<元記事>

Rapidusについての記事です。(湯之上氏の記事です。)

  ↓

 

ITF Japan 11月9日開催。(都内のホテルで開催されていました。)

  ↓ 日本で開催されていましすが、全て英語で行われます。

 

ちょっとサイトを読み解いています。(全て英語なので良く判りませんが、出ている情報から探ってみます。)

 

--------------- ここから ちょっと貼り付けが多いので、結論だけ知りたいかたは一番下の日経Xtechさんの記事が一番参考になると思います。(既に既出でした。)

 

<スピーカー。>

  ↓

 

○imec:Luc Van den hove CEO他。

○レゾナック:阿部氏 業務執行役兼エレクトロニクス事業本部副本部長

○三井化学:平原氏 ICTソリューション事業本部長。

○Rapidas:小池社長。

○経済産業省METI(Ministry of Economy, Trade and Industry):元西村経済産業省大臣、他

 

いやいや。。錚々たるメンバーです。経済産業省との見解とは異なる意見を発信していた湯之上氏を招いている事からも、今回の取り組みの真剣さが伺えます。

 

<スポンサー>

①SCREEN

 

SCREENさんの本気度が判ります。ある意味社運かけています。現在の日本は半導体製造競争に負けないように、政府も巻き込んで活動をしています。掲げている目標は立派だと思います。後はどう実現するか。どう戦略を練るか。投資対効果の見極めが重要になります。(利益を生み出す必要があります。ニーズを選別する必要があります。)

 

サポートパートナー

①Franders Investment and Trade(ベルギー、フランダースの公的投資/貿易機関です。)

  ↓

 

サポートパートナーからも判るように日欧に関する投資案件になります。
 

②日本で様々な投資支援と交流を図っています。

  ↓

 

  ↓

 

※:ベルギー フランダースという地域について、

①アントワープを擁するEUでも屈指の貿易立国です。投資に関しては残念ながら日本は後進国です。古参のヨーロッパには歴史的な積み上げ、経験があります。ある意味狡猾です。(技術オンリーではありません。)常に種を蒔いています。

 

日本のJetroとも連携しています。

  ↓

 

  ↓

 

 ↓

 

 

 ↓

 

EUを離脱した英国との交易も盛んです。EU圏における交易の中心的都市と言ってもいいでしょう。

 ↓

 

地味な紹介サイトに見えますが。。フランダースのサイトに直接飛べます。

  ↓

 

フランスとも近い。イギリスが直ぐ目の前。地理的条件が整っています。

  ↓

 

可視化にかけては、欧米に一日の長があります。(判りやすいサイトデザインです。=お金かけています。) 英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、日本語、中国語に対応しています。

 

③imec

日本ポリマーさんのサイト

  ↓

 

imecのサイト

  ↓

 

オランダとはお隣さんです。納得です。

  ↓

 

手短に知るには、日経Xtechさんの記事が参考になります。

  ↓

 

  ↓

 

<判った事。>

現状では、日本の政策はうまくいっていると言って良いでしょう。その意味では、西村大臣の首が飛んだのが痛い。裏で何かが起きてるのでは?と勘ぐりたくもなります。この分野は日本国政府の本気度が見られます。小池氏のプレゼンもうまくいっています。(スタートアップまでは、)

 

個人的には、Rapidas関連の記事とは距離を取っていましたが、改めて資料を追って見るとグランドデザインが見え隠れします。各国の利害関係が絡んでいるだけに、優れた国家戦略が必要とされます。資料を追うことはとても勉強になります。キュレーションサイトを見るだけでは判らない事も、自分で考察するとその姿形がハッキリと現れてきます。(日欧米と各国が競争を繰り広げています。それだけパイがでかい事を意味します。)

 

湯野上氏や日経Xtechの記事のように有能な人達が書いた記事は、事前に良く勉強しておく必要があります。(ある意味論文です。無料で読めるのが奇跡です。)

 

<おまけ>

特に湯之上氏の記事は重要でしょう。

+++++++++++++++ 貼り付けます。

ここから分かるのは、最先端の微細化の開発は、一瞬たりとも手を緩めてはならないということである。次世代、次々世代、次々次世代の開発を並行して行いながら、現在の微細化の量産に全力を尽くす。それができなければ、微細化の競争から脱落するしかないのだ。

++++++++++++++++

intelの現状を鋭く分析しています。(開発停滞。最悪TSMCに丸投げもあり得る。)

 

+++++++++++++++ 貼り付けます。

そして、2023年6月時点でTSMCには約8700人の技術者がいると書かれている。ということは、TSMCの社員数は2022年末時点で7.3万人であり、そのうち技術者が約8700人いる(2023年6月時点)。これは、全社員数の11%に相当する。つまり、TSMCの11人に1人は技術者である。そして、この技術者が24時間体制で、最先端の微細化の技術を死に物狂いで開発している。

 

加えて、TSMCは2nmのR&Dをほぼ完了し、リスク生産のフェーズに入ったという。ただし、量産開始と言えるようになるまで2年程度かかるということも漏れ聞こえてくる。つまり、2nmはとんでもなく難しいのである。

++++++++++++

ドクタークラスの人材が24時間体制で仕事しています。働き方改革などという事を言っていては世界との競争で負けます。量産化には2年程度はかかるようです。厳しい条件です。それでも、湯之上氏がImecを高く評価している事は確かです。そのImecは日本を高く評価しています。

 

日本の大学の現状は問題でしょう。ドクタークラスの人材の輩出と活用が出来ていない状況をなんとか改善する必要があるでしょう。これ以上の頭脳流出は避けるべきです。