耳の痛い指摘ばかりです。

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若い人はどんどん海外に行った方が良いと思います。今の時代日本に閉じこもる必要は無いでしょう。

 

 

英語や多言語で情報を収集する事が出来れば、日本語の10000倍以上の情報を収集する事が可能です。検索する時はそのテーマの言語に対応した検索をするようにしています。(日本語で検索すると、まず見つからない事が多い。その意味では日本語は情弱な言語です。=グローバル言語では無い。)まったく同意です。

 

自分と異なる文化、異なる言語に接して交流する事は、多くの気づきをさせてくれる重要な経験になります。(実際に話した方が得られる情報が多い。)

 

お三方とも自分のしっかりした意見を持っています。技術力が高いのでしょう。まあこのクラスになると技術力が高いのは当たり前なので、、それプラス幅広い知識。見識。思考力。(仮説検証法、クリティカルシンキングは当たり前でしょう。)そういったバックグランドが無いとテーブルにも着くことが出来ません。

 

①カリスさん。(一番論理的な思考です。)

カリスさんの言うポジションを取るのが大事、、とは自分にしか出来ない特殊なスキルを高めるという意味だと解釈しました。この分野のこの領域なら自分が一番理解している。という位までスキルは高める必要はあります。(深い専門性(当然実績も)があって、勝つ他業界の人達と関わってその業界を分析する事が出来る能力とか。。=いわゆる専門馬鹿で終わってはいけません。応用力が必要とされます。)自分にしか出来ないスキルがあれば、誰にでも買ってもらえます。少しでも若いときにそれに気がつく事が大切です。21世紀に生き残るスキルとして重要でしょう。(一つの道を究めれば、他の道に進む事は比較的たやすい。)

 

この方、昨今のカーボンフリーについても懐疑的です。さすが理系の博士です。当然の疑問でしょう。(仮説の論理的な検証は必要でしょう。データ分析屋さんの意見なので貴重です。)

 

<コンサルタントの分析について。。>

コンサルをするならその業界について、その業界をネイティブ並み理解する事は真っ先に行う常識です。(自分自身、実際にそうやってきました。多角的な分析能力は求められます。)

 

++++++++ ちょっと話逸れます。。が日本あるある案件なので。。

先日の江崎グリコの案件は(SAP HANAのトラブル。)コンサルタントが悪いとは思いません。企業側に責任があるでしょう。多くの企業はコンサルタントに案件を丸投げしがちです。社長や、案件を預かるトップが、要件を理解せずコンサルタントと十分詰めていないケースがほとんどです。(そのシステムを何に使うか理解していない。そのシステム事態を全く理解していないケースがほとんどです。)当然失敗します。トップが一番不勉強である事は良くある事です。(そのような大企業下で、トップから無理難題を言われて対応するコンサルタント案件は(多くは理系のエンジニア(専門性の高い。)か数学が専門のエンジニア)が担当して分析して実装します。結果として経営者以上のスキルを有する事になります。(リスクヘッジが出来る人材が出来上がります。))成功にあぐらをかく年配者は今でも多いでしょう。企業さんサイドにちゃんとした担当者がいたのかとても疑問です。(でなければ、失敗する事はあり得ない。ここまで被害を大きくしたのは会社側の責任だと確信します。それだけのスキルを持った担当者が皆無だったのでしょう。)

 

日本あるある案件なので。。大企業の失敗事例は一杯みてきました。。新聞や書籍には絶対載りません。(その企業の恥になるので隠蔽します。)

+++++++++ ここまで。

 

海外の経営者に学ぶところは非常の多い。彼らの思考はとても論理的です。数学的です。海外に行かなくても優れた外国人経営者の手法は学ぶ機会を作った方法がよいでしょう。(自分のキャリア形成の一部に入れておく事が重要)海外の経営者(特に実績を上げている=多くの企業を渡り歩いて業績改善している有能な経営者)の傍らで学ぶのが一番の近道です。

 

②ファリザさん。

言葉は濁していますが。。一番手厳しい意見を持っています。常に結論を先に持って来ます。その後理由を明確に説明。。とても頭の切れる方です。強いリーダーシップを有します。

