イプシロンSロケット開発状況及び第2段モータ再地上燃焼試験。説明
↓ 11月25日
去年の7月に地上の真空燃焼試験棟でロケットが爆発して実験装置にも大きな損傷を受けていたイプシロンロケットSの開発ですが、第2段モータ(エンジンではありません。)の地上燃焼試験を実施するようです。
7月14日
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原因の特定もしています。対策も既に考案しています。今後は淡々と検証試験を行い打ち上げまで行ってもらいたいと思います。
日本は少しでも事故が発生すると、とても叩かれます。チャレンジする時に、ミスや事故は付きものです。失敗するのはチャレンジするからです。いい加減成功の為の失敗を認めてもらいたいと考えます。
イーロン・マスク氏のSpaceXの運営と真逆です。そもそもロケットは沢山失敗しないと成功出来ない代物である事はご理解していただきたい所です。今回は真空燃焼試験棟は使用しないようです。(出来ない?)
大同大学、澤岡昭名誉教授のおっしゃられていた通り、再試験には1年以上はかかりました。さすがは専門家です。(固体燃料は液体燃料より厄介です。(燃焼制御が難しい。))早期の打ち上げの望みます。
リマインダー
↓ 26日試験予定です。
H3ロケットは既に成功していますが、本来の目玉はイプシロンロケットSです。格安に大量に低軌道衛星を打ち上げる予定でした。2024年運用予定でしたが。。来年何処までいけるかは、今回のロケット燃焼試験にかかっています。ここまで来るまでに大変なご苦労をされていると思います。
+++++++++++ ヨーロッパ
ヨーロッパではヴェガが相当すると思います。
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ヴェガ
↓ 9月に打ち上げ成功しています。(以前も取り上げています。)
ヴェガCもありますが、現在は打ち上げは中断されています。(過去の失敗しています。)実はこちらも決して順調に進んでいる訳ではありません。
イプシロンロケットSのライバルになります。
ヨーロッパ今年 アリアン6を打ち上げ成功させています。
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こちらは日本のH3のライバルになりますが、、決して順調と言うわけでもありません。
<現状。>
ロケット開発はアメリカ一強になっています。(イーロン・マスク氏の功績です。コストダウン。工期短縮。ひたすら実行(本気のチャレンジ)してきた結果です。)中国は国際協力が出来ない国なので除きます。今後も期待出来ないでしょう。他にもインドなども続きます。
日本のロケットと、ヨーロッパのロケット競争は最大のライバル同士と行って良いでしょう。政府には勇気を持って、失敗してもどんどん挑戦するようにお願いしたい。ロケット開発は、その国の国力そのものです。慎重なのはいいのですが、慎重過ぎるのもいかがなものか?と考えます。ようやく燃焼試験ですか。。もっと急ぐべし。失敗しても次があります。国家間には負けられない競争が存在します。
日本国政府の意地を見せてもらいたいと思います。