恐ろしいぐらいです。
去年、日本中の天文マニアが購入したであろうAM5に引き続き、AM3が発売されていました。
ZWOのAM5レビュー
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ZWOのAM3レビュー(AM5の簡易版)
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波動歯車で動作する赤道儀が25万円(円安なので、、この値段です。円が120円近辺ならもっと安い。)信じられません。日本勢でも50万円以上はするでしょう。価格破壊です。
研究者がこぞって中国に移動するわけです。機材が良い。研究するにはまず機材からです。研究機材がそろわない日本ではまともな実験研究は難しくなります。中国では大量に安く、精密な工業製品が出回っています。
その分、極軸望遠鏡がないとか、細かい不足する部分はありますが、そんなものは安く解決可能です。(自作した方が早いし、外注しても安い)
ZWO
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アマチュア天文関係の赤道儀、フィルター、スマート望遠鏡、冷却CCDカメラ、全てZWOでそろえると格段に安くなります。しかも性能が良い。日本製は品質にばらつきがある上に高価。あれ?いつの間にか昔の逆になっています。世界中のアマチュア天文家がZWOの天文機材でそろえるのは必然です。
波動歯車はハーモニッックドライブのパクリでしょうが、大量生産したもの勝ちです。
ハーモニック・ドライブ
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youtube
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せっかく日本が生き残りをかけて開発した技術がどんどんお隣の国に流れています。防衛費など上げなくてもいいので、知財の流出を防ぐ努力をする。あるいは、ちゃんと特許料をもらう等しないと、日本の製造業はやっていけません。これは国家の仕事です。外交は国家でないと出来ません。時に脅しすかすという荒技も必要でしょう。(特許使用料ちゃんと払え)
その意味では日本の企業は不憫です。国家が後はよろしく。。で終わりです。(民間企業の努力に全く介入しません。)国民の財産、権利を守るのは国の務めです。日本は大半の食料を中国に依存しています。逆に工業製品の基礎開発は、中国は日本に依存しています。ここは日本国政府に実利を取る政策を取っていただきたいと考えます。
現状のまま行くと、、日本発の基礎研究が全てお隣の国渡り、お隣の国を潤すという構図が続く事になります。言うべき事はハッキリと言える関係を構築する必要があります。それも今のうちに、今の国家間の関係はとても歪です。こういったときは、一般的には国家元首が登場してトップ同士で解決するのが本当の外交です。