先日撮ってきたオリオン座の写真ですが。。コンポジットかけて画像処理やり直しました。。(と言っても、適当ですが。。)

 

5枚コンポジットしました。最初よりは燃木星雲、馬頭星雲が見やすくなっていると思います。ISO6400 開放90秒×5枚

 

<機材。>

カメラは昔購入した①EOS-KISS7を使用しています。(IRフィルター改造機。10年程前の製品です。APS-Cサイズ機。一番活躍してくれています。)画像処理はノウハウが必要なので、、勉強したいと思っています。今回は、新規に②FMA180-proを投入してみました。。(4cmの屈折望遠鏡です。)本来なら、7万円以上するものですが、、たまたまアマゾンで2万円ほど安い価格で販売されていたのでポチってしまいました。。(アリエクスプレスだともっと安いのですが、、精密機械なので、不良品などがあった時はアマゾンの方が安心できます。返品処理、クレーム処理がスムーズです。)

 

上下の星像にコマ収差が見られます。それでも価格から考えると癖のないレンズだと思います。(6群のEDレンズです。)

 

寒いときは、自宅にこもっていたい所ですが、金曜日の夜しか晴れマークがなかったので、ちょっと遠出しました。寒かったのと雪がまだ残っていて良い撮影場所が確保出来なかったので、オリオン座を中心に撮りました。(古い空き家とか電線とか、樹木が邪魔で視界が確保できませんでした。。。いつもの場所は雪で埋まっていました。。)

 

出来ればフルサイズも欲しい所ですが、所詮趣味です。今ある機材を最大限活用します。(趣味にそこまでお金はかけられません。)昨今は電子観望が大流行りでyoutberさん達も増えてきています。素晴らしい映像が多いのでうらやましい限りです。フルサイズが必要になったら中古品を探します。(広角が撮れるのと高感度ノイズ耐性が高いので画質が劇的に向上します。)

 

<最近の傾向>

カメラ本体+望遠鏡本体+赤道儀+冷却CMOSカメラ+高性能フラッシュメモリ+ガイダー+電源ユニット+通信代+タブレット+ソフト代。全て自動化すればペンションの中で、機材類を外に放置しての撮影も可能です。(操作はタブレットで全てできます。)ただ、、お金が100万円単位で飛んで行きます。皆さん凄いと思います。近年は30万円クラスの冷却CMOSカメラが主流のようです。最近の電子観望ブームは本物だと思います。(今後ももっと良い製品が多く出回るでしょう。。各社、競争が激しくなってきました。)

 

<すばる。>

5枚コンポジットしました。ISO6400 開放60秒×5枚

 

余り変わりません。開放90秒は必要だったようです。少しはガスが広がったでしょうか。もう少しガスを広げたい所です。

 

<次回>

本当はバラ星雲なども撮りたかったのですが。。時間の関係と場所が悪かった事もあり、今回は見送りました。Hχなどは、双眼鏡で見ると宝石の用でした。かに座のプレセペも撮りたい所です。次回チャレンジしてみます。(夜晴れた日で、次の日に仕事が無い時で、月明かりが無い事が条件です。市街地ではフィルターも試しましたが、、画像処理が大変です。絵を作り込む作業が要求されます。)撮ってきたデータを画像編集ソフトで加工するのが昨今の流行です。それこそ生成AI技術で、人工衛星の軌跡を消したり、木々を消したりいくらでも加工可能です。(収差も修正可能です。)ただ、、物理的な光学の回析限界はあるので、不自然な加工は止めたいと考えています。(何事もほどほどが大切だと思います。)多少不格好な方が潔いと思います。

 

<双眼鏡は楽しい。>

改めて空気の澄んだ場所で双眼鏡で星空を眺めるとため息が出ます。市街地では想像もできないような星空を満喫する事が出来ます。散光星団・星雲・散開星団など、ぼんやりとしたガス雲もよりクッキリと見えます。星の奥の星を確認する事が出来ます。ほんとうに良い観測条件下(日本だと、白檜曽あたりですか。。)だと空一面、白く見えるのだと思います。昨年から5cmのダハ型双眼鏡を追加していますが、、最近の製品は見栄え味じが素晴らしいです。(位相差コーティング・加工精度・フラットナー・長いアイレリーフ・完全防水。。とても進化しています。)良い気分転換になります。下界の喧騒から開放されて自分だけの時間を満喫する。。とても贅沢な時間が過ごせます。

 

<山>

今回は、鹿、イタチに出会いました。本来は彼らの住処が山です。人間が入り込んで荒らしてはいけない領域だと感じました。済んだ山の空気はとても新鮮で生き返ります。山への畏敬の念は忘れてはいけないと感じました。