SLIMからのデータ解析の一部が終わったようです。先日ブログで触れたように本日記者会見がありました。

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坂井 真一郎 教授の説明は明瞭で判りやすい。プレゼンのお手本のような感じです。(無駄が無い。)今回の結果はニュースでも取り上げているようです。

 

LEV-2 担当 平野 大地 氏の言葉が全てでしょう。時間的な制約によってデータ圧縮せざるを得なかったという無念さが伺えます。(本来もっと解像度が高い画像が送られてくるはずでした。また、カメラの機能も、もっと多い。。いかんせん電力が無い事が致命的です。)

 

月面の画像です。

  ↓ 石に名前が付いています。

https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240125-3_j.html

 

とは言いながら、まだ解析途中である事。太陽の光がソーラパネルに当たれば発電される可能性がある事を考えれば、2月上旬には嬉しい結果が待っているかも知れません。

 

今回の実験は大成功です。月面上に超高精度着陸が出来る事を、実際に世界に知らしめました。併せて、LEV1,LEV2とも正常動作しました。SLIM本体の画像も撮影できました。上出来でしょう。これで本体が生き返ったら本当に奇跡です。

 

どこかのニュースでは、SLIMが逆さまになっているという説明がありましたが、実際には、縦長の方向を月面に垂直した形になっています。その後、横に倒す事でソーラーパネルを月面と水平にする事で太陽光発電する予定でした。(二段階着陸ダイナミクス

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https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240125-4_j.html

 

今回は、恐らく向かって右側(西側)から太陽光が十分当たるようであれば、電源復旧もあり得るという事だと思います。

 

SLIMの着陸したクレーターです。

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しかし。。良く正確に着陸したものです。大成果と言って良いでしょう。それぐらい惑星や衛星探査は難しいく高度な技術を要します。(重力の影響が強い。)

 

今日は、ほぼ満月です。(正確には26日午前3時頃が満月です。)例によってコンデジでパチリと取ってみました。

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月齢 13.6 ちょっとSLIMは見えません。。38万Km先です。とても遠い場所にいます。