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星ナビの「金井三男のこだわり天文夜話」は楽しみしていた連載の一つでした。。この方、変光星の観測がライフワークだったようです。

 

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  ↓ 金井三男さんの追悼。

 

<プラネタリウムとか。。天文台とか。。>

日本中にプラネタリウムがあります。天文台があります。その数だけ物語があります。過去に多くの天文関係者と出会いましたが、皆さん一様に優れた感性をお持ちです。その話し方、内に秘めた情熱に引き込まれます。今時はビジュアル化が進みすぎて、耳で聞くという事を怠りがちですが、優れた語り手のお話を聞くのはとても楽しい事です。

 

特に子供の頃に多くの優れた語り手と出会う事ができれば、とても幸せな時間を過ごすことができます。プラネタリウムの語り手にはそういった方が多かったように記憶しています。

 

昔と違ってラジオを楽しむような文化が失われつつあります。インターネットの無い時代、私達は情報を得る手段を持ち合わせていませんでした。こういった語り手や、科学ジャーナリストの書いた本を読んで想像力を働かせながら頭の中に思い描いていたものです。

 

一つの事に打ち込んで、一つの道を作り上げる。とても素敵な人生だと思います。

 

<書籍も重要です。。>

子供の頃に出会ったのが「星と星座」草下英明氏の本などんがあります。(図書館にありました。)表紙を飾っていること座にリング星雲は未だに脳裏に焼き付いています。図書館は当時の私にとっては魔法の部屋。現代風にいえばヴァーチャル空間への入り口でした。

 

昔人間です。やはり五感は大切にしたいと考えています。自分の目でみて、手を動かしてスケッチして、文字を書いて、体を使って赤道儀を手動で微調整するというような感覚は、大切にしたいというより常に楽しみにしています。(上下左右逆さまになりますが、、慣れれば何とかなるのです。)

 

天文写真家の草分け 藤井旭さんも2022年12月28日にお亡くなりになっています。この方の本は随分と持っています。その優れた写真集に憧れたものです。

 

そうやって、優れた先人の書を学ぶ事によって多くの想像力を得てきたいように思います。先人に学ぶ。誰しもやってきた道では無いでしょうか。これからもそうありたいし、あり続けたいと思います。