大分高専

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年々受験者数が減少しています。かっては二桁あった倍率も現在では2倍を割っています。とても入学しやすくなっています。

 

それでも、受験者数が増えません。

 

九州と言えばTSMCの工場が建設中の地域です。高専で学べば何かと有利に働くような気がしますが。。どうも昨今、半導体工学は不人気なようです。

 

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物事には時期、即ちタイミングというものがあります。多くの投資が集まる時はチャンスです。

 

昔の教え子に高専から編入学を経て国立大学の数学科に進んだ生徒を知っています。(既に卒業。)そもそも親が高専の仕組みを理解していない事も多いようです。

 

「高専」かってはブランドでしたが、近年では不人気です。実践教育を中心として授業が行われます。教える側も教授です。高等学校とは異なります。

 

九州では半導体工学を身につけている若い人材を求めているはずです。基本が出来ていれば、入社後会社で鍛えれば良い。やる気のある若者なら本気で欲しいと思うはずなんですが。。この辺りの事情は良くわかりません。

 

何故か日本では高専が不当な評価をされているとしか言いようがありません。必要なら編入学で国立大学に進んで足りない部分を補えます。大学は座学が中心です。より実験的な経験を積むことが出来るのが高専でしょう。

 

日本では、まだ旧学歴が幅をきかせているように感じています。何処の大学を出たなどという事は全くもって無意味だと思います。本人が何が出来るかが大切です。

 

それにしても、倍率が低い。少子化だけが原因では無いでしょう。製造プロセスに関わる仕事自体が敬遠されているような気がします。(儲けが出るような学部の方が人気がありそう。。昨今。楽して儲けたいといいう傾向は強いのは確かですが。。)

 

文部科学省(古い資料です。)

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https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/067/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2015/06/24/1358990_03.pdf

 

現在は倍率1.0に近い高専の学科もあります。(地方の高専)学科によって人気も異なります。もっと評価されてもいいと思います。実践教育が出来ていない日本の現状は問題だと考えます。(出来ていないというより、捨ててきたと言った方が良いでしょう。)