 

ファリザさんの、日本の企業に関する意見はとても重要で、日本企業の中でも異なる分野や異なる部署開での折衝はとても大変です。ですが、出来ます。やってきました。感情・理性・知性を使い分けて、他者を説得するスキルは必須です。(もっともそうなるともはやリームリーダーですが。。一担当者がその仕事をやらなければいけない日本企業文化もどうかとうは思います。(以前の会社を辞めた理由の一つです。そういったスキルは会社ではスキルとして認められません。便利屋さん(火消し屋さん)としてしか見られません。=使い倒されます。))同時に、相当尖る事が要求されます。現場において、使えないとみた人材は遠慮無く交代させます。目標達成が最重要です。全ては理詰めです。(今の職場と真逆ですが。。)

 

常に、スキームを思い浮かべて思考する事はとても重要です。浮かばない人と話しを合わせる事はとても困難です。(実践で獲得するしかありません。)

 

<自分の経験上>

最近の若い人の事は判りませんが、、以前努めていた通信系の企業では、自分から進んでリスクを取る。外に向かって出て行く人はほとんど見かけませんでした。(多くは内向き。リスクを取るのが怖い人が多かったのは確かです。逆に外に向かって出ていく、リスクを取る人は積極的に退職されました。。(みなアップスキリングの能力の高い有能な方ばかりでした。)会社は有能な人財を失望させてはいけないでしょう。)

 

エリート層を育てる。それにつきます。政治の世界だろうが、ビジネスの世界だろうが同じです。そういった意味ではイギリスのエリート教育やアメリカのビジネス教育はとても参考になると考えます。エリート教育の失敗。日本のこれまでの多くの失敗の原因は、これに尽きます。現状の文部科学省の戦略では生まれてこない層です。(結果として海外に人財を求めざる得ない。)日本も真のエリート教育しませんか。。本気で。。文部科学省への提言です。

 

③ケーシーさん。

一番温和な感じがします。文系出身者である事に引け目を感じているようですが。その分、皆に判りやすく物事を語る事が出来ます。十二分なスキルだと考えます。今回は司会者不要だったと考えます。ケーシーさんが仕切っていたようなものです。お三方だけの方がもっと深掘りが出来たでしょう。

 

<今回のゲスト>

①ケーシー・エーブル|ZooKeep CEO
アメリカ出身 大学時代に立教大学に留学 現在経営層や専門職エンジニアの人材紹介や HRテックを活かした人事DXサービスを提供するZooKeepを経営。

②ファリザ・アビドヴァ|Trusted CEO
日本企業が持つ技術を発掘し、BMWやBOSCHなどの ヨーロッパ企業を中心に世界各国の企業と組み合わせ 新たなるイノベーションに繋げる企業Trustedを経営。

③カリス|カリストCEO 16歳で東京大学に合格 東大大学院在学中にヨーロッパなどに留学 博士課程を終了後 AIによる医用画像データプラットフォームの会社「カリスト」を設立。2023年4月に2億円の資金調達を実施。

 

<思う事。>

リスキリングだけでなく、その為のアップデートは欠かせません。日々勉強です。それも、勉強の為の勉強では無く、実学を学ぶことが重要です。日本の教育に欠けている要素です。(だから、経営で失敗する。)ノーベル賞を取ったような方でも資金集めに超苦労されます。(最悪、日本見捨ててもいいと考えます。社会が変わらない限り、国家が変わらない限り、個人の能力は評価されません。どれだけアップスキリングしても日本の会社では評価が低い事が多い。=無駄です。勝負する場所を変えた方が賢い。)

 

それにしも、、今でもそうなんですね。。日本の大企業は変われないのかもしれません。無理かも。。多くの案件にリスクを取って積極的に関わり失敗も経験した方が良い。(多くの日本人技術者のベースとなるスキルは一流のはず。)後は、外に向かって経験を積む必要があるでしょう。得られるものはあっても失うものはありません。前向きである事。は成功の要です。個人的にはお三方とも当たり前の事を言っていると思ったので、、未だ変われない日本の大企業の組織が残念です。ベンチャーの時代が少しでも早く訪れるべきでしょう。