今年はどこもイベントが復活しています。賑わいを見せていますが。。

 

コロナ禍前の記事です。

 ↓ 2017年1月25日

 

人手不足は今に始まった話ではありません。地方には若者はいません。それでもイベントを強行します。さらには、ユネスコ無形文化遺産としての認定を受けようと躍起です。国から補助金が出ます。引くに引けなくなります。挙げ句の果て。。イベントが中止などという最悪の状況に陥ります。

 

人手もなく、お金もなく、賑わいだけ取り戻す事は不可能です。コロナ禍でも有効だったのは、「何を残して」「何を辞めるか」です。今まで無駄だった事はバッサリ辞める良いチャンスだったと考えます。地方の自治体の苦悩が復活し始めました。。

 

 ↓ 2018年3月22日

 

徳島市。阿波踊り。2018年で破産騒動に発展しています。

 

---------------------- 抜粋します。

観光客120万人超なのに「補助金入れても大赤字」の謎

----------------------

 

誰かがお金を中抜きしています。

 

---------------------- 抜粋します。

運営側が、ひとたび赤字補填のために補助金や委託事業をもらってしまうと、それが当たり前のようになり「補助金や委託事業ありきの運営体制」になってしまいます。さらに何をやるのにも補助金をあてにして運営する人々ばかりとなり、「稼ぐプログラム」を考えられる人材が運営組織内からいなくなります。結局、集客の核となるイベントや集客施設を支える事務局は、補助金漬けでも大赤字に。その一方で集客した人たち相手の宿泊業や飲食店、メディア事業などを営む事業者は儲かるという「フリーライド(ただ乗り)構造」が成立。政治的にも「行政が赤字を支えるのは仕方がない。民間が儲かるのだから」と支持してしまう。

 

どこの地域の祭りやイベントにも、常識に照らせば「おや、これはおかしいのでは?」と疑問がわくような「闇」があります。しかし、昔から続くものであればあるほど、その闇は地域の「常識」となり、誰かがそれを変えようと手を出せば、利害関係者から批判されます。結局は「おかしい」と思っていても誰も手を出せず、運営赤字は放置され、行政の負担は拡大し、儲かるところが潤うだけの不均衡な構造がそのまま継続され、負のスパライラル(連鎖)は拡大していきます。

------------------------------------------

 

私の街も大きな祭りがあり、各町内が山を出します。この維持費が高額です。昔からの素材を使っているのでなかなか手に入りません。大変です。昨今では、手子さんと言って山を動かす若い人も集まりません。(どの業界も賃上げしています。)ご祝儀といってもしれています。結果、赤字になるのは自明です。後継者も育ちません。

 

イベントただ乗りは頂けません。市もちゃんとお金を取るべきでしょう。ボランティアではありません。休日も無料で労働を強いられます。これ、労働法違反です。

 

コロナ禍で、イベントが中断され、うやうむになっていた事が、ここに来て吹き出してきています。

 

今年の阿波踊り。

  ↓

 

厄介な闇(利権)の事情が表に出てきています。2018年の時点での指摘がそのまま改善される事なく、むしろ悪化しています。これ、真剣に取り組んだ方が良いと考えます。少なくとも郷土愛のある方々が立ち上がって、改革する必要はあるでしょう。(当然、市議会議員さんも絡んできます。田舎ほど利権は強い。)

 

外野に取っては人ごとです。勝手な事を言います。自分達が住む街は、自分達で変えていかないと、永遠に変われません。

 

テレビ局も余り本当の事は伝えたくなさそうです。取り上げるべきでしょう。メディアの役割は真実を報道する事です。歯切れが悪すぎます。

 

どの地方でも大なり小なり起きている問題です。祭りの主催者側も大変です。こういった行事は半ば強制です。昔からの仕来りが物をいう世界です。

 

それにしても、、いまだにこんな事が許されるんだ。。ちょっと信じられません。