LROから取ったSLIMの画像。
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LRO
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月周回無人衛星です。50cmの解像度は半端ではありません。既に複数のメディアがニュースで取り上げています。
BBC
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一方で、BBCが近年の月着陸について取り上げています。コストは劇的に下がったのに、成功例が少ない事。50年以上前に成功した事が、現在では出来ていない事は憂慮すべき事だと思います。最終的には持続的な成功の継続によってそれらが解決るされるでしょう。。的な結びで終わっています。
昔のコンピュータの性能はとても低いのは確かです(言語はアセンブラ)。それでも、人類は月面に人間とル・ローバー(月面電気自動車)を送り出しています。現在ではとても不可能な事です。
++++++++++++++ ここから、お話それます。
アポロ誘導コンピューター
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リアルタイム組み込みシステムです。16ビット長。磁気コアメモリ(なんと古い。)積んでます。動作周波数2.048 MHz (よく宇宙で壊れなかったものです。)
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1960年当時できた事(60年以上前です。)が、現代のように、コンピュータ技術が進み、測位制御も進んだ時代に何故実現出来ないのか?という点については様々な意見があるようです。最も言われているのが、「コスト」問題です。人が月に行っても何か見返り(リターン)があるのか?という点でしょう。それぐらいの国家予算を使っています。
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・1961年から1972年にかけて実施。
・ピーク時で40万人の雇用。。。人件費が。。とんでもない。
・830億ドル。当時の物価から考えるととんでもない予算です。(現在だと1500億ドル程にはなると思います。ざっくり、日本円換算で約22兆円。(円安なので、、))
アポロ計画 18号・19号・20号も計画されていたようです。
月に人を送り出す為だけに、これだけの予算が付かないでしょう。近年は、無人探査機による調査の方が圧倒的に多い訳です。地上400Km程度の宇宙ステーションがやっとです。(既に耐用年数過ぎてますが。。)次の宇宙ステーションの建設も始まっていません。
当時のアメリカの国力の象徴のような気がします。それぐらいアメリカは絶頂期にありました。(同時にベトナム戦争も行っていました。。アポロ計画が縮小された理由の一つでしょう。)それと、人々の意識の差も大きいと思います。知的探究心。好奇心。文明が若い程旺盛です。現代アメリカはある意味成熟期に入っています。新たあな冒険は余り望まない傾向にあります。
<思う事。>
何事も、勢いが大切なのだと思います。やり始めた、らやり遂げるまでとことん続ける姿勢が大切なのだと思います。途中で諦めたら。。終わりです。人々の思いと願いが夢を実現させるのだと信じています。


