<今判っている事。>

昨日、20日2時10分から記者会見が開かれていました。ランディングの中継までは見ていましたが、、さすがに疲れていたので、寝落ちしました。。記者会見は先ほど見たばかりです。

 

<判った事。>

①ソフトランディングには成功したと、一時データは物語っている。

②小型プローブの放出には成功した模様。

③現在太陽パネルからの発電は確認出来ていない。残されたバッテリーのみでの駆動である。従って、データの取得に全力を傾けている。

④バッテリーの余裕があれば、岩石解析も行いたい。(時間との勝負。)

⑤月からのデータ収集後でないと正確な事は判らない。

 

<メンバー>

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非常に多くのメンバーが関わっています。大きなプロジェクトを達成するために、チームワーク(メンバーシップ/フォロワーシップ)は重要です。各自がベストを尽くしても成功するとは限らないのが宇宙開発ミッションです。多くの国民が応援して支えてあげる必要があります。

 

<JAXAの今回の目的。>

①100mm以内の場所に、カメラとレーダー及びレーザーによる画像認識システムを利用して、スラスタを制御させ、自律的に軟着陸させる事。 → 恐らく成功。

②「高精度着陸」「軽量探査機」が今回の目的です。コストを削減して、推進力も抑えて安く、時間をかけて月に到達し、着陸する技術の検証試験。 → 恐らく成功。

 

<関連する技術。>

『電気系機器』

・着陸レーダー。(波長はマイクロ波(波長1cm~10cm)) <三菱電機製>

・レーザーレンジファインダー <三菱電機製>

・航法カメラ <明星電気製>

・総合化計算機 JAXAは昔からFPGAを使っています。 <三菱電機製>

・Sバンドトランスポンダー <三菱電機製>

 

『電源系機器』

・SUSラミネート電池

・デジタル電力分配器(デジタル制御の積極的な導入により大幅な小型化高機能化を図っています。)<三菱電機製>

・薄膜太陽電池<シャープ製>

 

『着陸系』

・衝撃吸収剤

・分光カメラ <明星電気製>

・小型プローブ(LEV) 船外に分離して、地上をジャンプしながら写真写真撮影を行います。 <2個あります。>

・リフレクタ <NASAからの提供。>

 

今回JAXAが目指した技術です。

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<今後の展望。>

①今回使用に用いた慣性航法(ソフト、ハード)は成功したようですので、そのままパッケージングして配布する事が可能です。(日本はそこまで商業主義ではありません。)月の探査は一国で行う事業ではありません。(世界的な協力があるべきです。)ハードもFPGAです。移植可能です。

②太陽パネルからの発電が出来ていない理由はまだ判っていないと考えます。月の自転は約30日です。簡単に太陽光から電力を得るという訳にはいかないでしょう。電池が生きている間に、最大限データをとり続ける事が今後のミッションとなります。

③二度目の挑戦で月への軟着陸が出来た事は大きな成果である。(民間企業では初)

④恐らく太陽パネルの物理的な破損はない模様。 → 時間が経てば電力回復もあり得る(一番起きてほしいシナリオ。)

 

<結論>

大成功である。と考えて良いでしょう。誰も作った事のない一つのモデルを作って、それが実現できる事を示した時点で物事は達成したも同然です。得られたデータからスーパーコンピューターを利用して様々なシミュレーション解析が可能です。科学は、データが命です。

 

データは相当な圧縮を行っていると思われます。解析には時間がかかるでしょう。地球から月までの距離は38万Kmです。仮に光速を29万Km/sとしても、通信には、往復 約2.8秒はかかります。月の自転の周期は約27.32日です。地球も自転しています。地球の裏側にもパラボラアンテナがあり、昼夜問わずデータの取得は可能ですが、安定していません。(ノイズ除去が必要です。あるいは増幅。)とにかく時間との勝負です。

 

<感じた事。>

フリーのニューズウィークの記者さん「月面着陸おめでとうございます。」これ!!大事。関係社をねぎらう言葉は必要でしょう。月刊星ナビさん。「おめでとうございます。」読売新聞も「本日はおめでとうございます。」。。毎日新聞「本日は成功おめでとうございます。」。フリーランスの記者「着陸おめでとうございます。」。。この辺りの気配り感は、大事だと思います。(真夜中の記者会見です。関係各位も疲れ切っています。気を遣ってあげてください。=悪い事した訳ではありません。親しき仲にも礼儀あり。)

 

今回はハヤブサの案件にも似ています。日本の宇宙開発のDNAを感じさせます。

 

