5月です、日本各地でお祭りが行われています。コロナ禍で中断していたお祭りも全面的に復活です。今日も車山が出ていました。子供の日です。子供達に取ってはお祭りは楽しいイベントです。
<イベントの開催は大変。。>
私の地元では車山が繰り出されます。お城の近くの町内は車山を持っています。ただ、昨年も大変だったようです。車山を引くのは地元の学生さんが多い。最近は人手不足で、どのバイトも金額が上がっています。お祭りだからと言って若い人を集める事が難しいのが現実ではないでしょうか。
その昔、ご祝儀を集めに行った事がありますが。。居留守になる家も多い。なかなか大変なお仕事になります。現在の住所に元々住んでいた訳ではありません。実家からは離れてはいます。子供が小さい頃は、地元に溶け込むのに努力しました。どの親御さんもそうでしょうが、子供のためなら親は一生懸命になります。だた、お祭りに関わるのが嫌だから学区を変えるとかいう人も多いのは事実です。(こればかりは個人の生き方なので。。)
やがて子供が成長すると、ご近所さんとのお付き合いも無くなっていきます。私も現在はお祭りから離れています。お祭りは大きな行事である割には市からの援助も少ない。基本はその町内で資金から、管理、運営、開催まで全て行います。事前の準備もあるので、町内のお金だけでやる事が大変難しくなります。(協力なリーダーシップが必要とされます。昔からの仕来り慣習が重要視されます。ある意味。。昔の隣組のような感じがあります。地方は都会違って人間関係が難しい事が多い。)昔から、人集めするのに、町内の方は苦労されています。
<資金繰り。。>
3年連続してお祭りが中止になったので、復活させても元通りにするのは困難です。もともと市が主催するお祭りは、地元町民の参加が半ば強制的なものがあります。(いかにも日本的な風習です。)ご祝儀も払う必要が出てきます。子供がその学区に通っていれば嫌でも参加しないといけない雰囲気になってきます。
まだ、自分の子供が小さい時には私もお手伝いはしましたが、、主催者側は大変です。炎天下で車山を動かすのは重労働です。(こればっかりは、実際にやった事の無い人でないと判らないと思います。)城下町は町民文化が強い。昔からの中小の個人事業主が結構多い。(先祖代々。。)そういった意味もあって、お祭りを継続させようとしますが、、主催者の高齢化は待った無しです。(毎年同じ方がやられます。高齢者が多いので、いずれは参加出来なくなります。)運営は年々難しくなっています。町内会の運営ですら近年は難しくなっています。(街中は、多くは駐車場(更地)になっていたり、空き家になっています。マンションは増えていますが。。街中の民家は明らかに減っています。多くは郊外に流れます。)それでも、昔から、その土地に住んでいる人の考え方を変える事は困難です。少子化の昨今。子供の親にその負担がかかる事になります。
<街は生き物。。個人の事情も様々。>
街の人口は移動します。かっては駅の南の人口が多かったのですが、現在は駅の北に多く人が移動しました。市役所や郵便局といった官庁街が南にあるので、多くの行事は駅の南側で行われる事が多い。ただ、皆が皆同じ休みを取れる訳ではありません。イベントの時に大切な仕事が入っていたり様々な用事が発生します。お祭りの主催は強制されて参加するものではないでしょう。昔からの仕来りも大切ですが、イベントも一度精査する必要があるでしょう。継続する事が困難になったのならその運営方法も修正すべきです。
<昔は。。>
実家は車山などない町内だったので、町中の車山がある町内の大変さなど全く理解していませんでした。(子供の頃は楽しい思い出しかありません。)立場が変わると見方も変わります。日本人の絶対的な人口が減り続けています。20年後、30年後を見据えた市制を考える必要があるでしょう。お祭りや、イベント、見直すべき事が多々あります。人・物・金のバランスを考えてイベントは開催されるべきでしょう。(人手不足は深刻です。)