これまで、南半球で見やすかった紫金山・アトラス彗星ですが、いよいよ北半球で見られるようになってきました。
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夕方の西の空の低い高度に出現します。日没まで待つ必要があるので、問題となるのは、彗星の光度です。
+++++++++ いくつか貼り付けます。
彗星の下には金星が見えます。
彗星は太陽を一周して過ぎ去って行きます。西の方角には黄色いアルクトゥールスが良く見えるので、目印になるでしょう。
国立天文台(NAOJ)
↓ リマインダーです。15日開催されます。
国立天文台(NAOJ)
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https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/10-topics05.html
今週の11日~低高度で見えていますが、、いかんせん、高度が低い。(11日は最大で5度。それのあっと今に下がってしまいます。ベテランでも難しい。昨日、天リフさんが3台体制で撮影に挑んでいましたが。難しいようです。)
上図の一目盛りが10度です。14日以降でないと、見つけるのが困難だと思います。図には東京の日の入りの時刻が入っています。思ったより周りは明るいので注意が必要です。(時間になったら真っ暗という訳にはいきません。)
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水平高度が目安になります。いくら明るくても、低空過ぎては見えません。まして、低空は大抵雲がかかっています。右にある明るさについては、
最近の太陽活動が活発なせいか、彗星の光度が上がっているという報告がされています。
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16日以降です。 水平高度は上がりますが、、彗星はどんどん太陽系から遠ざかって行きます。とは言え、昨今の太陽フレアなど太陽活動の影響もあって(多分=だれか論文書いているでしょう。)、彗星の光度は確実に上がっているようです。(明るくなっています。)
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特にSOHO衛星で見た彗星の姿は明るいので、期待出来そうです。
西の方角が見えて、とにかく高い場所で、事前に時間を取って十分に準備する。必要があります。夕暮れから彗星の確認までの時間はそんなにありません。『この辺にあるはずなんだが。。』とやっていると、あっと間にタイミングを逃す事になりそうです。特に撮影をさえる方は、今週から、何回もトライして万枚も写真を撮られていると思います。(普通のデジカメで撮れます。)
双眼鏡は必須。寒くなってきたので暖の取れる服装で。。お手軽観望もありだと思います。『おっ!!あったあった』『見えた見えた』で良いと思います。電子観望全盛の昨今、皆さん彗星を観察するというより、作業の方が忙しそうです。(撮る事が最大の目的。観測二の次。が多い。データだけ取ってささっと撤収。昨今のスタイルです。)星空観望も時代が変わると別物になります。(空を見上げる時間より機材を見ている時間がの方が長い気がします。)
天リフVIDEO
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この角度での挑戦。。さすが超ベテランさんです。左の暗い画面をよく見ると(笹井大画面に拡大して見てください。)、彗星のしみを見る事が出来ます。(ただし、使っている観測器具のお値段や、利用しているデータの精度が違います。)山の頂上から取られています。
<最大の問題>
お天気です。。14日(月)頃までがリミットかと。。その後は。。雨になります。。なので、、今日、明日、明後日は、多くの天文ファンの方が、夕方西の空が見える高い所で観測と撮影を試みると思います。私も取れればチラッとでも取れればと思います。(若い頃は、何処まででも夜中に車で移動して、撮影に行ったものですが。。現在夏バテ気味です(歳です。)。。=昨日も星空観望諦めました。)
取りあえず。。本日、時間があれば。。近場の西空にカメラを向けてみます。明るければ、ノーマルの普通のカメラでも取れると思います。(増光に期待です。)
<準備しておくと良いアプリケーション>
Vixenさんの Comet Book 何時にどの方角でどの角度に見えるか判ります。
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17時45分頃の見え方。
①各地の日没時刻もご確認ください。
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