東洋経済
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箱物は維持管理費が馬鹿になりません。全て国民の血税です。一度建てたものは簡単には壊せません。国立競技場。年間の維持費が35億円とも言われています。。10年経てば350億円。。いや。。物価が高騰するのでもっと上がります。
実は、、本日所用があって、地元の建物に寄ってきました。(去年完成した新庁舎です。)設計は、隈研吾氏。。
建築の事は良く知りませんが。。個人的な印象です。
①無駄にだだっぴろい空間設計。→空調代がその空間分無駄になります。(電気代が馬鹿にならない。)さらには、建物自体が大きくなりすぎます。(材料選定が難しくなります。いくら近年軽くて丈夫な素材が増えたとは言え強度は大事です。)
②無機質な構造。→オフィスとしての機能を果たしていない設計になっています。人間工学に基づかない設計になっています。(内線電話は安っぽい安物が使われています。。建物に3桁億円の金額かけています。。ケチりましたか?)どこか殺伐としています。(直線基調を多様しているように見えます。)
③市民サービスとかけ離れた運営。→やたらとセキュリティーがうるさい。書類を提出する為だけにICカードもらって内線かけて。。該当の階に、エレベーターで上って、やっと担当者に面会して書類を渡します。無駄。無駄。無駄。受付で待たされた時間に関しては完全なる無駄。以前はもっと親切でした。。対応も事務的になるでしょう。(市民に対するサービスとは思えません。)
④極端に大きな一面ガラスの展望台。→確かに見晴らしはいいですが、、強度が心配です。強化ガラスでも面積が大きすぎれば割れます。
⑤統一感の無い設計。→全体的にチグハグです。外観と内装の統一感の無さは絶望的かと。。木は使ってますが。。むき出しのネジ止めしてある壁の木を見たとき、センスの無さに呆れましたが。。(宮大工の西岡棟梁が見たら泣きます。)
全体的に、建築設計は強度計算が大切だと考えます。実用性が重要だと考えます。用途に合った最適化が重要で、個人の思想・デザインは二の次ではないでしょうか?その土地(方角)の風・水の流れを読んだ設計をする事が優れた設計だと考えています。この建物は全く考慮していません。(自然に抗っているように見えます。)
市民からの要望に応えているとは思えません。県政はまだこんな事やってるんだ。。以前の庁舎の1.5倍ぐらいの大きさになりましたが。。それに応じたサービスが提供出来ているとは思えません。(設計に関しては、私がひねくれているだけでしょう。Wikiを見る限り立派な肩書きの方です。)おまけに駐車場が埋まっていて止められません。とても広い敷地面積なのに有効活用が全く出来ていない。いや。。ビックリです。
この国。。箱物行政は変化が無いようです。市民の負担だけが増えます。デザインについては、素人なので良く判りません。その維持費は県民が支払い続けます。。もったいない。