11日JAXAサイトに、クリティカル運用期間の終了について掲載されています。
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※1 クリティカル運用期間
ロケットからの衛星分離後、太陽電池パドルの展開や姿勢制御系を定常運用で使用する制御モードへの移行など衛星が安定して安全な状態を維持でき、かつ軟X線分光装置(Resolve)の冷凍機が安定動作するまでの期間。
とあります。
冷凍機が安定動作した事が大きいと思います。JWSTにも冷却用ヘリウムが搭載されています。
ただし、その冷却ヘリウムも3年かけて蒸発していきます。
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そのため、設計寿命は3年となっています。(実際はもっと長期運用できます。)
Resolve
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日本国内では、日本のロケット技術について、好意的に伝えない風潮が強いですが、日本は衛星の運用についても様々なノウハウを有しています。また、経験豊富な技術者も多い。最終的には国民にどこまで理解力があるかでしょう。
もう少し辛抱すれば、明るい未来が見えています。個人的には結構楽観しています。アメリカも欧州も日本のロケット開発には協力的です。単独で宇宙開発は出来ません。各国の協力と各国の国民の理解が必要とされています。