考えられるでしょう。(現在は大人でも知らない人が多い。)

 

<人々の生活は豊かになりましたが。。>

子供の頃の降雪は現在とは比較になりません。日常でチェーンを巻く作業も普通にありました。雪道も頑張って(冬山の装備して)運転してスキー場に行ったものです。道路も凸凹。河川もコンクリートで塗り固めていなかったため、河川の氾濫は日常茶飯事でした。現在はチェーンが無くても道路が走行できるように、国土交通省が道を整備し融解剤を撒きまくっています。河川もコンクリートで塗り固められています。安全性という点では昔と比較にならない位良くなっています。(ただし、継続した保全を行っていないので、現在のインフラは危機的状況にあります。)

 

災害や、地震、天候悪化の責任は誰のものでもありません。天災です。平等にやってきます。昨今の、「XXXXが悪い」的な悪者探しは如何なものか?と。最終的に気象庁も注意喚起は大げさに全国的に行います。=一応注意喚起しました。というアリバイ作りでしかありません。自然の脅威からの回避は不可能です。助けてもらって当たり前ではありません。最近は、行政に無理な要請をする例が後を絶ちません。(もやはクレーマー)

 

最終的に、この国をどうしたいのか?という長期的な視点に欠けているからです。この国、豊かになりすぎたのだと思います。自分の身は自分で守るという視点が欠けています。危機管理にはコストがかかります。常に備えておく必要があります。この国の国土保全には莫大な費用がかかります。自分の出来る最低限の事はやっておく事は国民の義務でしょう。

 

誰かがやってくれるは甘いと思います。自分が動く。自分がやります。という教育が必要だと考えます。気象庁が外出自粛を要請しても、多くの人々は観光地に出かけます。とてもノー天気です。災害があった時のレスキューがどれほど大変か。。この国の国民の危機意識の薄さには驚かされます。

 

外出自粛要請は、物流確保という目的もあります。お仕事する人の邪魔はしない方がいいと思います。(店舗の品数が減るのも自業自得です。)土日ぐらいトラックドラバーが安全に走行出来るよう協力できないものか?彼らのおかげで日々の生活が成り立っています。(考えが古いかもしれません。時代遅れの人間です。)