Reuters

  ↓ 2024年4月24日の記事

 

各国の対ドル高に対する影響をレポートしています。

 

(1)日本と韓国
・ドル/円は1ドル=155円目前まで上昇、1990年以来の高値を記録しており、日本当局は円買い介入の可能性を警告している。円は今年9%下落。G10通貨で最大の下げとなっている。
・ドル/ウォンは先月だけで約7%上昇。1年ぶりの高値水準にある。日米韓は先週、為替動向について「緊密に協議する」ことで合意したと発表した。

 

(2)中国とアジア新興国
・ドル高はアジア全体に痛みをもたらしている。

・インドルピーとベトナムドンは過去最安値に下落。インドネシアルピアは4年ぶり安値で、中銀が介入を表明している。

・市場関係者は人民元にも注目。元の下落率は他のアジア通貨の下落率を大幅に下回っている。
・元安は中国の輸出競争力を高めるが、資本流出につながる可能性もある。

 

(3)ユーロ圏
ユーロは1ユーロ=1.06ドルをわずかに上回る水準で取引されており、対ドルで特に大幅に下落しているわけではない。ただ最近、金融機関はユーロ/ドルの予想レートを下方修正している。

 

(4)スウェーデン

通貨安による輸入インフレは、経済規模の小さい国にとって特に問題となる。

スウェーデンではインフレ率が低下しており、5月の利下げ観測が浮上しているが、中央銀行のヤンソン副総裁はスウェーデンクローナが急落すれば将来的にインフレに問題が生じる恐れがあると警戒感を示している。

 

(5)スイス

全ての国がドル高で悪影響を受けているわけではない。

スイスフランは今年、対ドルで7.5%下落。スイス中銀が3月に予想外の利下げを実施したことも影響しているが、中銀は他の多くの国と異なり、業績が低迷している輸出企業に配慮し、通貨高を懸念している。

 

Bloomberg

  ↓ 2024年4月4日

 

ニッセイ

  ↓

 

Jetro

  ↓ 2024年04月24日

 

+++++++++++ 貼り付けます。

バングラデシュ銀行(中央銀行)は4月3日に発表した最新の四半期(2023年10~12月)報告において、依然として外貨準備高の切り崩しによる市場介入を継続しており、2023/2024年度上半期(2023年7~12月)には累計82億1,000万ドルに上るドル売り介入を行ったと公表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

+++++++++++

 

  ↓ 2024年05月10日

 

+++++++ 貼り付けます。

中銀はさらに、高止まりが続くインフレの抑制を強化するため、政策金利(レポレート)の現行の8.0%から8.5%への引き上げも決定し、即日導入した。併せて、2023年7月から導入している金利コリドーシステム(注1)の上限金利(Standing Lending Facility:SLF)を9.5%から10.0%に引き上げ、下限(Standing Deposit Facility:SDF)は6.5%から7.0%に引き上げた。また、商業銀行による顧客向けの融資に対して、中銀が参考貸出金利を定める「SMART(Six-months Moving Average Rate of Treasury bills)」制度については、市場原理に基づく金利設定を促すため撤廃され、各商業銀行の裁量で貸出金利を定めることが可能となった。

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行きすぎたドル高が、世界各国の経済に影響を与えています。実際に中央銀行が介入を始めています。バングラディシュは、継続した為替介入の実施と、「新為替相場制度」を導入しています。政策金利も引き上げています。

 

恐らく、、現在高金利の国以外は、政策金利の引き上げをせざるを得ない状況です。世界的な流れだと思います。

 

既に、アジア諸国は、通貨防衛を実施しています。

  ↓

 

日本だけが為替介入を行っている訳ではありません。

 

NRI

  ↓ 2024/04/18

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2024/fis/kiuchi/0418_2

 

既に各国が、ドル高対策を実施しています。トレンドが変わるかもしれません。いずれにせよ、ドル高はどっかで是正されるような気がします。ただし、アメリカも、まだまだ金利の引き下げは出来ません。しばらくは強いドルが続くと思われます。

 

スウェーデン中銀 利下げ。

  ↓ 2024年5月8日 年内にさらに2回行うようです。

 

既にヨーロッパでは利下げが始まっています。

 

※:経済、為替については素人です。意見も個人の感想です。