地元の専門書店を多く取り扱っていた書店が閉店する事になりました。。

 

結構前からお店に人が少なく、そのモール自体も寂れ気味だったので心配していたのですが、、やはり。。

 

今年久しぶりに行ったのが最後になります。専門書ばかり購入したので1万円以上は支払いました。(それぐらい専門書が多い。理学・数学・理工系・経済学・心理学・色彩・デザイン・ソフトウェア・ハードウェア・最新のAI系の専門書が漏れなくそろっていた記憶がありあす。歴史書の専門書も多かったし、特に教育系の本が勢揃いしていました。哲学書も多かった。。この書店は、私だけでなく、子供が小さい時にも色々とお世話になりました。。)

 

残念ですが、時代の流れでしょう。

 

<原因>

①出店場所に問題があった。→年々空きテナントが増えていました。。思い切って場所を移転すれば良かったのかもと思います。郊外の人出の多い場所に移るべきだったと考えます。(別の大手書店さんのモールは流行っているので、人出も多い。立ち読みでもいいので、人が入ってくれた方が本は売れると思います。)

 

②専門書に特化しすぎた。→市内というより県下でも一番と言って良い程の専門書をそろえていました。一般的に専門書を何冊も購入する人も少ないでしょう。漫画本だけのコーナもありましたが、、今時は読み聞かせだけでは人は集まってきません。思い切ってyoutube初めても良かったかと。。(宣伝に利用しない手はないでしょう。有隣堂のような戦略はありだと考えます。ついに登録者30万人越えました。。明日ライブがあります。)

 

③メルカリの存在。

 

③が一番影響が大きいと思います。多くの学生さんは卒業と同時に本を売却します。それも半額以下とか、、元々が1万円を超えるような高額本が多い訳で、それが5千円で買えるとなったら、学習する人からすると大助かりです。(新書の専門書は本当に値段が高い。医学書などは特に高額です。修士やドクター目指す人は本代だけでも馬鹿になりません。)利用しない手はないでしょう。その意味ではメルカリは定価本の価格破壊をしています。(本来ゼロ円の教科書が売れる時代です。。いいのかな??と思う所はあります。)

 

④電子本の普及も大きいでしょう。昨今、13インチの電子ペーパーの方が持ち運びも便利です。活字だけでなく漫画も大画面で読めます。本の良さはありますが、かさばる。場所を取る。結局積ん読。。(デジタルでもありますが、、いつでも取り出せます。)

 

⑤次は、あのお店か?と思うぐらい最近は本の品揃えが悪くなった書店が増えました。バッサバッサと専門書が削られています。(月刊誌含めて。。休刊する専門雑誌も増えました。。(消してニーズが無い訳では無いと思います。))

 

<本屋さんは生き残れるのか?>

○予想はしていたとは言え残念です。これからの本屋さんはどうやって生き残るか戦略を実行していくべきでしょう。(今から考えているようでは遅いと思います。。既になんらか施策を実施していないと手遅れ。)様々なコラボも必要でしょうが、自ら情報発信する必要があります。せっかく良いコンテンツをそろえても知ってもらえなかったら、その存在は無いに等しくなります。知ってもらう努力が必要でしょう。その点。youtube戦略は有効だと思います。

 

○いずれにしても、カラーの13インチ電子ペーパーが出現したら、相当ヤバイと思います。。なので、、日本では作らないでしょう。(サイネージか、工事現場で使用するレベルで止めています。)紙の文化は好きですが、、どうしてもかさばるので、、整理整頓が必要になります。場所も取るので、、狭い我が家では大変です。。散らかってしまいます。。13インチの電子ペーパは活用しています。(未だに紙しか無い本もありますが、どんどん電子化してもらえるとありがたい派です。)実は、、読みやすい。

 

○県下でもダントツの専門書をそろえていた書店が閉店します。今後は店頭に行く事は益々無くなるような気がしています。(近県の大都市の本屋でも、超専門書をそろえていた店舗が閉店したのが、2年前です。)システム開発をしていた当時は、システム開発用の専門書(実践本)を多数そろえていたので、実際に現場で活用していました。(1冊一万円超えは当たり前。それでも他で売っていない貴重な専門書が置いてありました。)見えない形で日本から。本という文化と共に知識も消えて行くような気がします。出来ればデジタル化してでも残していただきたいのですが。。本がそう申しております。