<実際には、、>

太陽パネルから電力回復は難しいでしょう。概ね良い記者会見だったと思います。(最初だけですが。。後半がダラダラ。。)国民の関心が高い事はメディアも理解しているよです。成功が確認されれば、世界で5番目の成功になります。どのメディアも真っ先に発表したという力が入っています。(方向が違うような気がしますが。。でも彼らに取って、失敗か?成功か?は白黒付けたい所でしょう。=報道する側の立場。)

 

<ちょと愚痴ります。。無視してください。>

これ我慢していましたが、、

 

「共同通信社」さん。記者会見聞いていましたか?HⅢの時の質問といい、,全く話しを聞いていない事が判ります。「朝日新聞社」さんの質問も意味不明。(事前勉強していますか?)國中氏が小学生でも判るようにかみ砕いて説明しないと駄目ですか。。?大丈夫ですか?(大卒でしょ?)「時事通信」の質問はもっと駄目駄目。だ・か。ら。。月の自転を待つと最初に言ってますが。。真ん前で聞いていて聞き逃すなどという事はあり得ない。(恥ずかしい。)早く3人の方を解放してあげてください。(頭悪すぎ!!小学生以下。)気配りのできない大新聞の記者も多い事はとても残念だと思います。また、幼稚園児並の質問は勘弁してもらいたい。

 

「日経」さんの質問もダメダメ。まだ判ってないんだって!!質問する事ではありません。データは統合されて圧縮されているに決まっているでしょう。復元作業がどれだけ大変か理解してますか?(まとまったパケット群が集まらない限り、解析は無理。)

 

「日刊工業新聞」さんの記事はまとも!!偉い。良い質問です。普段から現場を知っている記者の質問は野次馬記事とは異なります。

 

気配りって大切ですね。

 

えっ。。まだ質問ですか。。まずご自分が勉強してください。

 

読売新聞社の質問は、、呆れて物が言えません。プロの記者でしょう。正直いいます。頭悪すぎ。(だ・か・ら・。。説明するだけの詳細データは皆無です。資料をまとめるのが精一杯。判ってます?太陽光発電がされていなという不足の事態をどう判断するかに時間がかかったに決まっているでしょう。記者会見が遅れた事に謝れと。。?びっくりです。)1人1人の質問にも國中氏は丁寧に説明されています。月の環境理解していますか?「日経Bz」の記者さん。。その質問はまだ早い。理解してね。。


司会者も下手。ある程度で打ち切って良い。あるいは、質問の取捨選択はして良い。ちょっと間延びしすぎ。半分で打ち切っても良し。質問は各社一問でお願いしますとか。。今回は司会者も選択ミス。早く終わらせてください。次からは、もっとうまい人に変えてください。

 

◎最後のフリーライター 林さん。素人目線の良い質問です。(聞かれた方がドッキとするような質問です=返答不能)アポロ12号(163m成功。)の話を持ってきますが。。事前学習ちゃんとしています。大新聞の記者諸氏しっかり勉強してください。

 

内閣府の資料。

  ↓

https://www8.cao.go.jp/space/comittee/27-kagaku/kagaku-dai2/siryou1-2.pdf

 

 

藤本正樹氏は英語も使ってのやりとりをし続けています。。頭疲れ切っています。早くおうちに返してあげてください。(長時間英語を使ったやりとりはとても疲れます。)

 

フリーライター 秋山さんの質問も良く勉強しています。

 

LRO

  ↓

 

サイエンスポータル さんの質問。太陽パネルの質問は鋭いのですが、、今質問する事ですか?検証を待ってからでしょう。(全ては、トレードアンドオフです。代わりにお答えしましょうか?考えれば判るでしょう。)

 

お三方とも遅くまでお疲れ様でした。小学生レベルの質問に。。良く耐えた!!正直に言って、大新聞の記者諸氏の多くは職を失うでしょう。不勉強も甚だしい。このお三方は土曜日も日曜日も仕事があります。休む暇もありません。

 

JAXAの広報部に苦言!!プレス対応をどうにかしてください。これでは技術者に負担がかかるばかりです。

 

詳しくはこちらをどうぞ。

  ↓

https://www.jaxa.jp/press/2024/01/20240120-1_j.html

 

SLIMの着陸目標地点。

  ↓

 

<海外では。。>

DWニュース

 ↓

 

CNN

 ↓

 

CBS

  ↓

 

Evening Newsなので、詳細は後日取り上げると思います。

 

Reuters

  ↓

 

短いですが、熱心な報道です。。。他にも一杯あります。。

 

<追記です。>

BBC

  ↓