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  ルネサス

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ルネサスのマイコンだと、日立系のHシリーズは使った事があります。カシオのグラフ電卓に搭載されているのもSH系のマイコンだったと思います。使いやすかった記憶がありますが。ただ、書き込み回数が少な過ぎという欠点もありました。(今となっては、旧世代のマイコンですが。。)三菱系マイコンも使った事があります。

 

主な用途は車載半導体です。昔から有名です。日本車の製造販売台数が伸びるとルネサスの売上も伸びるのは当然です。

 

19年ぶり復配とか。。いや~長い。やっと復配ですか。。それでも、車載半導体にはルネサスのマイコンでしょう。(最近では、海外の車載用MCUの設計を行う事も多いようです)

 

この関係も影響してくるでしょう。

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RH850車載用MCU

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このタイプは5ナノなどという微細加工を必要としません。40ナノでも問題ありません。信頼性が大切です。(自動車の内部は高温から極寒まで過酷な条件下で使用されます。)

 

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マイクロコンピュータ | Renesas

 

私が知っていた当時とはずいぶんと様変わりしています。東北の大震災が一つの契機となったようです。(既存の生産工場が破壊された。復旧はしましたがまだ爪跡は残っています。)海外のマイコン(ARM)を使用するようになったようです。現在はTSMCに委託生産しているようです。

 

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ルネサス、Armを採用した第5世代R-Carのコンセプトを布施武司統括部長が解説 - Car Watch (impress.co.jp)


LSIは設計が命です。設計ができる技術者を多く抱えた会社が強い。製造は委託すれば良い。この割り切りがもっと早くできなかったものか。。いつまでも垂直統合型経営にこだわった結果、赤字続きの決算でした。何処を事業のコアにするかは経営者の判断です。日本にはまだまだダメダメ経営者が多い事が判ります。

 

日本の半導体政策は、国も、経営者も数多くの失敗を続けてきました。(自国の最高機密技術を只で隣国に与えています。支援しています。その結果の現在です。)当事者はその原因を全く自分のせいだとは思っていません。今後も安泰という訳にはいかないでしょう。