現在の企業では、カーボンフリー、SDGs。。様々な思想がビジネスモデルとして定着しつつあります。

 

①お店に行けば、SDGsのバッチを必ず付けた社員。社是としてカーボンフリーを掲げられれば、社員は従わなければいけません。御客にも同じように従うように要求します。

 

②コンプライアンス。と強調されて、必ず確認を取る。復唱をする。社内規則に従う。決められたフローチャートに必ず従う必要があります。何年か後でもトレーサビリティによって掘り返される仕組み(ISOモデル)に会社システムがなっているからです。(データは過去に遡って精査されます。)本社が右といったら下部組織は全て右を向きます。

 

人間と機械(AIといより、最近はもはやサイボーグか。)の共存は益々難しくなっているように感じます。決められたフローで手続きをするだけであれば、AIシステムがあれば事足ります。(人は不要。)

 

人中心社会にしたいのか、ロボット(AI)がやりやすいように、人がAIに寄り添うのか、(この場合は ロボット(AI)>>人間性=人はロボットに取って邪魔な存在になります。)はその社会が決める事でしょう。

 

現代社会システムは、人間個人の思想にかかわらず、人間個人の意思の有無に関係無く、システムに合わせて行かざる得ない状況になりつつあります。(システム>>人間性)

 

AIシステム(というより、上意下達で論理的思考ゼロの社会。無条件で信じる宗教もどきのドグマによって社会は動いています。)の絶対性が人間性より価値を持つような社会の誕生です。

 

既に、大手の会社のシステムはそうなっています。もはや人間に意思決定権などありません。お客様の為にためになるための提案すら出来なくなってきています。そうなると、、人(営業)は必要か?という基本的問題に突き当たります。(お客様の為になる事すると=コンプライアンス違反となります。とても矛盾しています。企業の方が偉いというのが現代社会の認識でしょう。)

 

現行、NHKでもアナウンサーのAI音声が実施されています。(音声の著作権はまだ確立されていません。)会社がやっている事が正しくないと疑問をもった時に、その間違った行動を正すシステムが存在していない事が問題です。(日本の場合は、既存の司法にしても検察にしてもそれらを正すシステムが崩壊している(そもそも形骸化しています。)事が問題です。)

 

(1)会社で決まっている規則。自分では明らかにおかしいと思うし。。なんとかしてあげたい。

  まだ、救われます。あなたは人間です。

(2)会社でこう決まっているから、御客の事など無視して本社を向いてただ、黙って従う。

  あなたは、ロボットです。既に会社に必要のない人材です。時代の波に飲み込まれてください。そんな事はロボットがやります。やがてクビになるでしょう。

 

日常の仕事の仕方を見れば(1)(2)のどちらかの選択を毎日行っているはずです。今後、お客様に寄り添った対応のできる接客が限りなくゼロに近づく気がします。本来の日本の文化にも反しますが、事実行われているので止めようがないでしょう。日本の美徳も過去のものです。人間味に溢れて人々に喜ばれる事をする事が悪とされる時代です。(人のエゴも絡んできますが。。昨今の事情は救いようがありません。)

 

従来、モラルという名の下に、社会(地域社会)がその役割を担ってきましたが、現在の価値観はそれらを排除します。科学的手法としてクリティカルシンキングがありますが、一方で、会社ではクリティカルシンキングは好まれません。会社においては、むしろ思考しないロボット的な人材が好まれるからです。

 

社会が益々ギスギスした世の中になって、全て機械化されて人間中心の社会ではなく、機械中心の社会に移行しつつあります。大会社の経営者の方々はそんな社会を望んでいるのでしょうか?昨今の事情を見るに付け、人間中心の暖かい社会を創造しようという大企業は少数派に見えます。

 

むしろ中小の企業が頑張っています。あるいはVCが頑張っています。その中小企業も淘汰されつつあります。VCもなかなか理解を得られません。

 

現代社会のロボット化システム化は避けれません。いずれ人間が排除されるでしょう。一番非合理で、矛盾の塊が人間だからです。大きな社会の流れとしてはそんな風に感じています。

 

コストの問題ではないと考えます。人間として尊厳を保ちつつ。どうやって一生を過ごすか?今一度真剣に考える必要があるでしょう。人々の絆が益々希薄になりつつあります。