H3ロケットで打ち上げられたキャノン電子の衛星の初ショット。

 

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キャノン電子はもとから衛星写真のデータの販売を専門とする会社です。H3ロケットは、民生品を載せたからと言って何ら劣るところはありません。

 

キャノン電子

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むしろ、近年のロシアのドローンにキャノンの旧デジタル一眼レフカメラが搭載されていたり、トヨタの自動車が軍用の移動手段として使用されています。(本来好ましくない利用例ですが、世界的に見ても日本製のものは、まだまだ優秀です。軍仕様としてもそのまま使えます。もちろん。宇宙でも。)

 

SLIM

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<民生品で構成された電子パーツが極低温下で機能した事は評価されて良い。>

SLIMもマイナス170度(恐らくそれ以下。)を耐えて復活しています。(TBSは快挙と正確に評価しているので、TBSの記事を使います。)タカラトミー・シャープと言った民生品が頑張った。H3は中小企業のパーツがふんだんに使用されています。中小企業も頑張った。皆が支え合って成功した成果です。

 

復活後の月面写真。

  ↓ 立派な成果です。

 

H3ロケットは周回遅れという人もいますが、、理想論ばかりでは現実は克服できません。現場の力をすり合わせて夢を実現するプロセスが理解できない方は、発言控えていただきたいとも考えます。(せめて柔らかくして表現していただければありがたい。)人のやっている事への批判は簡単ですが、実際にそれを実現させるべく頑張っている現場は、とても辛く過酷です。孤独にも耐える必要があります。

 

この国、失われた30年とか色々言われますが、まだまだ優秀な技術者や国の将来を本気で心配して、俺がやらなければという気概のある人達は多い。

 

いつも思います。もっと現場を褒めてやってください。机上で理想論ばかり言う評論家は淘汰されて良いとも考えています。(近年この国は評論家ばかり増えました。)技術のその先を求める資格のある人は、実際に物作りをやってきて、実現させた人達です。とても地道な作業です。

 

やってみないと判らない事ばかりです。現場が好きです。みなでわいわいやるのが好きです。この国、近年個を強調されますが、この個の力も結集しないと多くのプロジェクトは実現不可能です。もっと日本の技術力を信じてみませんか?日本には日本にあった開発の仕方があります。

 

先日のCP+2024にも日本ならではの製品が出展されています。現場の思いは熱い。一眼ミラーレスは日本の独壇場です。

 

<残念な事>

多くの高学歴者が評論家になって久しい。その高度な知識を現場に行かせればどれだけ役にたつやら。最近の日本は現場の力を過小評価しがちです。正直、頭でっかちはいりません。言い訳ばかりで、行動しない高学歴者は不要。かっての日本では逆に現場の力が強すぎて、コスト度外視の開発をした失敗があります。それでも、近年、過去に作った車であるとか、過去に作ったものが再評価されつつあります。この世に銀の玉は存在しません。地道で産みの苦しみを経験して初め成功への道が開けます。もっと現場に人が欲しい。。現場の切なる願いだと思います。(汚れ仕事を嫌うホワイトカラーが増えました。。ホワイトカラーの仕事はやがて淘汰されます。。)何か形ある物を作りたい。表現したい。という欲求は、人間の本能だと考えます。現場の努力はもっと正当に評価されるべきです。