新 将棋会館建設プロジェクト
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いや~。1億4千万円突破しています。凄い。。ファンの方が多いのでしょう。確かに、旧将棋会館はとても老朽化しています。
ただし、個人的には日本将棋連盟に興味はありません。極端な話無くなってもいいのかな?と考えています。逆に言えばそれぐらい大嫌いです。
<そもそもの始まり>
ドワンゴ(ニコニコ動画)始めた電王戦
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当時の米長会長の英断だと思います。(自らも対局されています。)故大山康晴は、コンピュータと対戦したらやがて人間が負けるに決まっているじゃないか。と大反対でした。
<参考>実際に人対AI将棋が公式の場で行われたのは、、
「大和証券杯ネット将棋・最強戦」 この時はかろうじて渡辺棋士が勝利していますが、AIが終盤(1手だけ間違えました。)間違えなければ勝手していました。(実質AIの勝ちです。)この時点で、現役のトップ将棋棋士に勝てる実力を保有しています。(保木さんの考案したアルゴリズムは図形的な判断を行っており、とてもユニークです。保木さん自身も将棋は素人。)
2007年3月21日の事です。渡辺棋士自身は米長会長(当時)に言われて嫌々引き受けたとおっしゃっています。
この時から、AIが
棋士より強いという事が自明になります。日本将棋連盟によるAI潰しが始まります。(実際は、AIを活用すべきという意見と排除すべきという意見で二分していたように思います。)
<電王戦> 日本将棋連盟の電力は制限があります。消費電力2800ワット以内。この時点で、AI将棋にハンディキャップ付けています。電力制限により、AI将棋は本来の能力を発揮できず、プログラムをカスタマイズして、小型化する必要があります。その意味では、東大のあからが一番強かったのでは?と思います。
2010年 東大 あから2010と女流清水棋士の対戦。あからの圧勝。
(当時の東大のPCをクラウド化してつなげたのでマシンパワーは強烈です。ただし、クラスター化すると、通信のアービタ処理が問題になります。通信処理が原因により、最悪、プログラムが止まってしまう不具合もでます。合議制も諸刃の剣です。)
2011年 米長永世棋聖 vs ボンクラーズ ボンクラーズの圧勝。
※:この頃からでしょうか、AI将棋は事前貸出して、プロに十分指せる時間を与える事、その後のソフトの変更は不可という強く、棋士有利のルールに変更されています。次々と大人の事情が入り込んできます。
2012年
<第2回電王戦>
プロ棋士 勝敗 コンピュータ
第1局 阿部光瑠 四段 ○ 習甦(開発者:竹内章)
第2局 佐藤慎一 四段 ● ponanza(開発者:山本一成)
第3局 船江恒平 五段 ● ツツカナ(開発者:一丸貴則)
第4局 塚田泰明 九段 引き分け Puella α(開発者:伊藤英紀)
第5局 三浦弘行 八段 ● GPS将棋
プロ 1勝4敗(塚田 九段の将棋は実質負け将棋でしょう。プロならあの場面は投げるべきです。よって負けとします。)このときから、日本将棋連盟の伊藤英紀への露骨な嫌がらせが始まります。(だから日本将棋連盟は嫌いです。悪質です。)
プロボンクラーズ(Puella α) 日本将棋連盟の面子の犠牲になります。
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開発者である伊藤氏が開発を止めました。それ以上に、当初の目的は達したという事でしょう。研究者としてはこれ以上、無駄な開発は止めたという事になります。(その後日本将棋連盟からの嫌がらせが続きますが、、)
2013年
<第3回電王戦>
プロ棋士 勝敗 コンピュータ
第1局 菅井竜也 五段 ● 習甦(開発者:竹内章)
第2局 佐藤紳哉 六段 ● やねうら王(開発者:磯崎元洋)
第3局 豊島将之 七段 ○ YSS(開発者:山下宏)
第4局 森下卓 九段 ● ツツカナ(開発者:一丸貴則)
第5局 屋敷伸之 九段 ● ponanza(開発者:山本一成、下山晃)
プロ 1勝4敗 ソフトも多彩になってきています。特にponanzaの強さが光ります。やねうら王のアルゴリズムは優秀で多くのAI将棋開発者に無料でリソースを提供しています。オープンソース時代の登場です。磯崎元洋氏、伊藤秀紀氏、山本一成氏は日本でも屈指のAI技術者である事は間違いありません。
ここから、伊藤秀紀氏は、電王戦に参加できなくなり、日本将棋連盟との裁判が始まります。
長くなるので、ちょっと小走りします。
2015年
<将棋電王戦FINAL>
余りのトッププロの負け越しに日本将棋連盟が白旗を揚げます。プロとAI将棋との試合を実質禁止します。この時が最後です。
プロ棋士 勝敗 コンピュータ
第1局 斎藤慎太郎 五段 ○ Apery(開発者:平岡 拓也、杉田 歩、山本 修平)
第2局 永瀬拓矢 六段 ○ Selene(開発者:西海枝昌彦)
第3局 稲葉陽 七段 ● やねうら王(開発者:磯崎元洋)
第4局 村山慈明 七段 ● ponanza(開発者:山本一成、下山晃)
第5局 阿久津主税 八段 ○ AWAKE(開発者:巨瀬亮一)
この頃になると、ソフトも様々な派生形が出てきます。実力も一級品とはいえなくなります。やねうら王、ponanzaは紛れもない一級品です。それ以外は、、どうかと。全部、ponanzaかやねうら王で挑んでいれば、結果は自明な結果になったでしょう。日本将棋連盟もその辺りを狙っていたふしがあります。(ついでに、、やなうら王さんも日本将棋連盟から嫌がらせを受けています。)
