1月上旬の一次試験が終わり、2月には二次試験が行われます。

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受験生の皆様・親御さん大変な時期だと思います。頑張ってください。

 

2024年の試験の流れを見てみます。

 

・<前年の9月下旬~10月上旬>

出願受付

<第一次試験>

・1月13/14日

・1月27/28日:追試験

<第二次試験>

・前期日程:2月25日から。 

・後期日程:3月12日以降から。

<合格発表>

・前期日程 3月 6日~3月10日 

・後期日程 3月20日~3月24日 

・追試 3月28日から

 

※:最近は後期日程利用者がどんどん減っています。

 

<入学締め切り日>

3月15日

 

いや~。。なかなかにしんどい。しかも外は寒いし。。感染症にかからないよう、交通事故などに遭わないように十分注意する必要があります。(受験は体力です。)

 

この日程、以前から問題になっていますが。。変わる気配すらない。10月入学ではだめですか??(皆さん出来ない理由を並べて反対します。)

 

今年の共通テストも思う所がありますが。。実際数学ⅠAなど解いて見てください。出来る生徒なら中学生でも解けます。(ある意味中学生の方が得意かも。。これ数学の問題か??読解力を求める国語の問題と化しています。。読んで理解するまでに無駄な時間を要します。個人的には、数学は抽象化して無駄を省くところに美しさを感じています。=普遍性がある。)昨今の数学の問題は時間がかかるばかりで解くまでが大変です。ならば、教科書も改変する必要があるでしょう。

 

今年度から多少配慮はしているようです。

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来年のスケジュールが決まっています。

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https://www.janu.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/01_2025-r50612.pdf

 

+++++++++++++++ ここからは 「情報」の話です。

 

令和7年度からの受験科目です。

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https://www.janu.jp/wp/wp-content/uploads/2023/06/03_r7-r50602.pdf

 

情報が追加されます。配点的には、低くなるように設定すると予想されます。(配点に入れない大学も出てきそうです。)文部科学省は、教科「情報」については、youtebe上に多くの学習参考資料を載せて、情報に関する著名な教授陣(教育系)に制作を依頼しています。それぐらい力の入った導入なのですが。。それが運営できる高校はごく僅かでしょう。(プロの情報教育が出来る人材がいない。)

 

更に言うなら、それらを生かせる大学がこの国に一体どれぐらいあるのか?と言われると心許ない。文部科学省が時間かけて「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」と機械学習、画像認識まで用意したのは何のためだったのか?疑問に思えてきます。(それぐらい良く出来た教材です。)

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何人の教員が見ているのでしょうか??

 

情報Ⅰ

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情報Ⅱ

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本当は情報Ⅱまでやってあげたい。文部科学省が何年もかけて用意してきた教材です。全てそろっています。しかしながら、高校の授業に導入するとなると、他の科目が犠牲になります。。悩ましい所です。ある意味、大人が学習するのにも適しています。(大人こそ学習すべきでしょう。)

 

現状。

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せっかく文部科学省が力を入れても、大学側がその気になっていません。高校の教員もちゃんと文部科学省のサイトを見ているとも思えません。都道府県単位でも情報共有しているとはとても思えません。

 

高校の3年間などあっという間です。1教科分の時間を確保する事など本来不可能なのです。(普通科の進学校は、受験対策がメインになります。)

 

<思う事。>

①現実を見つめてみませんか。。絵に描いた餅では困ります。

文部科学省は良くやっているとは思います。ただ、その心は現場には通じていません。理解もされていないでしょう。やや文部科学省の空振り的な部分が多い。「Society5.0」「地域学教育=ふるさと教育。」をうたいますが。。

 

人間を生かすより、システムを生かすスキルを磨く事は、最終的に「個」で戦う。「個」で頑張る事を意味します。若者に地域に帰って来てもらいたいと体験学習を行っても、効果は一時的でしょう。(昨今大流行りです。)ちゃんと出口戦略考えていますか?レシピは提供したからか、料理は各自でやってね。。では教育は成立しません。Society5.0も聞き飽きました。(日本では未だ具現化していません。)

 

大量に配布した、タブレットもうまく活用出来ている学校もあれば、眠っている学校もあります。勿体ない。。

 

②相変わらず数字のマジック、お役所仕事は辞めませんか?

教科「情報」免許取得者

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いやいや、、一年で埋まるってあり得ないでしょう。正規の免許状もっていても使っていなかった教員を配置しただけでしょう。何ら問題の解決に至っていません。(お役所得意の数字のマジック。)やや絶望感を感じます。(そういった人事は知っています。)

 

③最終的に。。

産業界では100年に一度の大変革が起きています。その産業界からの意見をもっと重用すべきでしょう。(文部科学省中心の時代は終焉したと考えています。)今の時代を生きていくためのスキルと、学術的な学習をするスキルは別物です。(ポスドクなどという問題も発生する訳です。)ここは厚生労働省に頑張ってもらいたのですが、、文部科学省>>厚生労働省 という力学構造が存在します。それでも産業界が求めている人材育成に待った無しです。

 

かっての日本は半導体産業が有望と見ると、小・中学校から、集合、バイナリー計算など、当時新しい教育をどんどん採用しました。この国の高校の教科書から行列が消えて久しい。行列演算ができれば積和演算ができます。これ当たり前の事で学校で教えてあげて欲しい。(AIの理解にも繋がるし、CPUの性能も概算で求められます。近似計算の意味も判ります。プロセッサーの構造設計の理解にも役立ちます。)

 

結局、文部科学省だけの力では不足という事になります。各省庁上げて(産業界上げて)、教育をサポートしないと、この国の未来はありません。もっと真剣に取り組んでもらいたい。歳を取ったら、若者のお世話になる事になります。その事を考えて教育すると、違った視点が見えてきます。(子供達の将来を考えるようになります。)この国の未来が若者にかかっている事実を教員はもっと真剣に肝に銘じていただきたいと考えます。(その為には社会を知ってください。もっと勉強してください。)社会は共同体です。教育の仕事は流れ作業ではありません。人の人格形成を行う尊い仕事です。(教員の皆さんはその覚悟は出来てますか?)