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ジェネリック医薬品(後発薬)大手のサワイグループホールディングがアメリカ事業
から撤退です。
+++++++++++サワイGHDがこの日発表した2023年4~12月期連結決算(国際会計基準)は、医薬品の値上げが進んだことなどで、売上高にあたる売上収益が前年同期比10・4%増の1360億円、最終利益が24・5%増の135億円と増収増益だった。++++抜粋します。
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ただし、グループとしては増収増益です。儲けが出ない事業からは撤退するという明確な企業の意思決定です。
2022年の記事です。
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+++++++++++++ 抜粋します。
薬の販売価格は薬価改定によって毎年引き下げられる一方で、材料費が高騰している。供給体制を整えようにも新たな設備投資は難しい。最低限の原資を確保するためにも、薬価の引き上げが必要だ。
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政府の無策ぶりには呆れます。企業は慈善事業ではありません。
2023年
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増収増益、配当も増額です。ですが、ジェネリックは儲かりません。
以前もブログで触れたので繰り返しませんが、日本の行政府がジェネリック製薬会社を潰しました。(先の事を何も考えていません。長期戦略が出来ない典型的な例です。=思考停止。)
日医工
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そういう事です。製薬会社や自動車メーカーなど製造に関わる企業は何らかの不祥事(金銭的なでは無く、品質の担保)が起きます。
日本の行政府がやっている事は明確な日本企業潰しです。頭大丈夫ですか?製薬会社からしたら、ジェネリックが全然利益を出せなくなった事は死活問題です。国内企業がその産業から去って行きます。薬価だけの問題ではなく、品質の問題を担保すべきです。(安かろう悪かろうの海外製品が増えます。)
間抜けな国家政策としかいいようがないでしょう。(国内のジェネリック企業を潰してしまった。二度と元には戻らないでしょう。)
繰り返します。企業は慈善事業ではありません。ましてお上のものでもありません。世の中の為に存在します。行政府が勝手に壊さないでいただきたいと思います。(富山県の製薬に関わる方がは大変な目にあっています。)
<追記です。世界的な背景があります。>
実はジェネリック薬品については、インドが強いのです。
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インドのジェネリック薬品については、色々と問題があります。品質の問題は常にあります。国内企業が不祥事を起こすと日本の行政府は潰しにかかりますが、、全て海外製品に頼るという事態になった場合のリスクは考えているとは思えません。
アメリカにおける状況
↓ 2022年
2022年の時期で進むも地獄、引くも地獄の状況とあります。。2024年にサワイがアメリカからの撤退を決めたという事は、国産のジェネリック薬品は絶望的な状況という事を意味します。
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ジェネリックはインドが強い。なんといってもその価格は魅力なのでしょう。
日本のお薬は現在、中国、インドからの原薬輸入に頼っています。正直、自国で薬を生産できない事は問題だと思います。行政府は品質の担保はすべきでしょう。そうでなければ余りに無責任です。(ちゃんとチェックしているか怪しい。)
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先の大地震で富山県も重大な被害を受けています。極力国内で物を作れる体制は残していただきたいと考えます。物作りを日本が失えば、ヨーロッパにおける中国EV車の増加のように、簡単に既存産業など乗っ取られます。雇用が失われます。国民生活が窮します。政府の戦略は長期でなければいけません。目先の損得で政治を行ってはいけないと考えます。