★:ここで、問題が起きます。AWAKE開発者の巨瀬氏は勝手奨励会の棋士です。そこからAI将棋プログラマーになったのだからたいしたものです。当時、AI将棋には公になっているバグがありました。そこを唯一突いたのが阿久津 八段。多くの棋士はプロの面子にかけて、明らかにAIが側が不利になるという手は選択しませんでした。自分の実力でなんとかしかたったからです。これに対して、もと奨励会棋士の巨瀬は怒って(正々堂々と戦って欲しかったでしょう。)、勝手に投了していしまいます。(この状態で指し手を継続したとして、阿久津 八段が勝てるという確率は低かったと思います。(コンピュータの終盤は超強い))それぐらいしないと、プロのトップ棋士が負けると皆恐怖していた時代です。後味の悪い大会になりました。
日本将棋連盟としては、ほら、人間が強いでしょう。という面子をなんとか保ちたかったのでしょう。なんとも姑息なやり方です。
この時は相当荒れました。ドワンゴさんも運営に苦慮されていました。
2017年
<第2期電王戦>
プロ棋士 勝敗 コンピュータ
第1局 佐藤天彦 叡王 ● ponanza(開発者:山本一成、下山晃)
第2局 佐藤天彦 叡王 ● ponanza(開発者:山本一成、下山晃)
現役の名人位タイトル保持者の新鋭の若手棋士でした。結果はAIの圧勝です。現役の勢いのある新鋭の棋士が完膚なきにたたきのめされたのです。
これ以降電王戦は中止になります。(日本将棋連盟の露骨な圧力)
<参考>
この当時の対戦相手は、初期は人間が(途中で正座しながら寝落ちして気の毒でした。一日中正座して、単なる棋譜を打つ仕事など今から考えたら、あり得ない拷問です。)対局相手をしていました。その後デンソーさんが、ロボットによる棋譜内を行います。最後は光沢を放ったシルバー色の(高度な画像処理認識を持ったロボットアーム)かっこいい工場ロボットアームを改良した自動棋譜打ち機が大活躍します。産業界に与えたインパクトも凄かったと思います。
ponaza開発者の1人山本氏は現在トヨタなどの大企業とのコラボで自動運転その他AI機能を使ったテクノジー開発に貢献しています。
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<日本将棋連盟対伊藤英紀 孤独な対決>
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本家本元の伊藤秀紀氏のブログは現在、ネットから抹殺されているので、上記のサイトを貼り付けます。伊東市のブログには当時の名誉毀損裁判で勝利を勝ち取るまでの内容が赤裸々に記述されていました。日本将棋連盟の露骨な嫌がらせも書いてありました。(伊藤氏は富士通の上級研究者です。将棋のソフトは暇を見つけて作ったにすぎません。本業ではありません。)気に入らないから社会から排除してやるってなんですか?大の大人がやる事ではありません。
私から言わせれば、これは、日本将棋連盟の犯罪(あるいは汚点)といって良いと思います。黒幕の実名を挙げるのは避けます。
こういった、事実は、大手の広告代理店や日本将棋連盟、などにとって都合が悪いので社会から抹殺されます。言論封じは日本で日常に行われています。日本将棋連盟は闇の世界が多過ぎです。(検索しても表には出ません。世の中で言う所の真実はその程度です。)ネットから事実が削除されていきます。やがて人々は忘れます。
三浦棋士のAI利用疑惑も潔白でしたが、渡辺棋士の発言がきっかけで起きています。(世界で一番最初にAI将棋の犠牲者になりかけたというPTSDがあるのでしょう。)もっと言えば、渡辺棋士はお咎めなしで、TVその他の活動が自由に行われています。(良心あるんかしらん?)さらには、AI将棋に負けた棋士に対する嫌がらせ的な事例も多々見受けられます。
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もっと言えば、現在ネットで流行っている「将棋ウォーズ」はプログラムの基幹部分はponanza等のAI将棋です。トッププロがAIに負けてAIを利用した商売しています。まったく腹黒いとしか言いようがありません。(お金儲けしか興味がない。)
なので、人間の指す将棋に全く興味はありません。
↓ 2017年
囲碁棋士達は清く負けを認めています。真摯にAIから学ぼうとしています。AlphaGoは将棋のみならずあらゆるゲームにも対応しています。将棋棋士がGoogleのAIと対局すれば結果は明らか。(2023年の現在では、AIの姿は遙か彼方です。)このときに、同時にAlphaGoは囲碁は引退しています。(機械の方が清い気がします。)
2017年に大きなシンギュラリティーが起きています。日本将棋連盟も認めるべきでしょう。人間が指すのは自由です。愛好者は多いと思います。認知症防止にもいいでしょう。ただ、いつまでも名人だの竜王だのと言って日本独特のタイトル争いをする時代は終わったと思います。一度整理する必要があるでしょう。(世界タイトルにした方がよさそう。)
羽生棋士にいたってはAIと公式の場で対局を避けてきました。昨今の人気の藤井聡太棋士もAI将棋で積極的に学習しています。実際に将棋を指している棋士の皆さんは、日々努力されているので偉いと思いますが、日本は組織を守る習慣があります。時にそれば、組織の成長を阻害する事が多いの実態ではないでしょうか?
日本将棋連盟もそのあり方を変えるべきです。そうでなければ、犠牲になった人々が浮かばれません。(そこまでして既得権益を守りたいのでしょうか。。残念な事です。)組織の役目はお金儲けだけではありません。健全な組織作りを目指すべきです。少なくとも、、現状は健全とは言いがたいと思います。日本の何処の組織にも見られる構図です。出過ぎる杭は打たれる。いつの世も同じです。